【生の食事を食べるから元気になる】
健幸料理家・健幸アドバイザー 佐藤周生です。
今回は、「消化負担を軽減できる流行料理」を伝授します。
まず、消化負担の話です…
私たちのカラダは、基本的に食べ物を消化する際に体内で生成される「消化酵素」を使って消化(分解)しています。
また、「消化酵素」は”生の食材”の中にも含まれています。
なので、生の食材を多く食べると食材の中の消化酵素が、体内の消化酵素の補助となって働いてくれるので(すべてでは無い)、体内の消化酵素を使う量を減らすことができます。
要するに『生のものを食べると消化負担を軽減できる』。
生ものとは果物全般・生野菜全般・生の肉魚、と酵素を含む発酵食品全般です。
ですが、
煮物・炒め物・揚げ物といった、みんなが好きな「加熱食」ばかり食べていると、体内の消化酵素だけで食べたものを分解することになり、
『消化負担が大きく』なります。
なぜなら、消化酵素は加熱すると(50℃以上)、その働きを失うからです。
簡単に言ってしまうと食材を加熱すると消化酵素は無くなる。
なので、加熱された料理…加熱された食材の中には、消化酵素がほぼ存在しません。
(※温度や加熱時間によっては残る場合もある)
ですから、加熱食が多い食事では、消化を補助するための消化酵素が摂れないので、体内の消化酵素が大量に分泌、消費され、消化にかかる負担が大きくなるということです。
さらに消化酵素が大量に分泌されると、体内のもう1つの酵素、「代謝酵素」の分泌量が減ってしまう…
「代謝酵素」は、代謝活動(生命活動)に欠かせない酵素で、
その働きの中で多くを占めるのは【カラダの回復】です。
「代謝酵素」の分泌量が減ってしまえば、代謝活動が低下し、体が十分に回復できなくなり、体調不良⇒病気に繋がってしまう場合もあります…
というのが、この話↓です。
まとめると、健康なカラダを目指すなら、食生活において「生食」を増やすことが何より大事、ということです。
自然の動物って生物しか食べないでしょ?
肉食動物は生肉、草食動物は草類、お猿さんやチンパンジーは果物を多く食べますよね。
もちろん、私たち日本人の祖先、縄文人でも、シカ・イノシシなどの肉や魚介類など焼いて(加熱食)食べてはいましたけども、
実は、それほど多くは食べて無く、自然の木の実や根菜、果物を主食にしていたという説もあります。
実際、わたくし、以前は鶏肉料理やスイーツが好きで、めちゃくちゃ加熱食を食べていましたが、
酵素栄養学を学んでから、食事に果物や生野菜など生食を増やすようになって、お通じが1日2回に出るようになりました(便のにおいも大きく低下。(もし、便のにおいが強い場合、腸内が腐敗している可能性が高い))。
かなり腸内環境が良くなったのではないかと思います。
他にも目覚めが良くなったり、頭がクリアになったり、疲れが溜まらなくなったりなど、めちゃくちゃ調子がよくなりました。
ですから、自然の動物と同じように、できるだけ日々の食事に生の食物を増やせば、多くの酵素が摂取でき、代謝活動が高まって、健康な体になっていくわけです。
特に生の野菜、生の果物は酵素の塊りみたいなものですからね。
ということで、
今回おすすめの料理は、加熱しない野菜一品…
「無限!白菜のツナ塩昆布和え」
ここ数年「無限○○」という料理が流行っているのをご存知ですか。
無限キャベツ、無限きゅうり、無限もやしなど。
この「無限」というのは、
「かっぱエビせんのように食べ出すと止まらなくなる」とか、
「誰でも箸が進んでしまう」
といった意味合いがあるようです。(料理研究家のリュウジさんが考えたらしいです)
わたくしも元料理人として、流行には乗り遅れない方がいいかなと思いまして(笑)、
考えたのが「無限白菜」こと「無限!白菜のツナ塩昆布和え」です。
ざく切りした白菜を塩もみし、塩昆布・ツナ(缶)を加え、胡麻油としょう油で味付けするだけ。
若干濃い目の味付けなので、ごはんのお供として、お漬物の代わりとして、酒の肴としても味わって頂けます。
何より、加熱することなく、塩もみするだけなので、白菜に含む消化酵素がたっぷりそのまま摂取できます!
しっかり消化負担の軽減になる!ということです。
「無限!白菜のツナ塩昆布和え」の試作中、調味料の微調整を行ったので、「こりゃ箸が進む味になったわ」と、我ながら満足の味になりました。
”無限”の味、その美味しくなるポイントは「胡麻油」だと思います。
胡麻油の風味というのは、食欲をそそられますよね。
白菜は間もなく旬が終わり、苦みが出てくるので、今のうちに「無限!白菜のツナ塩昆布和え」を作って、
”無限の味”を楽しんで頂きたいです。
レシピ見て下さい!
↓↓
【材料】(3~4人前) | 分量 | 備考 |
白菜 | 中5枚(400g) | |
塩昆布 | 10g | できれば 無添加のタイプ |
ツナ缶(70g缶) | 1/2缶 | オイルタイプ |
粉かつお節 | 小さじ1杯 | |
濃口しょう油 | 小さじ2杯 | |
胡麻油 | 小さじ2杯 | |
塩 | 2つまみ |
1、白菜(中5枚)は、縦半分に切り、茎の部分は5mm幅に、葉の部分は1cm幅に切ります。
2、ボウルに切った白菜と塩昆布(10g)を入れ、塩(2つまみ)を加えて、軽く揉みながら混ぜます。
※全体に塩が絡むようにしっかり混ぜる。
3、塩が混ざったら、このまま10分置きます。
4、ツナ缶の油分を切っておきます。(ツナは半分だけ使用)
5、10分後、白菜がしんなり柔らかくなったら、搾って水分を切ります。
※白菜がつぶれない程度の力加減で、強めに搾る。
6、粉かつお節(小1)、胡麻油(小2)、濃口しょう油(小2)を加えます。
7、混ぜます。
調味料が全体に絡んだら出来上がり!
※味見して味が薄いようなら、少~しだけ濃口しょう油を足して下さい。
8、食べる分だけ小鉢に小高く持って完成です!
お好みで、すり胡麻や海苔を加えても美味しいです。
ごはんのお供や漬物代わりになる、ちょっと濃い味付けの簡単一品です。
1週間ほど日持ちするので、多めに作り置きしてもOK!
キャベツや玉ねぎでも出来るので、是非作ってみて下さい!
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