南瓜とミックス豆のマセドアンサラダ

【サラダ】じゃが芋などを角切りにしてマヨネーズで和える『マセドアンサラダ』!これを「かぼちゃ」と「ミックス豆」で作った野菜の甘味と食感を楽しめる簡単サラダです!

【何十回も失敗して悔しかった思い出のサラダ】

健幸料理家 佐藤周生です。

今回は「南瓜で作る栄養たっぷりサラダ」を伝授します。

「かぼちゃ」と言えば、ベータカロテンという栄養素を多く含むことで有名ですよね。

ベータカロテンは体内に入ると酵素分解でビタミンAに代わります。

このビタミンAに体内の細胞を傷つける「活性酸素」を取り除く抗酸化作用があります。

要は老化防止になると。

他にも粘膜や皮膚の働きを促進するためウイルス感染を防ぎ、風邪をひきにくくします。

とにかく、病気を防止し、健康に生きるために必須の栄養素が「ベータカロテン」であり、コレが南瓜に多く含む分けですね。

で、他の野菜もそうですが、ベータカロテンなどの栄養素は「皮」にも多く含んでいます。

これ意外と知られていませんが、南瓜の皮の場合、実の部分に含む量の2倍、ベータカロテンが含まれているのですね。

ちなみに種に絡みついた「綿」の部分にも実より多いベータカロテンを含むので、

できれば、料理する時は「皮」も「綿」も使って食べて頂きたい。

とは言え、皮に関しては農薬の心配もありますし、何より皮は”硬い”ので食べにくさがある…

また、綿の部分は熱の通りが早く、崩れやすいので料理の見た目が悪くなることも。

そこは、調理でいろいろ工夫が必要ですから、ちょっと面倒です…

ということで、

今回に関しては、調理の工夫が不要な皮も綿(タネも)も取り除いた簡単な「かぼちゃ料理」をお勧めしておきます。

実の部分だけも十分多くのベータカロテンが含まれていますからね。

そのかぼちゃ料理が『南瓜とミックス豆のマセドアンサラダ』

マセドアンサラダ(マセドニアンサラダ)とは、具材をサイコロ状に角切りにしてやわらかく加熱し、マヨネーズで和えたサラダのこと。

このサラダは私が高校(調理科)の時、洋食の授業で最初の頃に学んだサラダでして、おそらく洋食では基本的なサラダの1つになるんだと思います。

また、調理師免許の実技試験で課題だった料理なので、何十回も作って失敗し悔しくて、凄く印象に残ってます。

切り方や茹で加減で食感や見た目の仕上がりが大きく変わるので、当時の私にはすごく難しかったです。
(もちろん試験は合格!)

ただ、それは試験で作るマセドアンサラダの話ですから家庭で作る場合、そこまで仕上がりにこだわる必要はないです。

南瓜がちょっとくらいやわらか過ぎてもOK。

食材を加熱して冷まし、マヨネーズで和えるだけ…

ハッキリ言って簡単!

通常は、じゃが芋をメインに胡瓜や人参を使うのですが、今回は「秋」ということで、

じゃが芋の代わりに『かぼちゃ』を使ったマセドアンサラダになってます。

甘いかぼちゃがメインですから、少し甘みの強い仕上がりに。

じゃが芋で作るマセドアンサラダとは違った美味しさです。

で、さらに栄養素UPのため「ミックスビーンズ」も加えました。

ちょっと硬い食感が加わり、南瓜のやわらさと合わさってバランスのいい食感で楽みながら食べて頂けます。

私、マセドアンサラダ自体、何十年ぶりかに作ったので、調理中なんだか楽しかったです。

失敗した時のこと思い出しますからね(笑)

試食して思ったのが甘いサラダではありますが、ミックスビーンズを加えたことによって、豆の味も強く感じて、あまり甘みが際立ってな無かったです。

かぼちゃを使ったサラダ全般、甘味が強いので、その甘みが苦手な方もいらっしゃると思いますが、

『南瓜とミックス豆のマセドアンサラダ』に関しては、甘みが際立たない分、意外と食べやすいんじゃないかと思います。

レシピ、ご覧下さい!
↓↓

【材料】2~3人前分量備考   
南瓜(中)1/10コ(150g)
人参1/3本(35g)
胡瓜1/2本(60g)
ミックスビーンズ1P(50g)
飾りサラダ適量サニーレタス、レタス、
赤玉ねぎ、赤パプリカ、
スプラウトなど
マヨネーズ30g
黒コショウ小さじ1/3杯
乾燥パセリ少々

1、飾りサラダを仕込んでおきます。
画像のサラダは…
1口サイズにちぎったサニーレタス・フリルレタスと薄切りしてササっと洗った赤玉ねぎ・赤パプリカと根を切り落とし洗ったスプラウトを混ぜたもの。

2、即席蒸し器を準備します。
蓋付き鍋に湯を入れ、湯の中に小皿を沈ませ、その上にザルをのせて弱火にかけておく。
(湯の量は小皿にかぶるくらい)
※鍋に入るザルがない場合は、中皿でもOK。
⇒こちらも参考に。

3、南瓜は、1cm幅の角切り(サイコロ型)に切ります。

4、人参も1cm幅の角切り(サイコロ型)に切ります。

5、南瓜・人参を蒸し器(沸騰状態)に入れ、中火で5分蒸します。
※”蒸し”加熱することで”茹でる”より栄養素を失う量が少ない。

6、蒸している間に胡瓜を1cm幅の角切りにします。

7、ボウルに入れ、塩(1つまみ)を加えて混ぜ、10分おきます。
※水分を抜く作業。マヨネーズと和えた時、ベチャつかないようにするため。

8、5分蒸して南瓜がやわらかくなっていれば先に取り出します。
※ボウルなどに取り出す。
人参はやわらかくなるまで時間がかかるので、さらに3分蒸します。

9、人参もやわらかくなったらザルごと取り出し、南瓜と共に自然に冷まします。
※団扇で仰いでも冷ましてもOK。

10、ミックスビーンズはササっと洗って、水分をふき取っておきます。

11、胡瓜も水分をふき取っておきます。

12、南瓜・人参が冷めたら、ミックスビーンズ・胡瓜と合わせ、マヨネーズ(30g)、黒コショウを加えます。

13、マヨネーズが全体に絡むように混ぜます。
混ざったら出来上がり!

14、中鉢に飾りサラダを敷き、中央に(13、)を小高く盛ります。
乾燥パプリカ(少々)をふって完成です!

じゃが芋はもちろん、さつま芋・里芋・長芋…芋類なら何でも作れるので、いろいろ試しても楽しいと思います。

今回の南瓜やさつま芋などなら甘みが強い味が楽しめて、それら例外ならポテトサラダのような食べやすい味で楽しんで頂けます。

是非、作ってみて下さい。

舞茸味噌のこんにゃく田楽

きのこ餡のニラ玉天津飯

関連記事

  1. 甘長とうがらしと豚肉のごま味噌炒め

    唐辛子なのに辛くない!?炒め物おかず...佐藤 周生です。今回は、簡単にできる炒め…

  2. 本格味のさんまの山椒煮

    お手軽なのに本格味の「常備肴」とは?佐藤です。今回は、「冷蔵庫に常備できる”酒の肴”」を伝授し…

  3. 彩り生野菜のそうめんサラダ

    「生野菜を食べる理由はこっちが大事」佐藤 周生です。「生野菜の摂取を怠れば、体のエ…

  4. さばのウコン揚げおかずサラダ

    【肝臓を助けるレシピ】健康料理家 佐藤周生です。今回は、「サバと身近に手に入る香辛料の”あ…

  5. 冬野菜と豚しゃぶの温サラダ

    鍋風に食べる!超熱々の温サラダとは?佐藤 周生です。今回は、「熱々過ぎる温サラダ」…

  6. 春キャベツのシャキシャキサラダ!熱々木の芽ドレッシングで

    熱いドレッシングとは?佐藤です。今回は、「超簡単!ホットドレッシングのシンプルサラ…

  7. ランチめし献立3「チャンポンにゅうめん」と「水菜といり玉子のサラ…

    「そうめん使い切れ!」佐藤です。「野菜まみれのそうめん献立」を伝授します。…

  8. 塩さばとカボチャの柚子胡椒蒸し

    【柚子胡椒のこんな使い方!】健幸料理家 佐藤周生です。今回は「塩サバで超!簡単蒸し…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最新記事

カテゴリー一覧

厳選レシピ&健康情報

2023年11月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
PAGE TOP