「運を呼ぶには「ん」を食べましょう!?」
佐藤 周生です。
今回は、「運を呼び寄せる年越し蕎麦」を伝授します。
年末、大晦日に食べる物と言えば「年越し蕎麦」ですが、そもそも、これどんな意味があって食べるのかご存知でしょうか?
これ、諸説ありまして、私が一番しっくりきた年越し蕎麦を食べる理由は、
【蕎麦は切れやすいので、一年の苦労や厄災をさっぱりと断ち切って良い新年を迎えるために食べる…】
ここでいう「蕎麦」は、蕎麦の実ではなく麺の蕎麦のことを指しますが、当たり前ですけど、小麦100%ではなく「そば粉」が入るので、非常にちぎれやすい。
生そばを茹でたことがあれば分かると思いますが、ゆで上がったそばを冷水で冷ます際、やさしく混ぜないとけっこうちぎれるのですね…
そば粉100%の10割蕎麦なら、なおさら…
その千切れやすさ…「切れやすさ」から年の終わりに蕎麦を食べて、厄災を断ち「切って」来年を迎えましょう、ということ。
そういった意味で年越しには「蕎麦」を食べるようになったみたいです。
で、厄災を断ち切るついでに、来年良い年にするための「運(うん)」を招くような「年越し蕎麦」になればもっと食べる価値が上がりますよね。
そこで、今回のおすすめするのがこれ!
「ん」をたくさん食べて「運」を招く!「年越し蕎麦」
日本は古来から「ん」のつくものを食べると「運」が呼び込めると言われていまして、
それはたくさんの種類を食べると効果的とも言われています。
本来は冬至の日に食べるのが正しいのですが、大晦日でも「ん」がたくさん付く物を食べれば何かしらご利益はあるかと…
ということで、「ん」がたくさん付く食べ物を年越し蕎麦に加えます!
「ん」が付くものは、けっこう限られるのですが、
野菜は、「人参(にんじん)」「南瓜(なんきん)」「蓮根(れんこん)」「銀杏(ぎんなん)」
その他では「金柑(きんかん)」「寒天(かんてん)」「うどん(うんどん)」ですね。
ちなみに「冬至の七種」と言われているのは、その七種。
なので、「運」をたくさん呼ぶという意味では、蕎麦より「うどん」のほうが良かったりします。
でも、それだと「年越し蕎麦」ならないので麺はそのまま「蕎麦」。
かけ蕎麦をベースに、南瓜・蓮根・銀杏をフライパンで焼いて、人参は千切りにして飾りに…
これだけでも「ん」が8個も食べられるので、運を呼べそうです。
野菜は蕎麦出汁で焚いても良かったのですが、野菜は焼くと香ばしくなって美味しいので今回は焼いてみました。
油のコクも加わって美味しいです。
あと、これは直接食べないのですが、今回、出来上がりの撮影の際に「南天(なんてん)」を横に飾ってさらに2つの「運(ん)」をプラスしてみました。
もし、家の庭に「南天」があれば飾ってみて下さい。
「ん」は多いほどいいです。
この年越し蕎麦、ベースは「かけ蕎麦」なので、いつもお伝えしている「出汁12:みりん1:淡口しょう油1」の「だし」で簡単に美味しく作れます。
鍋だしと同じですね。なので美味しさ保証済み…
まさか、このブログを見ている方が「出汁12:みりん1:淡口しょう油1」の合わせだしを作ったことがない方はいないと思いますが…
それでは、運を呼ぶ込む!「年越し蕎麦」のレシピ、公開します。
↓↓
【材料】(1人前)
ゆで蕎麦…1玉
蓮根(大)…輪切り2枚(50g)
南瓜(1/4カット)…2枚(50g)
ぎんなん…5コ
人参…輪切り5枚(10g)
刻みネギ…少量
油…小さじ1杯
【蕎麦だし】
割合「出汁12:みりん1:淡口しょう油1」
水…360cc
粉カツオ節…小さじ2杯
みりん…大さじ2杯(30cc)
淡口しょう油…大さじ2杯(30cc)
この年越し蕎麦で、一年の苦労・厄災を断ち切り、たっぷりの「運(うん)」を呼びよせてから、新年をスタートさせて頂きたい…
来年もみなさんが安全で幸せな1年を過ごせますように願っております。
いつも美味しいレシピありがとうございます。
年越し蕎麦の蕎麦つゆ作りました(^^)
来年は簡単なお節料理(お雑煮のレシピ)を教えてくれたら嬉しいです。