これだけで旨い!鶏もも肉の竜田揚げ

シンプル=旨い鶏の唐揚げ

佐藤です。

今回は、リメイクレシピを公開します。

2014、7月に公開した、
「下味が”しょうゆ味”だけの鶏もも肉の竜田揚げ」です。

何か1つの料理にこだわると、どうしても色々と手を加えたくなります。

「これを入れると風味がよくなるみたいだ」
「これとこれも加えてやろう」
「あれを入れてみよう!」

私が今までに作ってきた料理の中では特に「鶏の唐揚げ」がそれに当たるような気がします。

実際、「鶏の唐揚げ」の下味に

「”リンゴ”がいい」と聞けばリンゴをすりおろして入れて、
「玉子を入れるとまったり美味しい」と聞けば玉子を入れて…

あれやこれやと加えてだんだん複雑に…

確かに美味しくはなりますが、複雑になりすぎてなんとなく「ボヤけた味」になっていったような気がします。

でも、自分の中では

「これが最高!、だれにも真似できネェぜ!」

と思っているのでそれを続けるわけです。

「鶏の唐揚げには”これ!”と”あれ!”と”これ!”を入れたら絶対旨い!」と…

が、実は、「鶏の唐揚げ」はシンプルな下味方が旨かったりするのですね。余計なことをしなくても…

私は岡山に帰ってきて働き出したお店で、下味に濃口しょう油だけを使った「鶏の唐揚げ」を教わりました。

岡山の「高取醤油」(字が違うかも?)という、塩味が抑えられたほんのり甘味があって深みのある香りがする「濃口醤油」です。

これを下味に使った「鶏の唐揚げ」が、こういう時は
「自分が知っている”唐揚げ”のほうが旨い」と思っているので、
「しょう油だけ?そんなもの旨んかいな…」と思って信じないのです。

ですが、反対意見をもったところで、やっぱり食べてみればすぐ分かる。

塩、コショウも無し、酒も無しなので濃口醤油の風味をダイレクトに感じ鶏肉とベストマッチ。

噛んが瞬間に肉汁の旨味と共に醤油の味が舌に絡みます。

これ、和食で言えば基本の揚げ物「竜田揚げ」ですね。

私は、あれこれと手を加えて複雑になった鶏の唐揚げと、シンプルな醤油味だけの竜田揚げをお店で何度も食べ比べてますが、やっぱりシンプルな方が美味しいですね。

鶏肉に濃口醤油を入れて混ぜるだけ。
(キッコーマンさんの濃口しょう油でOKですよ)

簡単に作れます。

シンプル鶏から揚げ、

『鶏もも肉の竜田揚げ』のレシピ公開です!
↓↓

【材料】(1人前)
鶏もも肉…200g
濃口醤油・・10cc
おろし生姜・・3g
片栗粉…・・20g
キャベツ…大3枚
揚げ油…500ccくらい
(加工オリーブオイル、無色胡麻油などがおすすめ)

1、キャベツは10cm角に切ります。

(付け合せ野菜)
2、冷水でササっとすすいで、水気をきり冷蔵庫で”シャキッ”とさせておきます。
3、鶏もも肉は皮と反対の方から縦に1cmの深さで切込みを10箇所ほど入れます。

(熱の通りを早くする作業)
4、6等分に切ります。
5、裏返して皮の方に包丁の先で数ヶ所つき刺し、さらに熱が通りやすくします。
6、ボウルに鶏肉を入れ濃口醤油、おろし生姜を入れてよく混ぜ、10~15分寝かせます。

(鶏の臭みを抑えるため生姜だけ入れてます)
7、その後、片栗粉を丁寧にまぶします。

この時、鶏肉を平らに広げておいて下さい。

(薄く平らであれば、速く熱が通ります)

※片栗粉をまぶす前に鍋に500ccくらいの油を入れ準備します。

弱火で熱しておけばスムーズに揚げる作業に入ることができます。
8、鶏肉を揚げていきます。

菜箸を油の底まで突っ込んで箸から細かい泡がたくさん出てきたら適温(170~175度)。

鶏肉を入れます。

全部入れたら”中火”にします。
9、2分~3分後、裏返します。

(低温から揚げ始め、熱が通る頃に180~185度の高温になっているのが理想、”カラッ”と揚がります、

「低温から高温」が”カラッと揚がる”コツです”)
10、反対側も2分揚げたら、キッチンペーパーを敷いたバットなどに取り出します。
11、”キャベツ”をお皿に盛ります。

手前に”鶏の竜田揚げ”を盛り付けて完成です!

キャベツに付ける「もろみ味噌」もお好みで添えてください。

(キャベツの酵素は肉の消化を助けます、一緒に食べて下さい)

今日は、しょう油だけ、シンプル味の”鶏の竜田揚げ”作って下さい!

塩をほんの少~しだけ付けながら食べると鶏の旨味がアップ!

さらに美味しく食べれます。

「さっぱりで食べたいな」って時は、大根おろしと刻みネギの入ったポン酢をかけて食べてみてください。

これも旨いです。

是非是非!鶏もも肉を準備して作ってみて下さいね。

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