【食の健康法だけではプラスにならない】
健幸料理家・健幸アドバイザー 佐藤周生です。
今回は、特に女性の方に非常に関連が深い話です。
とはいえ、
読み終わる頃には男性の方にも全く関係ないわけではないことが分かると思いますので、是非と周りの方に教えてあげて頂きたい…
それは、タイトルの通り…
「化粧品は老化の原因になる」です。
ちょっと「食」と離れますが、「健康」の視点から見れば、非常に重要なこと。
いくら「食」の素晴らしい健康法を実践しても、食と別のところで健康にマイナスになることをやっていては、プラスマイナス「ゼロ」…
場合によってマイナスに。
食の健康法でプラスするはずが、無駄な努力になってしまいます。
ですから、食以外のところでも「健康にマイナス」になることはできる限り避けて頂きたい。
ということで、
今回は「化粧品で老化する」、化粧品の何が問題で老化が進んでしまうのか?
をお伝えしていきます。
◆短期的にはメリット、長期的にはデメリット
化粧品の何が問題か?
もうお気付きだと思いますし、知っているかもしれません…
それは「添加物」。
加工食品同様、化粧品の多くは、様々な添加物が加えられています。
清涼感を出す、色を付ける、香りを付けるなど、様々な添加物が配合されることで、使いやすかったり、化粧のノリが良くなったりします。
そういった使用感がよくなる短期的なメリットがある反面、長期的にはカラダに害になるものが多い…
特に「保存剤」です。
具体的な保存剤を挙げていきます…
1、ブチルヒドロキシアニソール
ブチルヒドロキシアニソールは、酸化防止剤の一種で一部、加工食品でも使われています。
化粧品自体の劣化を防ぐ成分。
だから、長期間使えるわけですが、この成分には「発がん性」があります。
老化云々ではなく、もう病気に直結している成分です…
成分表にブチルヒドロキシアニソールの記載があれば、避けたほうがいいです。
2、ポリエチレングリコール
化粧品の成分に「PEG」という記載があれば、ポリエチレングリコール。
保湿剤の成分で、肌の潤いを保つ効果があります。
実はこれも発ガン性がある…
PEGの記載の横には数字が書かれていますが、この数字が小さいほど肌に浸透しやすい。
特にPEG12以下はかなり刺激が強いと言われてます。
PEGが入ってないほうが良いですが、多くの化粧水に入っているので、完全に避けるのは難しいかもしれません。
なので、せめてPEGの数字が多い化粧水を選べば少しマシだと思います。
3、パラベン
バラベンは様々な化粧品に入っているので、ちょっと詳しくお伝えしておきます。
バラベンには抗菌作用・防腐作用があり、化粧品の品質を長持ちさせる効果があります。
化粧水などに入ってますね。
しかし、これが皮膚の細胞を破壊してしまうのです。
京都府立医科大の吉川先生のチームの研究で明らかになっていますが、
バラベンを肌に塗って紫外線を当てる、塗らずに紫外線を当てるという実験で、
塗らなかったほうの肌細胞の死亡率は6%…
ところがバラベンを塗ったほうの肌細胞は死亡率はなんと19%。
さらにバラベンを塗ったほうの皮膚では、老化原因物質の「脂質過酸化物」が3倍も発生していたことも分かっています。
バラベンが入った化粧水を塗ると保湿効果はあるものの、紫外線に当たってしまえば、皮膚を老化させる「毒」に豹変するということです。
たくさん塗るほどそのリスクは増していきます。
バラベンは多くの化粧水に入っているので、避けるのは難しいです…
4、フェノキシエタノール
実は、バラベンの有害性が化粧品業界に広まり、代わりに「フェノキシエタノール」という防腐剤が使わるようになっています。
しかし、そのフェノキシエタノールが安全じゃない…
バラベンより毒性が強いのです。
例えば、皮膚感作反応の症例が報告されていて、アレルギー性皮膚炎を発症する可能性もあります。
結局「防腐剤」を完全に避けることは不可能に近いのかもしれません。
◆毒性は他にもたくさんある…
今回は、毒性の高い防腐剤を4つ取り挙げましたが、
これだけではありません…
ホルムアルデヒド 酢酸ベンジル 鉱油(ワセリン) アルミニウム・ジルコニウム、アルミニウム化合物 コールタールなどなど、
多くが危険な成分ばかり…
挙げればキリがないくらいです。
例えば、その毒性はアルツハイマー、乳ガン、すい臓ガン、神経毒、免疫器官の悪影響…
すぐにそういった症状が出るとは限りませんが、
「知らないうちに進行しているかもしれない」
という危機感を持つことが大事ではないでしょうか?
◆化粧品に添加物がたくさん使われる理由
そもそも化粧品にはなぜ、防腐剤を含めた添加物がたくさん使われているか?
それは、使った人が即効性の美肌効果を実感させるため…
肌のハリや弾力が出て、シワが薄まって、美肌になったという実感。
これが無ければ、商品として認められませんし、売れません。
だから、効果がすぐに出るよう、大量の添加物を使うわけです。
そして、その大量の添加物は肌の老化を加速させいるのです…
肌が老化する大きな原因は「酸化」です。
これは以前にもお伝えしましたが、その大元となる原因が活性酸素。
化粧品に含む大量の添加物は「活性酸素」を発生させる原因になっているのです。
肌を若返らせるために使っている化粧品が、
実は長期的には肌を老化させているわけです。
◆おすすめは…
いろいろ取り挙げましたが、1つ1つ確かめるのは大変です…
特に安い化粧品ほど成分の中に「毒」となる添加物が多く使われている可能性が…
なので、私がおすすめしたいのは、
【酸化防止剤が入って無いオーガニック系の化粧品】や、
【天然成分だけで作っている化粧品】を使う…
オーガニック、自然の成分で作る化粧品なら安全ですよね。
(すべて100%安全とは言えないので、よく確かめて自己判断で選んで頂きたい…)
⇒こちらのWEBサイトが参考になると思います。
◆最後に
化粧品は毎日使うもの。
食事と同じで体への影響は大きいです。
なぜなら、水道水に含む「塩素」と同じで、人間は皮膚からもそういった悪い物質を吸い込んでしまうからです。
まさに化粧品は1度付けたら、ほぼ1日付いたままですよね。
どれだけの量の「毒」が吸い込まれているのか?
ちょっと想像してみて下さい…
実際、ある研究では「化粧品が乳ガンの原因になっている(カドミウムなど)」と言っています。
防腐剤のブチルヒドロキシアニソールに発がん性があることも考えれば、当たり前なのかもしれません…
これを避けるためのオーガニック・天然成分の化粧品は比較的高価ですが、
健康を優先するならそういった安全なものを使うべきではないでしょうか。
乳ガンになれば、高価な化粧品以上の高額な医療費がかかります…
これ、女性の問題だけではありませんよ。
男性の場合は「整髪料」や「シェービング洗剤」など。
利用している方は、少なくないと思います。
整髪料などにも防腐剤が含まれていますから、頭皮・顔の皮膚などから吸い込んでしまう。
男性も他人ごとではないということです。
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