早く料理ができる当たり前!?のコツ
佐藤です。
今回は、「料理を高速で作る”コツ”」を紹介します!
私は、この”コツ”をしっかり意識できるまで、効率の悪い作業をしていました…
私が若い頃、「創作料理店」でいっしょに働いていた1つ歳下の調理師さんは、おっとりした性格でゆっくりと仕事をする人でした。
私は、その人と真反対で、セカセカ機敏に動いて仕事をするタイプ。
なので、当時、その人を見てると「とろとろしやがって…」といつもイライラしてました。
しかし、例えば、営業時間帯に3つ注文が通って全部作り終えるまでの時間はその人と私はほぼ同じでした。
それどころか、たまにその人の方が早く作り終えることもありました。
私は「なんでや?」と思いその人の仕事をよ~く見るようになり、あることに気付いたのです。
「猛烈に効率の良い仕事をしている」
私は、手早く動いて1つ1つの作業をパパっとやる仕事のスタイルでしたが、それでも自分の中では効率良く仕事をしているつもりでした。
でも、その人に比べると無駄な動きをしたり、時間のかかる方法で料理していたことに気付いたわけです。
それからは、「もっと無駄を省いて、短縮できないか」と意識して考えるようになり、今まで以上に高速で仕事を終わらせることができるようになりました。
あなたもこの「効率よく作業をする」を意識すると30分かかっていた料理がら15分でできるようになります。
(料理によって変わります)
早く作ることができれば、自信が付いて時間のかかる料理でもめんどくさいと感じないようになくなります。
とはいっても、『効率よく』がよく分からないと思います。
そこで、その具体的な”コツ”を1つ紹介します。
それは、
『同じ作業は、まとめてやる』
です。
例えば、今日お伝えするする
「根菜たっぷり豚汁」
は、6種類の野菜を使います。
この中で、玉ねぎ、大根、人参、牛蒡、は、”皮をむく”作業があります。
この”皮をむく”という作業をまとめてやってしまうわけです。
玉ねぎの”皮をむく”、大根の”皮をむく”、人参の”皮をむく”、牛蒡の”皮をむく”、この「皮を剥く」という作業を全部終わらせる…
野菜1つの皮を剥いたら、すぐ切って…切れたら次の野菜の皮を剥く⇒切る…というやり方ではなく、皮を剥く必要がある野菜は、先に全部皮を剥いてしまうわけです。
それが終わってから”切る”作業に移る。
この方法を行なえば、手を止めて別の作業に移る時間や野菜によってはアクで手が汚れるので、手を洗う時間、手を拭く時間などが短縮できます。
おそらく、「そんなの当たり前だろ」と思ったかもしれません。
しかし、料理経験40年以上の私の母親でも作業をよく見ていると「”効率よくやる”そんなん当たり前!」といいながら、玉ねぎの皮をむいてすぐ切る作業に入って、また大根の皮をむいて切って、人参の皮をむいてそれから切って…
と非常に効率の悪い作業をしています。
「どうやったら早く終わらせられるか?」を常に意識していないと自分で気付かないうちに時間のかかる作業で料理をしてしまうのですね。
『同じ作業は、まとめてやる!』
全部できてますか?
もしかしたら、できてない作業もあるかもしれないので、今後は意識してやってみて下さい。
今回の「野菜たっぷり豚汁」ような野菜の多い料理なら、その意識づけの練習ができるので、おすすめです。
では作り方みて下さい!
↓↓
【材料】 (1~2人前)
豚バラ肉スライス…80g
大根…大1/10本(150g)
人参…小1/2本(50g)
牛蒡…1/3本(50g)
玉ねぎ…1/4コ(50g)
板こんにゃく(200g)…1/4(50g)(石灰抜きしてあるもの)
水…1リットル
合わせ味噌(麦味噌)…40g~45g
(どんな味噌を使うかで全体の味が変わりますので40gは目安です)
粉かつお節…大さじ1杯と1/2杯
刻みネギ…適量
一味唐辛子…少々
まず、大根(厚めに剥く)、人参、玉ねぎの皮を剥いておきます。
(人参とゴボウに関しては、皮を剥かなくてもOKです、人参の皮はやわらかく、ゴボウは皮に旨味があるので。
基本的に皮に栄養が多いです。大根も玉ねぎも…)
こういった食材の多い料理を作る時も、”皮をむく”作業をまとめてやればスムーズに早く作れます。
『同じ作業は、まとめてやる!』
を意識してみて下さい。
「考える」ことはめんどくさいのですが、「どうやったら早くできるか?」を考えてそれを見つけることができれば、最終的にはあなたが楽になります。
『同じ作業は、まとめてやる!』
意識してやってみてく下さい。
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