「ガンを防ぐ!大根の健康パワーとは?」
佐藤 周生です。
私、調理師現役だった頃は、”焼き魚に大根おろしを添える”理由は、
「ただ相性がよくて美味しくなるから…」
と思ってました。
しかし!
健康法、栄養学などいろいろ調べているうちに”焼き魚に大根おろしを付けて食べる”「本当の理由」がわかったのです。
それは、
【大根に多く含まれる「ジアスターゼ」とういう消化酵素が、焼き魚の”焦げ”に含まれる発ガン物質を消してくれる】
という効果。
焼き魚に大根おろしを添えるのは「相性が良いから」とか「美味しいから」というのも間違いではないのですが、
『健康のため』というのが本来の理由だったわけです。
ですから、焼き魚につける大根おろしは、ガンを予防してくれる”魔法の野菜”ということになりますね。
また、たんぱく質を分解するプロテアーゼや脂肪を分解してくれるリパーゼという酵素も大根には含まれているので、たんぱく質、脂肪が多い魚の消化を促進してくれます。
この効果も非常に重要。
たんぱく質、脂肪は消化されにくいので、大根の酵素はすごく良いわけです。
現代はいろんなものを食べますから意外と消化不良になっている方が多く、カラダに様々な負担を与え、病気に繋がっていると言われています。
で、
大根をすりおろすのはちょっと面倒ですが、魚が美味しくなるでだけなく、健康効果もあることを思い出して頂ければ、さほど面倒に感じなくなると思います。
それでも面倒なら、ぶつ切りでもOKです。食べないよりマシなので。
たっぷり添えて食べて頂きたいです。
今回は、その大根おろしをたっぷりのせた、
「さばの塩焼き」を絶妙の焼加減にする焼き方で紹介します。
(※今回はガスコンロに装備されている”グリル”で焼く場合の方法です)
では、ご覧下さい。
↓↓
【材料】 (1人前)
塩さば…半身
(塩味がついているもの)
大根…1/5本くらい

ザルに空け、水分を少し切っておきます。
(あまりしぼりすぎると栄養分も捨ててしまうことになります)

盛り付けやすいように(焼くと崩れやすい)盛り付け面が最後に上を向くように裏側から焼いていきます。

強火のまま、キツネ色がつくのを目安に7分くらい焼きます。
始めはグリルの中が温まっていませんから、焼きあがるのに時間がかかります。

時間は3~4分くらい焼くと思います。
表面を焼く時間が短いのは、裏面を焼いている段階でグリルの中が温まり、蒸し焼きの状態になっていため、7割は熱が通っているからです。
それに皮の面は脂分が多く、すぐに焦げてしまうからです。

レモンなどのかんきつ類を搾って食べるのが最高です。
レモンは臭み消したり脂分を和らげたりする働きがありますし、清涼感が出ますから口の中がさっぱりします。
【魚の焼き方のポイント】
ポイント1
他の料理でも同じですが、やっぱり火加減です。
ポイント2
裏面7~8分、表面3~4分、合計10~12分
この時間をかけてキツネ色がつく、焼き加減にするのが目安であり、いちばんの”コツ”です。
この時間をかけることで中心まで熱が通ります。
ポイント3
グリルを使う時、始めは強火で焼くと説明しましたが火力の強いグリルを使っているなら、始めから中火にした方がいいですね。
熱が通る前に焦げてしまいますからね。
このポイントに気をつけて焼き魚を焼いてみてください!
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