切れ端が美味しい一品に!?
佐藤です。
「今日は何を作って食べようか」
とスーパーに買い物に行く。
鮮魚のコーナーには美味しそうで、きれいに切って盛られた刺身がたくさん並んでいて、
「美味そう!」と思わずその刺身に手が出て買って帰る。
こういう時の夕めしは食べるのが楽しみになりますよね。
刺身は、わさびとしょう油を付けて食べれば十分食美味しい料理。
ですが…
これ、ちょっとあるもの加えて食べるとさらに美味しくなる方法があります。
この方法、「ハマチ(ブリ)の刺身」によく合う。
その”あるもの”とは…
『大根おろし』
大根のけんといっしょに食べるのとはまた違います。
大根おろしは軽く搾っておけば、スポンジのような役割をします。
脂ののったハマチやブリは多めのしょう油を付けて食べると美味しく感じます。
ですが、ハマチの脂分はしょう油をはじく。
しょう油がしっかりハマチに絡んでくれないわけです。
そこで、スポンジの役目をする大根おろしにしょう油をたっぷり吸わせます。
で、これをハマチ一切れにのせて食べる。
脂分の多いハマチには多めのちょうどいいしょう油加減になります。
また、大根はハマチ(ブリ)と相性が抜群!
これ、”味”の相性もありますが、大根の「シアスターゼ」という消化酵素はたんぱく質や脂肪の消化を助けますし、腸の働きもよくしてくれます。
栄養効果の面からみても”相性”が良い理由がよく分かると思います。
是非!
ハマチの刺身にはしょう油を吸わせた大根おろしをのせて食べて下さい。
大根の瑞々しさがサッパリ感を与えてさらに美味しく感じます!
これが「刺身を美味しく食べる2つの方法!」の1つ目。
で、もう1つの方法。
2つ目は、刺身を美味しくする「胡麻わさびしょうゆ」
これは、練り胡麻(当たり胡麻)または、白胡麻をすり鉢ですったものにわさびと濃口しょうゆを混ぜた簡単な合せ調味料的なものです。
これ、どんな刺身にも合います。
私が今まで試した経験ではマグロが一番合う。
切れ端や中途半端に残った刺身を小さめに切ってその、「胡麻わさびしょうゆ」と混ぜる。
これを海苔をのせたごはんにのせて食べると最高に美味いです!
多分、よくテレビで紹介される「豪華な海鮮丼」なんかよりウマいと思います。
私は20代後半はホテルで修行していました。
大きなホテルでしたので週末には婚礼の宴会が何百人も入ります。
その料理ために数十kgの「まぐろ」を仕入れるのですね。
刺し身用で。
まぐろ1匹の1/4とか…
このまぐろ、刺し身で何百貫と切るとお客さんに出せない切れ端や筋の多い部分がたくさん出てきます。
要は”ヘタ”と言われる刺し身の残りもの。
残りものといっても朝仕入れたばかり、鮮度抜群のまぐろの一部。
最高に旨い。
これを職人技で食べやすく切って「胡麻わさびしょう油」で和えて熱々ご飯にのせる。
まかないで食べてしまうわけです。
これ料理人たちの特権。
忙しい中、おやっさん、先輩、後輩たちと午後3時の遅い昼飯を立ち食べで食べていたのを思い出します…
いまだに忘れられない美味しさです。
ではその、「胡麻わさびしょう油」の作り方を伝授します。
↓↓↓
【材料】(1人前)
白胡麻…15g
濃口醤油…5cc
わさび…2g
(チューブのものでOK)
ハマチの刺身は是非!
”大根おろし”で、食べてみてください!
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