「スムージー」って本当に栄養あるの?

スムージーの最大メリットは「〇素」の働きなのですが…

佐藤です。

今回は、読者さんからご質問頂いたので、回答したいと思います。

それは、

「高速回転のミキサーで作る野菜ジュース(スムージー)」の栄養効果」

についてです…

あなたももしかしたら健康のために作って飲んでいるかもしれませんね。

生野菜と果物などをたくさん使う『スムージー』

現在も流行は続いておりますが…

私、料理のネタ探しで時々書店に立ち寄ります。

で、いろんな料理本を見ていると必ず目に入ってくる「スムージー」のレシピ本。

これ、かなり数が多い。
(書いてあることはほぼ同じですが…)

そんな「スムージー」を作る時というのは、野菜と果物をそのままミキサーでジュースにすると思いますが、本来の「スムージー」というのは、野菜と果物を”凍らせて”ジュースにするのですね。

生野菜や生の果物で作るジュースはないわけです。

で、これは、これで豆知識として、本題ですが…

野菜ジュースを飲む目的は、「普段摂りにくい栄養をたくさん摂りたいから」だと思います。

ビタミン、ミネラル、炭水化物などが摂れることにみんなメリットを感じるわけですが、意外と多くの方が見落としているのが、「酵素」…

野菜や果物を生で食べると「酵素」をしっかり摂ることができる。

「酵素」の働きは消化すること、それ以外にも生命維持に絶対に必要な大事な成分でもあります。

私は、ビタミンより「酵素」の効果の方が価値が高いと思っています。

なぜなら「生」でしか摂ることができないから。

そう『酵素』は、熱に弱いのです…

加熱した場合ほとんど消える…

48度を超えると、働きを失うわけです。

例えば、高速回転のミキサーで野菜ジュースを作った場合、高回転(4000~12000/分)の衝撃で”摩擦熱”が発生します。

よって、その熱のせいで多くの「酵素」の働きが無くなってしまう…

と、多くのサイトでは言われていますが、全ての酵素がその影響を受けるわけではないです。

酵素は3000種類以上あり、低温で活発に働く酵素もあれば、70度、80度の高温でも働いてくれる酵素もある。

例えば、「アミラーゼ」という消化に欠かせない酵素は、65~70度で活発化します。

なので、ジュース(スムージー)にすることで、酵素の効果が薄れる酵素もあれば、高温でも影響を受けない酵素もあるということです。

基本的には、熱に」弱いので、スムージーを飲むにあたり「酵素」の働きを残すためにも摩擦熱が発生しにくい「低速回転のミキサー」がおすすめ。

こういったミキサーを使えば、「酵素」の効果を失う確立を下げられます…

ただ「低速ミキサー・ジューサー」は、高価なものが多いので、高回転のジューサーであっても、できるだけ短時間で作るなど工夫すれば、酵素もある程度残りますし、ビタミンやミネラルなどの栄養に関しては吸収がよくなります。

栄養分というのは、細胞の中に閉じ込められています。

野菜、果物をミキサーにかけると細胞壁・細胞膜が粉砕され、人間が嚙んで食べより、吸収率があがります。

要は、消化が良くなるわけです。

さらにミキサーではなくジューサーを使えば、食物繊維が除かれるので、体への吸収率は上がります。

それから、出来上がったスムージーは、時間を置かず、すぐに飲んだ方がいいです。

酸化が進むと、せっかくの栄養も悪い栄養になってしまいますからね。

摂取が十分ではなくなる。

ということで、
「高速回転のミキサーで作る野菜ジュース(スムージー)」の栄養効果」について、まとめると…

・スムージーの最大のメリット「酵素」は、高温で効果を失うタイプもあれば、温度に関係なく働くタイプもある

・スムージーにする際は、できるだけ摩擦熱を起こさせないようにする

・低速ジューサー・ミキサーがおすすめ

・ビタミン、ミネラルなどの栄養素に関しては、粉砕によって消化・吸収はよくなる

・作り置きは酸化するので栄養の質が下がり、勿体無いので作ったら早く飲む。作りおきはしない…

ということです。

今回の話を参考にして頂き、流行中の『スムージー』を作って、健康の栄養補助のために飲んでみて下さい。

ひじきとちりめんジャコのハーフ&ハーフ玄米ごはん

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