「ついでにやっておく」で5倍”楽”する方法
佐藤 周生です。
4つ目となる、今回の単品食材のお手軽料理は、「厚揚げ」ではなく「油揚げ(薄揚げ)」を使った、
【焼き油揚げ】。
「焼き厚揚げ」というの定番ですが、これを油あげや薄揚げに代える…
油揚げを網でこんがりとキツネ色になるまで弱火でじっくり焼いて、刻みネギ、おろし生姜、カツオ節をかける。
これだけ。
ただ焼くだけの料理・・・
で、濃口しょう油をポタポタたらして食べます。
シンプルな料理ですが口に含んでモグモグすると”油揚げ”のうっすら焦げた部分が程よく香ばしく感じ、
ネギ、生姜、カツオの薬味と濃口しょう油を絡めながら食べることで、その香ばしさを引き立ててくれます。
これは、ビールか日本酒に合う、最高の酒の肴ですね。
もちろん、献立のあと一品に加えて頂いてもOK。
焼き厚揚げの美味しさを思い出して頂ければ、分かって頂けるのではないかと思います。
で、この「焼き油揚げ」は油揚げを切ってから焼くのですが、
今回のレシピでは油揚げ一枚だと量が多いので半分だけ使います。
通常なら残りの半分というのは、冷蔵保存したり、冷凍保存したりすると思います。
使わない食材は、保存するのが当たり前。
が、こういった場面で、ある『調理の心構え』を知っておくと料理作りをあとあと楽にすることができるのですね…
その心構えとは、『ついでにやっておく』…
これ何か?
いろんな場面で使えるのですが、今回の場合、残りの「油揚げを切ってしまう」わけです。
切ってから保存する。
例えば、「味噌汁には油揚げを入れることが多い」という場合は小さく薄切りにしておくとか、
残った油揚げは煮物で使い切ることが多いなら、一口サイズに切っておくとか…
次回の料理を想定しておく必要がありますが、
前もって切っておけば、次に料理する時に切る作業が減って少し楽になりますよね。
なので、今回の料理では、残りの油揚げを次の料理用に「ついでに切って」おくわけです。
切ってあれば、すぐに使えます。
さらに「油揚げ」は油分が多いので、まな板を洗う手間も省けます。
このように調理中の『心構え』として、『ついでにやっておく』を頭にインプットしておくと、料理作りを楽にできるという大きなメリットが得られます。
ですが・・・
『ついでにやっておく』は、言葉にすれば簡単です。
実際、その瞬間というのは、「めんどくさい」「やりたくない」と思っちゃうものです。
でも、その瞬間に「次が楽になるから」と気持ちを少しだけ奮い立たせて「ついでの作業」としてやっておくと上記にあげたように「次の料理が楽」になるわけです。
これというのは、私が板前現役の頃、常に感じていたことです。
例えば、ある食材を切っていてその食材が次の日も別の料理に使う食材だった場合に、
ついでに切っておけば次が楽になります。
しかし、心の中では「めんどくせェなぁ、明日でもできるし・・・」と一瞬思うのです。
でもここで、【ついでにやっておく】の心構えを思い出し、ちょっと気持ちを奮い立たせてその食材をついでに切っておくと実際、次の日が作業が減って思った以上に「楽」になるです。
「嫌だな」と思ったときの気持ちが5倍以上の「楽」な気持ちになるといっても過言では無いです。
「料理を楽にするコツ」は、【ついでにやっておく】の積み重ね、なのかもしれません。
この調理の『心構え』を是非頭にインプットしておいて下さい。
もし仕事ですごく疲れていて、料理する時でも少し楽な気持ちで作れると思います。
では、【ついでにやっておく】を踏まえた「ネギまみれの焼き油揚げ」のレシピを公開します。
↓↓
【材料】
油揚げ・・・1/2枚
刻みネギ・・・少々
おろし生姜・・・少々
花かつお・・・少々
濃口しょう油・・・適量
ただ、焼くだけ作れる簡単一品です。
是非!作ってみてください。
そして、【ついでにやっておく】も、心がけてみて下さい。
少しの「ついでに」の繰り返しが「楽チン」に繋がります…
油揚げの油抜き は 焼く場合はいらないのでしょうか? 確かにこの食べ方の場合、油抜きするとふわっとした感じがなくなると思ってます。
ただ、よく煮物やひじきやおから炒める際に入れるので 一回やったら、ついで作業に油抜きを先にしておいて保存、使うときはその後 刻むなどを
することにしています・ダイエットのためもあって油抜き作業はやったほうが良いのでしてますがどうなんでしょうか??
あと 油揚げ焼くのは栃尾の油揚げがいいです。でかい栃尾の油揚げを焼いたやつを2つに割って 納豆挟んで食べるのがうまいです。