【激熱だけど甘みがたまらん!】
佐藤 周生です。
今回は、「玉ねぎ丸ごと使った田楽料理」を伝授します!
玉ねぎの健康効果はご存知の通り、硫化アリシンによる血液サラサラ効果や悪玉コレステロール低下、
ケルセチンの活性酸素除去効果、生で食べれば消化負担を減らす酵素が摂れるなど、他にもたくさんありますが、
とにかく体に良いので、毎日食べてもいいくらいの野菜ですよね。
しいて言えば、スーパーに並ぶほとんどの玉ねぎは「雄性不稔(ゆうせいふねん)」というおしべが無い奇形の株から育っていることがデメリットかもしれません…(不妊症の原因と言われてます)
これ、詳しく説明すると長くなるので、「ゆうせいふねん」で検索して調べて下さい、たくさん情報が出てきます。(肯定する意見もありますが、私は懸念を持っています)
とはいえ、栄養効果が高いことには変わりないので、こんな料理をおすすめしたい…
『丸ごと玉ねぎの肉みそ田楽』
玉ねぎ丸ごと、皮付きのままオーブントースターで焼いて、焼けたら皮を剥き、特製「肉みそ」をかけるだけ。
簡単な田楽料理!
蒸し焼き状態で加熱されるので、やわらか~く仕上がり、玉ねぎの独特の甘味が際立つ…
この甘みに肉のコクが加わった「肉みそ」が絡む…
素材そのまま、ダイレクトな味が引き立つ「田楽料理」が楽しめます。
1つ、デメリットは時間がかかること。
丸ごとの野菜を加熱する料理は全てそうですが、今回の玉ねぎでも通常なら中まで火を通すのに40分~50分かかります。
これでは、なかなか作る気になれない。
そこで、ちょっと一工夫…
「釘(鉄釘)を刺して焼く」
玉ねぎに釘を刺したその見た目は、ちょっとグロテスクですが、釘を刺して焼くことで釘からも中に熱が入り、早く熱が通る(やわらかくなる)…
そのまま焼くより10分~20分短縮できます。
これは、「串を刺して焼く焼魚」を応用した方法。
お店では通常、焼き魚は串を刺して焼くきます。
串からも熱が伝わって中までしっかり熱が通るわけですね。
こういった工夫で加熱時間を短くして頂きたい。
30分~~40分なら、他の作業をしているうちにすぐ時間が経ちますよ。
玉ねぎは、焼き始めたらほったらかしにできますからね。
なので、「時間かかってめんどくさい!」とはならないです。
わたし、冷めないうちに出来立てを食べましたけど、
玉ねぎの甘みが最高でしたね。
やっぱり、丸ごと料理は中心部分が激熱ですから「ふ~ふ~」して食べないと舌を火傷しそうになります(笑)…
レシピ見て下さい。
↓↓
【材料】(1人前) | 分量 | 備考 |
玉ねぎ(中) | 1コ(180~200g) | 小ぶりの玉ねぎがおすすめ |
刻みネギ | 少量 |
【肉みそ】(5~6人前) | 分量 | 備考 |
鶏ひき肉(もも肉) | 100g | 他のひき肉でも可 |
挽肉用の酒 | 大さじ1杯 | |
麦みそ | 100g | 他の味噌を使う場合は甘味の調節が必要 |
みりん | 90cc | |
酒 | 大さじ2杯(30cc) | |
濃口醤油 | 小さじ1杯 | |
胡麻油 | 小さじ1杯 | |
おろし生姜 | 小さじ1杯分 |

玉ねぎは綺麗に洗って皮付きのまま、細い釘(5cmくらい)を4~5本深く刺します。
※釘を刺して焼くことで釘から熱が中に入り、刺さずに焼くより早く焼ける。
※画像では金串を刺してます。

玉ねぎの上下は、座りのいいほうで置いて下さい。(上下関係なく、あまり動かない向きで置く)
※温度調節できるなら「250℃」で。

とりあえず25分焼いて、串を刺してやわらかさを確かめ、
硬いようなら、さらに5分、10分と焼いて下さい。

鍋に酒(大1)と鶏ひき肉(100g)を入れ、中火で加熱します。(酒炒り)
※酒炒りすると肉の臭みが軽減する。



※沸騰が強すぎると飛び散って、火傷の恐れもあるので火加減を調節する。
※プツプツ小さい沸騰の泡が出るくらいの中火。

※煮詰め過ぎると味噌からくなる。

タッパなど容器に移し変え、完全に冷めてから冷蔵保存して下さい。
※約1ヶ月間、日持します。(水滴など不純物が入らなければ)

出来上がり!

上部を切り取ります。

※下まで全部切らずに2/3で止める(下のほうは繋がったまま)

※皮は付けておく。焦げのこうばしい良い香りがするので。


全体的には時間のかかる料理ですが、玉ねぎを焼いている間に「肉みそ」作ったり、他の作業をやっていれば意外と長く感じません。
玉ねぎは、ほぼほったらかしにできますから。
とにかく、先に「玉ねぎを焼き始める!」ですね。
応用は丸茄子・長芋・カボチャなど…
これらなら、もう少し早く熱が通ります。
是非、作ってみて下さい。
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