【激熱だけど甘みがたまらん!】
健幸料理家 佐藤周生です。
今回は、「玉ねぎ丸ごと使った栄養満点の田楽料理」を伝授します!
玉ねぎの健康効果といえばご存知の通り、独特の辛み成分の「硫化アリシン」による血液サラサラ効果(心臓病・脳梗塞の予防)や悪玉コレステロール低下の効果ですよね。
また、ケルセチン(ポリフェノールの一種)の活性酸素除去効果であったり、
玉ねぎを生で食べることで消化負担を軽減する「酵素が摂れる」など、他にも様々な健康効果がありますが、
とにかく、玉ねぎは体に必須の栄養素が多く、毎日食べてもいいくらいの野菜です。
しいてデメリットを言えば、
スーパーに並ぶほとんどの玉ねぎは「雄性不稔(ゆうせいふねん)」という”おしべ”が生えない(雌しべしかない)奇形の株から育っていることがデメリットかもしれません…(不妊症の原因と言われてます)
「雄性不稔」は、詳しく説明すると長くなるので「ゆうせいふねん」でネット検索して調べて下さい。
たくさん情報が出てきます。(肯定する意見もありますが、私は懸念を持っています)
とはいえ、玉ねぎの健康効果が高いことには変わりない!
なので、こんな料理をおすすめします。
『丸ごと玉ねぎの肉みそ田楽』
玉ねぎを丸ごと、皮付きのままオーブントースターで焼いて、焼けたら皮を剥き、特製の「肉みそ」をかけるだけ。
簡単にできる田楽料理です!(味噌を塗ったりかけたりする料理)
玉ねぎが蒸し焼き状態でゆっくり加熱されるので、やわらか~く仕上がり、玉ねぎの独特の甘味が際立ち、
その甘みに肉の旨味とコクが加わった「肉みそ」が絡む…
素材そのまま、ダイレクトな味が引き立つ「野菜一品」が楽しめます。
それと「加熱する(生ではない)」ので、酵素が摂れない…
よって、消化負担軽減の効果は得られませんが、”丸ごと焼く”ことで栄養素の流出が限りなく少なく、酵素以外の栄養素はしっかり!たっぷり摂取できます!
1つ、調理でのデメリットは時間がかかること。
全ての丸ごと野菜を加熱するような料理に言えることですが、今回の玉ねぎも中まで火を通すのに40分~50分かかります。
そんなに時間がかかるなら、作る気になれない。
でしょ?
そこで、ちょっと一工夫…
玉ねぎに「釘(鉄釘)を刺して焼く」
複数の釘が刺さされた玉ねぎの見た目はちょっとグロテスクですが、
釘を刺して焼くことで釘からも熱が入り、玉ねぎの中心まで早く熱が通る(やわらかくなる)…
釘を刺さずに焼くより10分~20分短縮できます。
これは、「串を刺して焼く焼魚」を応用した方法。
お店では通常、焼き魚は串を刺して焼くきます。
魚に直接加わる熱だけでなく、串からも熱が伝わって中までしっかり熱が通るわけですね。
こういった工夫で加熱時間を短くできるわけです。
玉ねぎは、焼き始めたらほったらかしにできますので、30分~~40分なら他の料理を作っているうちに意外とすぐ時間が経ちますよ。
なので、「時間かかってめんどくさい!」とはならないので、気軽に作って頂けます。
わたし、試作を出来立てで食べましたけど、
玉ねぎの甘みが強烈!予想通り最高の味でした。
やっぱり、丸ごと料理は中心部分が激熱ですから「ふ~ふ~」して食べないと舌を火傷しそうになります(笑)…
玉ねぎの甘みを堪能できるレシピ、見て下さい!
↓↓
【材料】(1人前) | 分量 | 備考 |
玉ねぎ(中) | 1コ(180~200g) | 小ぶりの玉ねぎがおすすめ |
刻みネギ | 少量 |
【肉みそ】(5~6人前) | 分量 | 備考 |
鶏ひき肉(もも肉) | 100g | 他のひき肉でも可 |
挽肉用の酒 | 大さじ1杯 | |
麦みそ | 100g | 他の味噌を使う場合は甘味の調節が必要 |
みりん | 90cc | |
酒 | 大さじ2杯(30cc) | |
濃口醤油 | 小さじ1杯 | |
胡麻油 | 小さじ1杯 | |
おろし生姜 | 小さじ1杯分 |
全体的には時間のかかる料理ですが、玉ねぎを焼いている間に「肉みそ」作ったり、他の作業をやっていれば意外と長く感じません。
玉ねぎは、ほぼほったらかしにできますから。
とにかく、先に「玉ねぎを焼き始める!」ですね。
応用は丸茄子・長芋・カボチャなど…
これらなら、もう少し早く熱が通ります。
是非、作ってみて下さい。
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