【病を生み出す体の酸性化をおさる調理法】
健幸料理家 佐藤周生です。
今回は、
「健康効果に繋がる、梅みそを使った”鶏のみそ焼き”」
を伝授します。
病を抱えていらっしゃる方は多くの場合、体のpH値(ペーハー)が酸性に傾いています。
私のクライアントさん(健康アドバイス)も、何かしら悪い症状を抱えている方は例外なく、体が酸性(pH7.0以下)に傾いてました。
人間の体は本来、中性(pH7.4~7.5 弱アルカリ性)が正常な状態です。
それが酸性の状態というのは、病を治しにくくしますし、次の病気を発症しやすくなります。
これを改善する方法は、やはり普段の食事。
ざっくりお伝えすると、肉や魚(の加工品も)、乳製品や穀類は「酸性食品」なので、まずはこれらを減らすこと。
そして、「アルカリ性食品」である”野菜や果物”などを食べる量を増やせば、徐々に体は中性(弱アルカリ性)になっていきます。
そして、おすすめが「酸っぱい食品」…
例えば「お酢」や「梅干し」。
「えッ?酸っぱいものは酸性では?」と考えるのが普通ですが、それらは体内に入るとアルカリ性に変化します。
お酢や梅干しはアルカリ性食品なのですね。(ご存じの方がほとんどだと思いますが…)
ですから、肉や魚を食べる場合(できるだけ少なく)でも、酸っぱい食品と合わせて食べれば、酸性への傾きを少し抑えることができると。
煮魚に梅干しを入れて焚いたり、焼き魚にレモン果汁やポン酢をかけて食べるというのは理にかなっているわけですね。
で、これを肉でやってみましょう!ということで今回のおすすめが、
『鶏もも肉の梅みそ焼き(梅みそ長芋添え)』
味噌に甘みを付け、ペースト状にした梅干しを混ぜた「梅みそ」を鶏肉に塗ってグリル(トースターでもOK)で焼くだけ!
「梅みそ」は味的にもメリットが…
「味噌焼き」というと、通常は魚や肉をみそ床に漬けてから焼いたり、味付けした味噌を塗って焼いたりします。
どちらの調理法でも美味しいのが、味噌が比較的濃い味なので、食べているとちょっとしつこく感じる場合も….
ですが、「梅干し」を加えることで酸味が出て、あと味がさっぱりする。
しつこさがやわらぎ、食べやすくなるのですね。
食べ終わりも口の中がコテコテしない…
で、問題は「味噌」…
どんな味噌の種類を使うかで、すごく味が変わる…
・塩気の濃い味噌なのか?
・甘みの強い味噌なのか?
多くの味噌を使ったレシピには、味噌の種類の記載が無いです。
なので、私のレシピでは出来るだけ、レシピと同じ味に作れるよう、味噌の種類(大まかな)も記載しています。
(※メーカーや品名で記載すると同じものがない場合もあるので、味噌の種類(麦みそ・米みそ・赤みそなど)を記載してます)
今回の【梅みそ】で使う味噌は「麦みそ」…
麦みそは、比較的甘みが強いので、今回のような味付け味噌に合います。
もし、麦みそ以外の味噌を使う場合は甘みを増やして下さい。
多くの場合、塩気が強い味噌をお使いだと思いますので、甘み(みりん)の量を増やし、調節して頂きたい。
『鶏もも肉の梅みそ焼き』
私、昼めし代わりに『鶏もも肉の梅みそ焼き』を試作&試食…
予想通り、鶏の脂っこさを抑えつつコクを感じ、「梅みそ」のしっかりした味付けと酸味で後味はスッキリしてました。
ごはんと相性抜群のおかずになってましたね。
後味から考えて、酒の肴としても十分おいしく食べて頂けると思います。
何より、鶏肉の酸性を梅干しのアルカリ性によって抑え、カラダの酸性化を少し抑えることができるという点がメリット!
酸性食品の肉でも「使う食品」や「調理法」次第で、少し酸性化を防ぐことができるということです。
で、今回は、あしらい(口直しに添える野菜類)にも「梅みそ」を使ってます。
生野菜をあしらいにしたので、消化負担を若干軽減する効果になりますよ。
「あしらい」の味付けとしても使える「梅みそ」のレシピ見て下さい!
↓↓
【材料】(1人前)
鶏もも肉…1枚(250~300g)
長芋…輪切り1.5cm(40g)
塩…少量
つぶ胡麻(飾り用)…少々
【梅味噌】(4~5回分)
麦味噌…100g(できるだけナトリウム量の少ないタイプ)
梅干し(大)…2コ
みりん…大さじ2杯
(信州みそなど濃い味噌を使う場合は、みりんを大さじ3~4にして下さい)
粉カツオ節…小さじ1杯
豚肉でも美味しくできます。
梅みそは、胡瓜やセロリ、大根、人参、キャベツなどに付けながら食べても美味しいです。
是非、作ってみて下さい。
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