【お客も喜んだ「冷たいネバネバ」で血糖値を抑える】
健幸料理家 佐藤周生です。
今回は、「高栄養価のモロヘイヤと長芋で簡単ネバネバ料理」を伝授します。
モロヘイヤは、かなり栄養価が高いことはよく知られてますよね。
例えば、ベータカロテン…人参で9,100ugですが、モロヘイヤは10,000ugを超えます。(100g中)
ベータカロテンは活性酸素の働きを抑えるので老化の防止に。
また、ビタミンやミネラル分も他の菜っ葉より比較的多く、例えば「カルシウム」は、ほうれん草で40mgですが、モロヘイヤには260mgも含みます。(100g中)
ビタミンやミネラルは炭水化物・たんぱく質・脂質の代謝、体の構成など健康に生きるために欠かせない栄養素。
さらにケルセチンなどのポリフェノールも豊富に含み、ベータカロテンと同じように抗酸化作用になって老化の防止効果に…
そんな「モロヘイヤ」…
旬は7月、8月で、別名「ナガミツナソ」「タイワンツナソ」といったりします。
「モロヘイヤ」という名は、エジプトの呼び名だそうで、アラビア語で「王家の野菜」や「王様だけのもの」といった意味があるそうです。
ですから、昔のエジプトでは、「モロヘイヤは王族しか食べてはいけない!」となっていたと。
希少価値の高い野菜だったということですね。
もし、近所のスーパーで手に入るなら、積極的に食べて頂きたい野菜の1つ。
ということで、今回はそんなモロヘイヤを使った簡単な副菜や酒の肴になる、
「モロヘイヤと長芋のネバネバ旨だし和え」
をご紹介。
モロヘイヤをササっと茹でて叩き、サイコロサイズに切った長芋と混ぜ、合わせだしをかけるだけの簡単な冷製一品です。
合わせだしの旨味でモロヘイヤの青臭さも和らぎ、長芋のシャリシャリ食感がアクセントになって非常に食べやすい一品。
あと、モロヘイヤも長芋も細かく切るほど粘りが出て、そのネバネバ食感も楽しめる…
このネバネバは食物繊維であり、血糖値上昇を抑え、悪玉コレステロール値の低下に繋がる働きがあります。
この一点だけでも「モロヘイヤと長芋のネバネバ旨だし和え」は健康的な料理になっていると言えます。
で、肝心な「味」。
美味しく食べるポイントは、「よく冷やす」ですね。
夏の一品は夏らしく、冷たくしたほうが美味しく感じます。
私、料理人現役の頃は、この料理を付き出し(お通し)でよく作ってました。
器に盛って冷蔵庫でキンキンに冷やしておく…
暑さに耐えながら、店に来てくれたお客さんに提供すると、
「冷たくてさっぱりする!」
と喜んでくれるわけです。
作る側も作り置きできて、すぐ提供できるので楽チン。
メリットの多い一品でした。
何より、お客さんから良い反応が貰えることが嬉しかったです。
作り方も簡単なので、レシピ見て下さい。
↓↓
【材料】(1~2人前)
モロヘイヤ…1束(100g)
長芋(小)…1/6本(100g)
削りカツオ節…少々
【合わせだし】
水…大さじ5杯(75cc)
みりん…大さじ1杯
濃口醤油…大さじ1杯
粉カツオ節…小さじ1杯
合わせだしと混ぜながら食べて下さい。
(味が薄く感じたら合わせだしを足して下さい)
簡単にできるちょっと上品なネバネバ野菜の健康的な副菜一品です。
是非、作ってみて下さい。
【追伸】
こちら↓のモロヘイヤ料理もおすすめです。
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