あなたが使っている”まな板”大丈夫ですか?
佐藤です。
暑い季節は、食物が腐敗しやすく
食中毒が増えます。
『細菌性食中毒の発生件数』
8月が最も増大します。
食中毒の6割は、飲食店で発生して
いるので、家庭ではそれほどでも
ないと思いきや、
家庭での食中毒の発生率は、全体の
1割をしめます。
家庭の食中毒は、症状が軽かったり、
症状として感じないこともあるため、
食中毒だと認識されない場合もあります。
なので、実際は、1割以上発生している
と推測されます。
家庭にも食中毒の危険が常に潜んでいる
のですね。
カンピロバクター、腸管出血性大腸菌、
腸炎ビブリオ、ウェルシュ菌etc…
こういった菌によって食中毒は
発生します。
特に、直接食材を付着させる
『まな板』は気をつけなければ
いけません。
カビや菌を調査している
日本のある研究センターの実験結果
によりますと、
「まな板」の雑菌は”肉類”を切った
直後が最も多く、
牛肉なら、まな板の10cm×2辺りに
24,000個以上の雑菌が付着している
そうです。
まな板の肉汁を布巾などで
拭きとっても、まだ630個以上の
雑菌がまな板に残っています。
このまな板で他の野菜などを
切れば、雑菌が広がり食中毒の
発生率を高めることになります。
肉類を切った後は、しっかり洗剤洗浄
する必要があるのですね。
ですが、
途中で洗剤洗浄を念入りにすると
調理時間が長くなる…
そこで、1つこんな方法があります。
私のレシピをご覧になっている
あなたならお気づきかと思います。
私が伝授しているレシピは、
食材をまな板で切る時、必ず
野菜類から切り始め、肉類(魚類)
を後から切るようにしています。
(※料理によって例外もあります)
この順序で食材をきれば、
肉類(魚類)に含まれる食中毒菌が、
他の材料に付着しないので、
菌の拡大を最小限に抑制できます。
「野菜から切り始め、肉(魚)を
後から切る」
全ての食材を切り終わった後に
丁寧に洗剤洗浄を行なえばいいと
思います。
これで、調理時間も時短になります。
が、
「まな板」も長期間使っていれば、
中まで浸透している”雑菌”もいます。
これも、中毒の原因になりかねません。
洗剤洗浄だけでは取れきれない汚れ、
要は雑菌が残っているわけです。
「黄ばみ」のある”まな板”はやはり
見た目にも気持ちのいいものでは、
ありませんよね。
たまには、普段の洗浄で取りきれて
いない”食中毒菌”を絶滅させるくらい
の「漂白洗浄」も必要です。
そこで、私が店でいつも行なって
いた、
「雑菌皆殺し!効果的まな板の洗浄法」
を暴露したいと思います。
これ、実行すれば食中毒菌は
ほぼ壊滅できます。
(店では毎日行ないます)
まな板の容姿も、真っ白、ピカピカ
頬(ほほ)になすり付けたくなります。
この方法の最後に行なう”ある消毒法”
が雑菌を壊滅に追い込めます。
これ実践すれば、あなたのお家での
食中毒発生率は、限りなく0.00%に
なります。
お店でもこの方法のおかげで食中毒を
出したことは一度もないです。
それでは、詳しい、
「雑菌皆殺し!効果的まな板の洗浄法」
を説明します!
↓↓↓
漂白剤・・・適量
(キッチン「泡」ハイターを使用)
汚いまな板・・・1枚
※今回は片面だけ行ないます。
1、漂白剤をまな板に適量かけます。
(汚い時はたっぷりめに・・・)
「泡」の漂白剤を使いました。
液体でもOKです。液体の場合、
裏に記載の使用法をみて薄めて使って下さい。
2、漂白剤をたわしで、まな板全体に広げます。
(漂白剤が手に付かないようにして下さいね、
手が荒れますので)
汚い部分は、たっぷり付けておきましょう。
3、”ここポイント!”です。
ラップをちぎって、まな板全体に貼り付けます。
”ピッチリ”とまな板の表面に貼り付けて下さい。
表面が乾きにくく、漂白の効果が十分発揮できます。
このまま30分~1時間おきます。
※キッチンペーパーをまな板にのせ、漂白剤をかける方法もありますが、
時間が経つとカラカラに乾いてしまい綺麗にならない場合があります。
4、鍋に湯をたっぷり沸騰させます。
5、30分~1時間ラップを外します。
6、水を流しながらタワシでゴシゴシこすり、
漂白剤と汚れをしっかり洗い流します。
7、表面のヌルッとした感じがある程度取れたら、
完全に沸騰した湯をまな板全体にかけます。
(湯沸し機の熱湯(最高温度)をかけてもOKです)
30秒~1分かけてゆっくり少量づつかけます。
これが「雑菌を壊滅させる消毒法」です。
雑菌のほとんどは、熱湯消毒(70℃以上1分加熱)で
死滅します。漂白殺菌の効果と合わさりより効果的です。
調理途中に、まな板を洗う時にもかなり有効な方法です。
8、あとは自然に乾燥させます。
真っ白、ピカピカになりました。
これで、食中毒からは無縁になります。
是非!やってみてください。
まな板洗浄は、漂白剤をかけたら
『ラップを貼り付ける』
これ、覚えておいて下さい。
表面が乾燥しにくいので、しっかり
菌が浮いて、流すことができます。
しかし、これ、
いざやるとなると何かめんどくさい
ですよね。
私もいつもめんどくさいと思って
しまいます。
そこで、1つ有効な方法があります。
ステップ1、
晩めしが出来上がったら、食べる前に
まな板を漂白し、ラップをかけます。
ステップ2、
晩飯をゆっくり食って、ゆっくりくつろぐ。
ステップ3、
重たい腰を上げ、晩めしの後片付け
の前にお湯を沸かします。
ステップ4、
後片付けのついでに、まな板を洗って
熱湯消毒します。
漂白してしまえば、ほったらかしには
できないので強制的に「まな板」を
洗う状況が作れます。
是非!取り入れてみてください。
ちなみに、漂白したままあくる日に
持ち越すとせっかく浮いた菌が、
まな板に戻ってしまい、汚れが取れ
にくくなることもあります。
なにより、気分的な部分でめんど
くさくなります・・・・
すすぎ洗いは、ほんの数分で終わる
作業なのでその時に終わらせてしまい
ましょう!
この記事へのコメントはありません。