「少ない油で揚げ物…後の処理困りませんか?」
佐藤 周生です。
今回は、「少ない揚げ油の処理法」を伝授します。
揚げ物が好きな方や料理によっては「揚げ油」を使いますよね。(揚げ浸しとか)
で、油が残ってしまうと勿体ないので、できるだけ少ない油で揚げようとするのではないでしょうか…
この残油の処理をする際に少ない油ですと、
凝固剤を使うほどの量でもないし、炒め物みたいにそのままシンクに流してしまえる量でもないわけです。
中途半端な量の残油…
「どうしようか?」となる方もいると思います。
そこで、今回はその簡単な「処理法」をお伝えします。
例えば…
これ↑、茄子の素揚げ。
ご近所さんから大量の茄子を頂いたので、「茄子の揚げ浸し」にしようと茄子を揚げたわけです。
で、少ない油で揚げたのですが、中途半端に油が残る…
油の状態が悪く無ければ、炒め物などに使えるのですが、炒め物で使い切れる量でもない…
結局、廃油になります。
(茄子の場合、かなり油を吸い込むので、ものすごく中途半端に油が残ることもある)
凝固剤入れるほどではないけど、そのまま流すには多い…
では、この少量の廃油はどのように処理すればいいのか?
一番のおすすめは、これ!
キッチンペーパーで吸い取ってしまう。
油の量によっては、たくさんのキッチンペーパーが必要かもしれませんが、
これが一番手っ取り早い。
粗熱がとれたくらいが吸い取るベストタイミング!
油が高温のままペーパーで吸い取って捨ててしまうと、自然発火の恐れがありますし、
逆に完全に冷めてしまった油は、キッチンペーパーがなかなか吸い取ってくれない…
なので、ちょっと冷めたくらいがいいです。
完全に冷めたら、袋などに入れて捨てる。
さらに自然発火予防のために水を少しかけておくと安心です。
もう1つは新聞紙で吸い取る方法。
ただ、キッチンペーパーほど吸収力は無い…
といっても新聞紙なら大量に使っても、勿体なくないのでバサバサ使えますよね。
私が修行したお店では、少ない廃油の時はこの方法で処理してました。
揚場のコンロ周りの乾拭きにも新聞紙は便利でした。(揚場なので、周りも油まみれになりますから)
結構、手軽に綺麗になります…
で、しっかり油を吸い取ったら、後は通常通り洗剤で綺麗に洗って、良く乾かす。
(やわらかいスポンジで)
補足としては、
油を吸い取ったのち、さらにしっかり残りの油を「拭き取っておく」ことで、洗う際に少ない洗剤で済みます。
ちなみにフライパンは、洗剤で洗わないほうがいいという方もいますが、フッ素加工の場合は油分が付いたままですと劣化の原因になります。
早く寿命が来てしまう…
洗剤で洗わないほうがいいのは「鉄のフライパン」。
こっちは基本的には水洗い(湯洗い)でOKです。
油の付きが多そうな場合は、少し洗剤を使ってもいいです。
いかがでしたでしょう?
この方法は普段からやっている方もいるかもしれませんね。
で、もし、「揚げ物は片付けが大変」と思っている方は、今回の方法を知っておけば、さほど片付けが大変に感じなくなると思います。
油の飛び散りに関しても、コンロ周りを囲む「油跳ねガード」など使えば、それほど汚れないかと…
ごくたまには、「揚げ物」も良いかと思います。(逆に揚げ物多い方は減らして下さいね。頻繁に食べると、消化の負担が大きいので)
ということで、
少ない廃油の処理は、「キッチンペーパーで吸い取る」。
是非、やってみて下さい。
夏の揚げ物なら「茄子の揚げ浸し」もおすすめ!
作り置きお総菜に最適です。
↓↓(画像または料理名をクリックして下さい)
こちら↓は揚げずに「焼く」、茄子の「焼き浸し」。
海老のだしが美味しく仕上げる「コツ」です!
油を捨てるのにも凝固剤さえ売っていない海外在住者です。量の多い時は油を濾して石鹸にしてますし、少ない時は乾燥させたコーヒーカスで擦って油を吸わせてゴミとして捨ててます。油脂がすっかり取れる上に汚れも擦り落とせるので災害時に水がなくても洗える方法です。残ったコーヒーカスは水洗いで落ちるし、キャンプ場で水がなければ乾いた布で拭き取っても綺麗になります。