”計り”を使わず美味しい春の鍋…
佐藤です。
今回は、「春野菜を使った簡単な鍋」を
伝授します。
私のブログをご覧になって下さっている
方は、すでにこれを熟知され、日頃から
活用してくれている思います。
それは、【鍋出しの割合】
ですが、最近、ブログを見てくれる
ようになった方もいらっしゃるので、
再度、【鍋出しの割合】について
話しておきたいと思います。
すでに活用されている方は、復習と
して読んで頂けるとありがたいです。
で、
【鍋出しの割合】ってなんですか?
というと・・・
市販の鍋出しの素など使わずとも
美味しい「鍋のだし」が安定した味
で、自分で作れることができる方法。
鍋専用のだし汁を作る時の『型』のことです。
安定した「味」とは、要するに毎回同じ
「味」にできる、美味しい「味」が自分
で再現できるわけです。
【鍋出しの割合】を知っておけば、
調味料の微調整など必要ありません。
「もうちょっと、しょう油入れたほうが
いいのかな?」
「甘味が足りない?」
「あれ?ちょっと辛いなこれ・・・」
など迷ったり、失敗することがなくなり
ますし、味付けに迷う時間も省くことが
できます
その【鍋出しの割合】とは『12:1:1』
「だし12:みりん1:淡口しょう油1」
出汁と調味料をこの割合で合わせる
だけ。
出汁は、昆布とカツオ節で取った出汁が
がベストですが、水と出汁の素でもOK
です。
例えば、30㏄くらい液体が入る
玉じゃくしがあるとします。
この玉じゃくしを使い、
鍋に出汁を12杯、みりんを1杯、
淡口しょう油を1杯…というふうに
入れて合わせるのですね。
例えば、4人前、5人前…もっとたく
さんの鍋出汁が必要な場合は70㏄、
80㏄入る大きな玉じゃくしを使えば
いいだけ。
玉じゃくしの大きさが変わっても、
「出汁12:みりん1:淡口しょう油1」
という”割合”で合わせるので「味」は
まったく同じになります。
全体の量が変わるだけ。
応用としては・・・
ちょっとだけ鍋出汁の量を増やしたい
場合は「1.5倍」で考える。
「出汁12:みりん1:淡口しょう油1」
を1.5倍すれば、
「出汁18:みりん1.5:淡口しょう油1.5」
となります。
この割合で玉じゃくしで量って入れれば
いいだけです。
出汁は18杯、みりんと淡口しょう油は
一杯と半分、
という具合ですね。
例えば、全体の量が300ccで少ない
と感じるなら「1.5倍」にして450㏄と
増やせます。
逆の応用としては、「0.5倍」にする。
「1/2」にするということです。
少ない量にしたい場合は、
「出汁6:みりん0.5(1/2):淡口醤油0.5(1/2)」
の割合にすればいいわけですね。
もちろん、増やしたり減らしたりしたい
場合に、玉じゃくしを大きくしたり、
小さくしたりする方法でもOK!
「出汁12:みりん1:淡口しょう油1」
の割合さえ間違っていなければ
「味」は同じになりますから。
何だか、料理でなく算数の授業のように
なりましたが、
「割合」さえ知っておけば、調味料を
ちょびちょび、ちょびちょび入れて、
「あ~じゃない、こ~じゃい」と時間
をかけなくて済むのですね。
また、玉じゃくしで1杯、2杯、3杯…
と数えるだけ、計りも必要なしです。
これで、楽に美味しい「鍋」が食べら
れるようになります。
しかも、自分で作れるから、スーパー
で「”鍋出し”の素」を買わなくて済むのです。
で、おすすめは、春野菜を使った鍋。
「新じゃが芋とヤングコーンと若布の
シャケ入り”春”満載鍋」
です。
新じゃが芋、ヤングコーン、若布を
たっぷり使い三種の春野菜が満載。
野菜だけだとちょっと寂しいので
”シャケ”を加えました。
これで、ボリューム満点。
定番の「鍋」では使わないような
春野菜が入るので新鮮さを感じられる
と思います。
・・・・
日中は暖かいですが、まだ夜が寒いので
私、この鍋を作って食べました。
あっさりの鍋なので、この時期に食べ
やすく、ごはんが進みましたね。
でも、そろそろ鍋のレシピの紹介も
終わりにしようと思います…
最後の鍋レシピは、この先です。
↓↓↓
【材料】
シャケの切り身…1枚(120g)
新じゃが芋(小)…3個(120g)
ヤングコーン…3本(25g)
ほうれん草…1株(40g)
茹でわかめ…20g
豆腐…1/3丁(100g)(300gの豆腐)
《鍋出汁》
「だし12:みりん1:淡口しょう油1」の割合
水…420㏄
(もしくは、水420㏄+だしの素2つまみ)
みりん…大さじ2杯+小さじ1杯(35㏄)
淡口しょう油…大さじ2杯+小さじ1杯(35㏄)
※30~35cc入る玉じゃくし(レードル)がもしれば、その玉じゃくしを使って水12杯、
みりん1杯、淡口醤油1杯と数えて鍋に入れるだけなので楽に鍋だしを合わせることができます。
”割合”が同じなので「味」は変わりません。
1、新じゃが芋は、皮をよく洗い、芽をくり抜きます。5㎜幅の輪切りにします。
(”芽”はピーラー(皮剥き)の角に付いているくり貫き部分を使えば簡単にくり抜けます)
2、鍋(小鍋)にだし420㏄、みりん、淡口醤油(各大さじ2+小さじ1)を
合わせ強火にかけます。切ったじゃが芋を軽くすすぎ洗いして、鍋に入れます。
3、沸騰してきたら、弱火に。コトコト小さい泡が出る状態の火加減に調節し、
新じゃが芋が軟らかくなるまで焚きます。
4、ヤングコーンはヒゲが付いていればを綺麗に取り除き、縦二等分に切ります。
5、切ったヤングコーンも鍋に入れます。
6、ほうれん草は根元を切り落とし、綺麗に洗います。
束ねて4cm幅に切ります。
7、豆腐は、3~4等分に切ります。
8、わかめは、束ねて4cm幅に切ります。
9、シャケの切り身は、大きな骨が付いていれば削ぎ取り、
4等分に切ります。
10、新じゃが芋を食べてみて軟らかくなっていれば、豆腐、シャケを入れてさらに焚きます。
11、1分ほど焚いたら、ほうれん草、わかめも加えます。
13、ほうれん草が軟らかくなれば出来上がり!火を止め完成です。
熱々のうちに食べて下さい。
スーパーで新ジャガイモを見かけたら作ってみて下さい。
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