皿洗いで火傷のような「手荒れ」

「洗剤は極力薄めて使って頂きたいんです…」

佐藤 周生です。

あなたは、”乾燥肌”ですか?

私は、乾燥肌です。

特に手荒れが、ヒドイです。

冬、水道水が冷くなった瞬間に手が荒れてきます。

クリームなど塗ってケアしても、手の甲の皮膚が4、5箇所パックリ裂けて軽く出血します。

これ、「調理師になって水をよく使うようになったから」手が荒れるようになった訳ではないのですね。

高校1年の夏でした…

私は、自宅から20分位のところにある創業20年のステーキレストランでアルバイトを始めました。

そのお店のウリは、ハンバーグと厚切りのステーキでハンバーグはもちろん「手ごね」の手作り。

ステーキのこだわりはソース。

特に「和風ソース」は美味です。

玉ねぎ、ニンニクなどをミキサーにかけ細かく粉砕してから鍋に入れ、しょう油など和の調味料を加えてグツグツ何時間も煮込む。

ステーキのソースは種類が選べるのですが、圧倒的にその「和風ソース」を選ぶお客さんが多かったです。

それほど旨い…

また、手作りのクリームコロッケも美味しい。

手作りですから、ホワイトソースもバター・小麦粉・牛乳から作ります。

で、そのホワイトソースを硬めに仕上げ、クリームコロッケのベースに仕上げて、冷蔵庫で保存。

オーダーが通ってからそのベースを綺麗に俵型に丸めてパン粉を付けて揚げるわけです。(冷やすと固くなるので丸めやすい)

かなり本格的なレストランですが、雰囲気的にはお客さんがファミリーばかりなので、

「高級なファミレス」といった感じです。

私、小学生時から料理やっていたので家庭料理はある程度できるようになっていましたが、

そういった本格的なお店の調理場で料理の補助をするのは初めての経験。

始めにやった仕事は、和風のステーキソースの仕込み。

玉ねぎの皮を剥く作業から。

簡単な作業と思いきや、量が凄まじく約10kgです。

玉ねぎ10kgというと中くらいの大きさが一個大体200gなので、

おおよそ50個…

それ、バイトに入るたびに剥かされました。

始めの頃はダラダラとゆっくりやっていたので1時間かかってました。

上下は部分を包丁で切ってから皮を剥くので、その切った部分から玉ねぎ特有の成分が出て、

涙はボロボロ出るし、アクで手も痒くなる。

そんな仕込みのあとは、営業に入りオーダーが通れば盛り付け作業。

この店、変わったお店で焼きたてのクソ熱いハンバーグを手でステーキ鉄板の上にのせるのです。

当たり前ですけど無茶苦茶アツい。

ほんと、なんで手でのせるのか、意味が分かりませんでした…

手の皮膚をイジメているかのように…

玉ねぎのアクでかゆくなり、熱々のハンバーグを手つかみで半火傷状態…

私の手の皮膚はダメージを受けまくってました。

そして、駄目押しがこれでした…

アルバイトと言えば「皿洗い」。

古いお店でしたから、食器洗浄機などありません、全部手洗いです。

ステーキの油やソースで油だらけになった皿、鉄板などが洗い場に戻ってきます。

そんな油をしっかり落とすため、洗い場のシンクには熱湯に近いお湯溜め、さらにそこに業務用洗剤を薄めることなく原液でドバドバと入れる…

いかにも皮膚を荒らしそうな、熱湯洗剤水の中に手を突っ込んで洗うわけです。

これが、最大の原因となって私の手の皮膚は破壊されました…

2ヶ月くらい経った頃、おそらく手の脂分が抜け落ちたのでしょう、乾くと手のひらの皮がボロボロに剥け、

さらに酷くなって手首から上、10cmくらいの上腕のところまで皮膚が荒れました。

手の平は皮が剥け痛くて、強く握れないほど…

一番ヒドイときは、火傷のケロイドみたいに真っ赤になりました。

ここまでなると、病院へ。

皮膚科でステロイドの入ったクリームを塗る羽目に…

そのアルバイトは、4ヶ月間がんばりましたが、そんな皮がポロポロ剥け落ちるような手ですから衛生的なこともあり、辞めました。

バイトを辞めて、クリーム塗ってある程度は治りましたが、それでは済まず、

後遺症みたいな感じで毎年冬の乾燥する時期になると再発するようになり、なかなか完治しませんでした。

見た目的に正常な状態の皮膚に戻ったのは高校3年になった頃…

でも、完全には治ってないと思います。

料理人になってからも、夏場は何ともないのですが、冬になり水の温度が下がり始めるとすぐに指の皮が剥け出す…

といっても料理の仕事は続きますから、水を使うことは避けられないので、さらに酷くなって赤切れに。

毎年冬は、指に絆創膏が巻かれている状態でした。(調理中は指サックするなど衛生面には気を使ってました)

現役を離れた現在でも、冬場は水を使うことが増えるとすぐに指先の皮が剥け出す。

気にせず、「まだ大丈夫だろ」なんて気を抜いているとあっという間に手の甲が裂けて赤切れになってしまいます。

冬はハンドクリームが欠かせない手になってしまいました。

多分、一生完治しないかと…

あなたも、料理作ったら洗い物しますよね。

その時に「泡立ちが悪い」とかいって、原液の洗剤を大量に使っていると私のようになる可能性もあります。

最近は手に易しい洗剤も増えていますが、皮膚はデリケートなのでちょっとしたキッカケで悪くなることもあるわけです。

また、何年も何十年も洗い物を続けていれば、手の脂分はをジワジワと抜け落ちていきます。

するとだんだん皮膚が荒れくる…

そんな積み重ねのリスクもあるので、

できるだけ洗剤は薄めて使ったり、原液を使う場合でも量を抑えて頂きたい。

それと、「お湯」を使うことも手荒れのリスクになる。

私も冬場はお湯を使います。

水が冷たいので手がかじかんで動作が鈍くなって時間がかかってしまいますし、油汚れも水ではなかなか落ちないのでお湯を使いますが、

できるだけ、油汚れが落ちる程度のぬるま湯を使って頂きたい。

お湯は手の脂分を多く落とすので「皿洗い物全般」ぬるま湯を使うことをおすすめします。

そして、洗い物が終わった後は必ずハンドクリームなどを塗って手をケアして下さい。

「毎日のことだから慣れてます」という気のゆるみがきっかけで最悪の事態になることもありますから。

そうなった方、何人か知ってます…

毎日のことだからこそ、手を労わってあげて欲しいです。

私のようになると最悪ですからね。

今回の話、是非参考にして下さい。

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コメント

    • Kayo
    • 2021年 12月 18日

    こんにちは
    いつも美味しいレシピをありがとうございます。

    手荒れが酷いですね。
    手荒れには「ベルツ水」がお奨めです。
    薬剤師さんのいらっしゃる薬局で取り扱っています。
    ベテランの薬剤師さんなら「ベルツ水」と言えばすぐにわかりますが、
    「グリセリンカリ液」といえば若手薬剤師さんでも分かります。

    私は子供の頃から皮膚がものすごく弱かったのですが、長年使っていると自然と肌が強くなってきた様に感じています。
    手足でしたら原液のままご利用になれば良いです。
    一度お試しください。
    お大事になさってください。

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