卵でとじるだけの栄養高い一品!
佐藤です。
今回は、
「豆苗を使った卵料理」を伝授します。
”豆苗”って使ったことありますか?
エンドウ豆の若菜。緑黄色野菜です。
知っている方も多いと思いますが、
豆苗は、栄養価がすごく高い。
例えば、ビタミン類。
ビタミンAとかKなどは、大人が一食で
必要とされる摂取量の7割ほどが豆苗を
1度で食べるだけで摂れてしまいます。
もちろん豆苗をどれくらいの量を食べる
かで変わりますが、
それでも他の野菜に比べ栄養価は高い
部類に入ります。
健康効果でいうとビタミン類の1つ葉酸
は、 DNAの合成とか調整に大きく関わ
っていて、
細胞を正常に増殖させるために必要な
働きを助ける効果をもっています。
また、ビタミンAやCは、活性酸素を
除去する効果もあるので、若さの持続に
も役立ちますね。
そんな健康野菜の「豆苗」で簡単できる
料理は、これ!
「豆苗とホタテの玉子とじ」
だしに淡口醤油とみりんで味付け。
この煮汁で豆苗とホタテをササっと
焚いて、溶き卵を加えて混ぜるだけ。
めちゃ簡単な一品です。
程よい塩気とほんのり甘い”だし”が
豆苗の青臭さを抑え、ホタテの磯の香り
を引き立てます。
卵が加わることで、甘みが増し食べやすい。
本来、酒の肴になる料理で少量にするの
ですが、
今回は、卵を多めに加えて”おかず”になる
ようにしました。
この料理のポイントは豆苗の「切り方」。
豆苗は、結構せんい質で噛んでも噛ん
でも、なかなか噛み切れない野菜なん
です。
最近は、「豆苗のレシピ」も多いので
すが、
そのほとんどが、長く切って使う料理。
口の中でごわごわして食べにくい…
ですから、”小さく切る”。
幅を短く切ることで早く噛み切れて、
食べやすくなります。
ここが一番のポイントになりますね。
野菜1つでも、その特徴を知っていると
ちょっとの工夫でだけで、食感の良い
美味しい料理にすることができます。
「豆苗とホタテの玉子とじ」
は、私が初めに修行したお店で学んだ
料理。
海老と三つ葉で作ることが多かったの
ですが、この料理のファンのお客さん
は、たくさんいましたね。
毎回、必ず食べる人もいるくらいです。
お店で学んだものと同じだし(煮汁)
の作り方で公開していますので、間違い
なく美味しくできますよ。
また、海老と三つ葉のように具材を
変えるだけで応用できるのもこの料理
の良いところだと思います。
レパートリーが簡単に増やせます。
具材の応用法は、レシピの最後に記載
していますので、是非見ておいて下さい。
↓↓
【材料】(1~2人前)
豆苗…1/4束(40g)
ゆでホタテ…小6コ(40g)
卵…M玉3個
【煮汁】
だし…100㏄
(もしくは水100㏄+だしの素1つまみ)
みりん…大さじ1と小さじ1(20cc)
淡口醤油…小さじ2強
1、豆苗は、使う分(40g)だけ切り落とします。
2、ササっと洗って水気をきり、1㎝幅に切ります。
3、ホタテ(小6コ)は、横二等分に切ります。
4、卵(3個)をボウルに割入れ、よく混ぜておきます。
5、鍋(小)に【煮汁】のだし(100cc)、みりん大さじ1と
小さじ1)、淡口醤油(小さじ2)を合わせ、中火にかけます。
6、沸騰したら、豆苗とホタテを入れて焚きます。
7、豆苗が軟らかくなったら、卵を加えます。
8、弱火にして鍋底を削るように混ぜます。
(加熱されて固まった卵を上に持ち上げる感じ)
10、卵が全体的に固まったら、出来上がり!火を止めます。
11、器(深鉢など)に小高く盛ります。(ホタテ数個が上にくるように盛ると綺麗です)
12、スプーンですくい取れば食べやすいです。
この料理は、様々な食材で応用できます。
ホタテの代わりに海老、イカ、タコ、アサリ、カキなど。
魚介類をミックスさせて「海鮮玉子とじ」もいいですね。
肉なら豚肉、鶏肉、ひき肉…
豆苗の代わりは、菜っ葉ならほぼ何でもいけます。
三つ葉、せり、カイワレ大根、ほうれん草、小松菜、水菜などなど…
菜っ葉ではなく、ゴボウをささがきにして加えたり、アスパラを小さめに
切って加えるなどもできますね。
春なら、たけのこ、菜の花、山菜を加えれば季節感の強い一品になります。
是非、作ってみて下さい。
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