柚子ポン! ぶつ切り鶏のすき焼き鍋

【鍋】卵ではなく「柚子果汁のポン酢」に付けながら食べる究極の「すき焼き」!柚子の酸味がなんとも言えない美味しさを生み出す!

眠れないほど後悔しています…

佐藤です。

今回は、

「隠し通すつもりだった驚愕の”すき焼き”」

を、あなただけに伝授します。

私は、いずれOPENする自分の店でお客さんに高値で売りつける予定の料理を5~6個、隠しています。

どれも、お客さんに100%「旨い!」と言わせ、美味しすぎて号泣しながら、財布の紐を緩ませる自信のある料理ばかり。

が、ず~~っと誰にも教えず、隠し通しているケチクサイもう一人の自分に気づきました。

「あんなに簡単で旨い料理、何で大事な読者さんに教えてやらんのや!このドケチ野郎!」

「儲けが減るやん…けど、一つならいいか…」

と決心しました。

究極の鍋料理の”1つ”をあなたに伝授することに。

そして、ブログにレシピを書き込んで寝ました。

が、寝れません。

一番、売上になる料理かもしれないので、気になってなかなか寝つけませんでした。

儲けた大金で豪遊したいので、レシピをブログに書いて後悔してます。

今日も、すぐに寝つけないかもしれませんが、あなたが簡単で美味しい料理を作れて喜んでくれるなら本望です。

後悔しながら公開します。

その料理は、

『鶏肉のすき焼き』

「はぁ?鶏のすき焼き?」と思わないでください。

これ、普通のすき焼きではありません。

”牛肉でなく鶏肉を使う”…

そこではありません、普通でないのはこれ、生卵で煮付けながら食べるのではなく、「ポン酢」に付けながら食べる。

しかも、普通のポン酢ではありません。

「柚子100%の果汁」のポン酢。

醤油が入って無いので、白っぽいポン酢。

「酸っぱいすき焼き!?」

と思うくらいでおそらく、味を想像できないと思います。

最高に旨い割合のすき焼きたれ、【究極の割り下】を使い、骨付きのぶつ切り鶏もも肉と鍋野菜をそのたれでグツグツ煮込む。

ぶつ切り鶏肉の骨から溶け出す旨みとコクが割り下汁を超舌的に美味しくしてくれます。

もちろん、野菜も美味しくなるのは当然。

このまま食べても牛肉に負けないほど旨いのですが、さらに柚子100%ポン酢を付けて食べると不思議な甘みを感じ、あなたが味わったことのない、驚愕の味覚の世界を体感できます。

【究極の割り下】は、
水1:酒1:濃口醤油0.9:砂糖1弱の割合で合わせるだけ、簡単です。

「水」の代わりに”カツオ出汁”を入れる職人もいますが、

「余計な事するな!」

と言いたい。

「肉」から旨味が出るので”だし”になる。

カツオ出汁でなくても、水で十分、激旨になるのです。

そして、鍋の野菜は何でもいいです。

白才、キャベツ、玉ねぎ、白ネギ、しめじ、えのき、ごぼう、こんにゃく、春菊、豆腐、ほんとに何でも有りです。

勝手に美味しくなります。

今回のレシピには、青野菜に”せり”を使いました。

若干癖のある香りとえぐみが鶏肉の臭みを抑えます。

柚子ポン酢は、柚子1個を搾るだけ。

濾したりしなくてOK。

果肉ごと使い、面倒な手間をかけずに済みます。

ほんとに今まで誰にも教えなかったこの料理は、30代前半の頃に働いた日本料理店で伝授されました。

「佐藤!知ってるか?旨いすき焼きがあんねん!」

会席に「霜降り牛のすき焼き」を組み込んだメニューの時に、おやっさん(料理のお師匠さん)から聞かされました。

「鶏肉使ってな、柚子ポンを付けるんや」
「あれは、うまいんやで~」

おやっさんは大阪で5本の指に入るすご腕の煮方職人のもとで直弟子として料理を学んだ方です。

私も一度お会いしたことがありますが見た目は任侠の世界の人です…

どんな食材も旨い煮物にできるおやっさんから伝授された、「柚子ポン酢の鶏すき焼」は、間違いなく旨い!です。

詳細なレシピを作成しました。

後悔の念が消えません、気が変わってレシピ消すかもしれません。

簡単なのですぐ、メモしておいてください!
↓↓

【材料】(1人前)
骨付き鶏もも肉ぶつ切り…300g
(ぶつ切りにしてあるもの)
白才…100g(大2枚)
しめじ…30g
白ネギ…30g(3切れ)
せり…20g(1/2束)
焼豆腐…100g

【柚子ポン酢】
柚子…1個(丸ごと1個)
塩…1つまみ

【究極の割り下(すき焼き出し)】
割合…水1:酒1:濃口醤油0.9:砂糖1弱
水…50cc
酒(清酒)…50cc
濃口醤油…45cc
砂糖30~35g

1、一人鍋に【割り下】の水、調味料を合わせます。
 
泡だて器などでよく混ぜ砂糖を溶かして超弱火にかけます。

【割り下】をジワジワ温めます。
 
(砂糖が溶けずに残っていると鍋底で焦げつく恐れがあるので)
2、具材を切ります。

白才は、流水で綺麗に洗い1枚を半分に切ります。
 
重ねて、茎の部分は小さめに、葉の部分は大きく斜め切りにします。
 
(熱の通りを均一にするため、厚みの薄い葉は大きく、分厚い茎は小さめに切ります)
3、白ネギは、綺麗に洗い根元を切り落とします。

根元の方から1cm幅で6cmの長さに斜めに切ります。(3本)

根元部分は熱が通りにくいので、切った面の反対側に少し切り込みを入れておきます。
4、焼豆腐は、2~3等分に切ります。
5、しめじは、根元を切り落とします。
6、せり1/2束分だけ、切り取り、流水でよく洗った後、束ねて4等分に切ります。

(画像は2等分にして、重ねてさらに2等分に切ってます)
7、鍋からジンワリ湯気が出たところで、切った材料を突っ込みます。

まず、白菜の茎部分を広げて入れ、その上に「ぶつ切り鶏もも肉」、焼豆腐、しめじ、白ネギ、白才の葉の部分をのせます。

吹き零れない程度の火加減(中火)にして焚きます。

(ふたをすれば早く熱が通ります)

(豆腐や肉は、鍋底に直接あたっていると焦げ付くことがあるので、白才を敷いてその上にのせるといいです。
うどんなど麺類も同様です)
8、焚いている間に【柚子ポン酢】を作ります。

「作る」といっても柚子1個分絞るだけ。

皮部分を綺麗に洗った後、半分の輪切りにします。

しぼり器を使い柚子をグリグリ、グリグリ回しながら、2015年のうっぷんを晴らすつもりで力を入れ果肉、果汁をジュルジュル搾り出します。

「アノやろ~、クソったれ~ッ!」と叫ぶとイイ感じで搾れます。
9、果肉ごと果汁を器に入れます。

塩を一つまみ、入れて混ぜておきます。

(塩を入れるだけで、柚子の味が引き立ちます)
10、「鶏すき焼き」は5~7分焚いて鶏肉に熱が通ったら、最後にせりを入れます。
11、再度ふたをして、せりが軟らかくなったら出来上がり!

火を止めます。
12、柚子ポン酢を添えて完成です。

まず、【割り下】の味を堪能しながら鶏肉を食べ始め、次に柚子ポン酢をたっぷりつけて食べてください。

あなたが今まで食べたことのない『すき焼き』が味わえます。

さっぱりで食べやすく、途中からご飯を食べたくなります。

年末で私の家族、久しくそろったので、『鶏すき焼き』を食べさせました。

柚子ぽんを付けた鶏肉のぶつ切りにかぶりついた親父は、
「旨いな!これ、食べやすい」
と絶賛でした。

自信を持っておすすめします。

絶対!作ってみてください!!

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