豪快!0.5秒の皮剥き法
佐藤です。
料理の世界では、丁寧な仕込み、丁寧な盛り付けは、当たり前です。
雑すぎる仕事はお客さんへの真心が欠けている証拠。
そして、雑な仕事は、時に調理中の失敗を招くこともある…
板前さん達は、常に緊張状態で仕事します。
だから、お客さんを喜ばせる”凛”とした料理が作れるわけです。
が、家庭で、そこまでする必要なし。
反対に場合によっては、雑な作業でもいいのではないかと思います。
こんな事を言っては、失礼ですが、
大雑把な料理を代表する料理家さんといえば、”平野レミさん”ではないでしょうか。
(女優さんですが…)
私は、平野さんの大雑把な調理作業が大好きです。
平野さんといえば、この話が有名。
何十年も前ですが、NHKの料理番組で、平野さんはトマトを使う「煮込み料理」を作っていました。
で、仕上げに入れるメインのトマト。
包丁で切らず両手で掴み、豪快にグチュグチュと握りつぶしながら鍋に入れたのです。
「料理は丁寧に作るもの」と思い込んでいる多くの人にとっては、
「なんて下品なことしてるんだ!」
とNHKに大クレーム殺到したそうです。
平野さんは降板になるといわれました。
が、そうはならなかったのです…
敵がいれば、見方も必ずいます。
「あの豪快なところが好き!」
「何だか楽しそう!私もやってみよ」
「包丁使わないからいいね」
という賞賛の声もたくさんあったのです。
社会の目を考えれば、そんな見た目の悪い調理を見せるのは、よくないことですが、実際、家庭で料理を作る方にとっては少しでも早く、楽に、楽しく作れるほうがいいと思うのです。
大雑把であることで、時間短縮になる作業もあるんですよね。
賛否両論あると思いますが、私はそんな、平野レミさんの豪快で大雑把な調理作業が好きです。
見てて気持ちが良い。
私も家で料理する時は、真似しますよ。
やっぱり早い。
で、最近、平野さんがまた料理番組でやってくれてました。豪快な調理!
にんにくの皮って、乾燥しているとすごく剥きにくい。
ですが、誰でも簡単に剥けてしまう超荒技を公開してました。
その作業は、時間にして0.5秒くらいでしょうか。
”バシッ”と一瞬。
あとは手で皮がスルスルスルッと剥ける…
そんな、「豪快皮むき法」を取り入れたおすすめ料理が、これ!
「サーモンとセロリのしんぷるカルパッチョ」
サーモンとセロリを組み合わせた簡単なカルパッチョ。
サーモンは、一人前の刺身を買ってくればOK。
その分、ドレッシングにちょっとだけ手間をかけて頂く。
玉ねぎをすりおろし、酢、みりん、オリーブオイル、塩コショウで味を整えて、
「豪快皮むき法」で剥いたニンニクをみじん切りにして混ぜ込む。
これだけで「手作り玉ねぎドレッシング」ができる。
これを、サーモンと薄切りにしたセロリにぶっかけます。
シンプルなのにちゃんと手作りのカルパッチョができます。
セロリが苦手な方も薄切りにすることで食べやすくなりますし、サーモンの脂分とドレッシングによってセロリの独特の香りも半減します。
その分、サーモンの臭みが抑えられる。
いうまでもなく、さっぱり&あっさりで食べられる冷たい一品です。
セロリの香り成分「アピイン」には、血行を促進し、血流をよくする効果がありますし、
「ピラジン」という香り成分には、気持ちを安定させる精神的な効果もあるのですね。
「臭い!」と思う食材には体に良い成分が多いです。
ニンニクがいい例だと思います。
成分が「体に効いてる~」と思えば臭みもさほど気にならなくなると思います。
「平野レミ式!豪快皮剥き法」をレシピの中で確認して下さい!
笑ってしまうと思います…
↓↓
【材料】(1人前)
サーモン…刺身用5切れ
(サーモンの刺身一人前)
セロリ(大)…1本の1/8(20g)
刻みネギ…少々
【玉ねぎドレッシング】
玉ねぎすりおろし..1/4個分
にんにくみじん切り…1片
(すりおろしでもOK)
酢、みりん、オリーブ油…各大さじ1杯(15cc)
塩…1つまみ
胡椒(黒粗挽き)…少々
暑い季節に合う、冷製酒の肴になると思います。
是非!作ってみて下さい。
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