「タコ焼き!?お好み焼き!?」
佐藤 周生です。
今回もとろろ芋ベースを使った簡単料理で、
「タコのとろろ焼き」を伝授します。
8年前、私が大阪で最後に働いた店は、仕事のスピードを重視するスタイルの店でした。
特に料理は「早く作って、早く出せ!」と…
居酒屋なので、一品料理がメイン。
ピーク時は、伝票が何十個も並び、どの料理から手をつければいいのか分からなくなることもありました。
とにかく、「お客さんから料理が遅い!」とクレームが出ないようにするのがその店のモットー。
なぜなら、飲食店のクレームNo.1が「料理が遅い!」だからです。
お腹がすいているのに料理がなかなか来なかったらイライラしますよね。
食欲って本能的な欲求の1つですから、なかなか感情的に抑えられない…
なので、これさえ(こんな言い方もおかしいですが・・・)最善の注意を払っていれば、それ以外のクレームはほとんど出ないのですね。(絶対とはいえませんが)
そういった理由で、その店は「スピード」に徹底していました。
ですが、注文の聞き方が下手な従業員いると手間のかかる料理が重なり、どうしても遅くなります。
私が注文が重なると「嫌だな・・・」と思っていた料理が、
今回、伝授する 「タコのとろろ焼」。
これ、1つ作るだけなら、ものすごく簡単です。
焼いた鉄板にタコ入りのとろろ芋を流し込んで、弱火でじんわり焼き、ある程度焼けたら、レンジ加熱で熱を通し、後は薬味などのトッピング。
これだけなのですが・・・コンロが3つしか無い店で、この料理1度に”4つ”注文入ると「万事休す」です。
他の火を使う料理は、何も作れなくなります。
こういう時に限って、同じ火を使う料理の注文が大量に入るわけです。
今までの経験と感と要領よくやること
あとは猛スピードで動く。
これで毎回しのいでました。(思い出すだけで疲れてきます・・・)
でも・・・
それだけの数の注文が入る料理。
「タコのとろろ焼」は、お客さんが認める美味しい料理なわけです。
で、通常とろろ焼きはやわらかいので、スプーンで食べます。
ですが、
その「スピード居酒屋」のとろろ焼きは、箸で食べられる…
卵を多く加えることでとろろ芋が固まりなるのですね。
大阪のお好み焼きのようにふわっとして、しっかり固まった「とろろ焼」です。
タコが入っているところも面白く、”たこ焼き”のようであり、”明石焼”のような感じもします。
これ、簡単に出来るので、是非、挑戦して欲しいです
↓↓
【材料】
ゆでタコ・・・30g(足小1本)
とろろ芋ベース・・・120g
卵・・・2個
マヨネーズ・・・適量
刻みネギ・・・少々
かつお削り節・・・少々
少量の濃口しょう油をかけて食べて下さい。
お好み焼き風にソースでも旨いです。
簡単に作れますので、是非!挑戦して頂きたいです!
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