劇的に変化!包丁のにぎり方
ほんのちょっとのことで劇的に変わる包丁の”技”その1を伝授します。
佐藤 周生です。
今回はレシピではありませんが、料理で最も重要な「切る」という作業で役立つ「マル秘技」を伝授します!
で、突然ですが「切る」作業でこんな経験は無いですか?
例えば、大根、人参、じゃが芋など硬いものを切る時…
「硬くて切りにくい!」
「上手く切れない … 」
これ、解決する方法があります。
まず、
「切りにくい」、「上手く切れない」の原因の一つに、「包丁に”力”が入っていない」「包丁の刃に力が伝わってない」ということがあるのですね。
包丁というのは基本的には、”力”を入れずに食材の上に包丁の刃をおいて滑らせれば、綺麗に切れるものなのですね。(包丁を研いで有り、切れる状態で)
が、大根、人参、じゃが芋など硬いものを切る時は、ある程度の力が必要。
硬い食材には力を加えないと、やはり滑らせて切ることができません。
その”力”を刃に伝える、”力”がはいりやすい包丁の『にぎり方』、包丁のにぎる”位置”というのがあります。
それは、
”包丁の「柄」の一番上の部分をにぎる”
です。

上の画像のように親指と人差し指は、刃を挟むのでは無く、
「柄」の上部を挟んで握るといいです。
別の表現でいえば、刃元に一番近い位置の「柄」を握ると刃元に全体的に力が入りやすくなります。
で、硬い食材を切る時というのは、”刃元”で切ると切りやすい…
この握り方というのは、自然と”刃元”に力が入るわけですね。
それで包丁が、ぐらつかず、”スパッ”と切れるわけです。
めいいっぱい力を入れて握る必要はありません。
切る瞬間だけ少し”グッ”と力を入れればOKです。
このにぎり方は、特に洋包丁(万能包丁)に有効です。
多くの方がご家庭で使っている三徳包丁のこと。
私、新米調理師の頃、この「にぎり方」を先輩に伝授されて以来、硬いかぼちゃがスムーズにスパッと切れるようになり、仕事が早くなりました。
(※和食は主に片刃の和包丁を使いますが、大きくて硬い食材を切る時は洋包丁を使うこともあります)
毎回「切りにくいな~」と思いながら切っていたので、にぎり方を変えただけでストレスがなくなったわけです。
是非、この包丁の「柄」の上をにぎる方法を取り入れて、
硬い食材をスパスパと切って下さい!
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