にら玉のたっぷり!肉そぼろ餡かけ

丸にら玉のたっぷり!肉そぼろ餡かけ

「”食べる”を奪われる人生とは…」

佐藤です。

今回が最後の「にら玉」料理。

最後は、「丸型の”にら玉”そぼろ餡かけ」を伝授します。

今回の「にら玉」が、一番オーソドックスな形の「にら玉」だと思うのですが…

で、前回、「手羽先にら玉みそ汁」のレシピのところで、
「手羽先を茹でたら、茹で汁(スープ)を150cc取り出しておく」とお伝えしました。

今回の「あん」を作るところでこの茹で汁を旨味がでた”だし”として使います。

このように、ちょっとだけ出汁を使いたいときには、汁物や煮物の汁から前もって取り出しておく方法は有効です。

例えば、その日の献立が「ごはん、みそ汁、焼き魚、出し巻き玉子」だったとします。

出汁まき玉子で”出汁”を使うので、味噌汁を作る時、粉カツオ節を入れ、味噌を溶く前に出し巻き玉子で使う分の出汁を取り出しておくわけです。

この方法を使えば、わざわざ出し巻き玉子だけにちょろっとだけ”だし”を準備しなくて済みます。

時短になり、めんどくささも減ります。

こういう出汁の使い方もあると覚えておくといいと思います。

で、今回をあわせて5つの「にら玉料理」を伝授してきましたが、特に難しいことはやってないのですね。

組み合わせを変えたりしてほんのちょっと応用を利かせているだけ。

要するに料理の「基本」が分かっていれば、いくらでも応用してたくさんの種類の料理が思いつくわけです。

例えば、にら玉で使ったあんは、全部調味料を一定の「割合」で合わせているだけなんですね。

オムレツにら玉の「あん」は、
【出し10:みりん1:淡口しょう油1】

にら玉もやし炒めの「あん」は、
【出し5:みりん1:濃口しょう油1】

少し甘味を強くしたかったので砂糖をちょっと加えてます。

これは、浸け出しや煮汁や餡の作り方の「基本」です。

それから、コッテリしたメイン料理にかける「あん」はあっさりに、

逆にあっさりのメイン料理にかける「あん」は、こってりとか濃い味にしたりします。

これは、餡の使い方の「基本」であったり…

私、今回のにら玉料理でヒントが欲しかったので、たくさんのにら玉レシピを探しましたが、レシピの中身は1つも見てないのです。

料理の写真だけを見て、

「あ、これとこれが合わさってこんな使い方してんだな…面白い」

「それじゃあの方法を土台にしてこれとこれを入れてオリジナル…」

という感じでレシピを考えて作りました。

”長年の経験があるから”というのも否定できませんが、そこよりもウエイトを占める部分があると考えてます。

それは、いろんな「基本」が頭に入っているから。

だから、写真見て応用して再現できると思っています。

まじめな話、これは自慢したいわけではないんです。

もしあなたが、いろんな料理をすぐにでもできるようになりたいと思うのでしたら、早い段階で、
”料理の「基本」は知っておいたほうがいい”と思うのです。

一度しっかりと「基本」を知ってしまえば、レシピは”アイディアのため”に探すだけになり、自分で好き勝手にいろんな美味しい料理を作れるようになります。

「何を作ろう…」という悩みは激減すると思います。

「一生通して美味しいものが自分で作って食べられる、
いや~ほんと幸せもんやなぁ~」

これ、私がいつも心で思っていること。

「料理」できれば、”美味しく食べられる幸せな人生”が送れます。

私が本当に伝授したいことは、いろんな料理レシピの紹介ではなく、

”美味しく食べられる幸せな人生”が送れる方法です。

それには”健康”であることも大切です。

「料理」ができても体がボロボロでは、美味しい料理が”美味しい”と感じられません。

感じられませんし、酷い場合は、”食べること”ができなくなることもあります。

人間の欲の中でも強烈な”食べたい欲”。

これが奪われるほど辛いことは無いと思います。

なので、私は栄養や健康に関することも伝授するようにしています。

まずは、料理を美味しくするための「基本」を知ることですね。

これが優先だと思います…

では、最後の「にら玉料理」

「丸にら玉、肉そぼろ餡かけ」ですが、

これは、卵ににらを入れて中華料理の「かに玉」のような形に焼き、先日のチキンスープに肉のそぼろを加えて「餡」に仕上げる。

で、その肉そぼろ餡をたっぷり、丸にら玉に絡めながら食べる”食べ応え”のある一品です。

これ、フライパンで簡単に焼けます。

第1弾で伝授した「にら玉オムレツ」を”丸”にしただけです。

「丸にら玉、肉そぼろ餡かけ」をもうちょっと手抜きした形で”まかない”で作って食べたことがあるのですが、これも、ここまで紹介した4つの「にら玉」同様”ごはんのおかず”になる料理でしたね。

卵をフワフワに焼く、「マル秘テクニック」を説明したレシピを見ておいて下さい。
↓↓

【材料】
にら…1/3束(30g)
卵(L玉)…4個
胡麻油…小さじ1杯~2杯(5~10cc)

《そぼろあん》
牛・豚合挽き肉…50g
酒…30cc
チキンスープ…150cc(⇒前回記事を参照)
みりん…大さじ2杯(30cc)
濃口しょう油…大さじ2杯(30cc)
砂糖…2つまみ(3本指)
水溶き片栗粉…15cc
(水8cc+片栗粉7g)

1、「肉そぼろ」を作ります。

小さめの鍋に酒大さじ1杯(30cc)を入れ、”中火”にかけ挽肉もすぐに加えて混ぜます。(酒炒り)

(挽肉が細かくなるように肉を潰すようにしながら混ぜます)
2、挽肉が白くなり熱が通ったら、ボウルにはめたザルにあけ、汁気をきります。

このまま、自然に冷ましておきます。
3、にらを切ります。

1株(ニラ1本分)の3cm分を薄く刻みます。(飾り用)
4、残りのにらは、1cm幅に切っておきます。
5、卵をボウルに割り入れ、菜箸で混ぜます。

(白身が黄身に混ざって見えなくなる程度に混ぜます。

それ以上混ぜると”ふわっ”と感がなくなります)

下味は無し。
6、「肉そぼろあん」を作ります。

先に水8ccと片栗粉7gをあわせて「水溶き片栗粉」を作って置きます。

鍋にチキンスープとみりん、濃口しょうゆ、砂糖を合わせ、強火にかけます。

(チキンスープは、前回記事のニラ玉みそ汁で残しておいたチキンスープを使います)

味見をして少し物足りなさを感じたら粉カツオ(小さじ1杯)も加えてください。

(ラーメンのスープのようにカツオと鶏がらの旨味が合わさると美味しいです)
7、(2、)のそぼろも加えます。

沸騰してきたら中火にします。

そぼろ出汁を玉じゃくしで混ぜながら、水溶き片栗粉を少量ずつ加えてとろみをつけます。

水溶き片栗粉を全部入れてとろみが付いたら、「肉そぼろあん」の出来上がり!

火を止めておきます。
8、フライパン(できれば小さいタイプ)を中火で熱し、にらを入れて炒めます。

(油は入れません、そぼろあんがコッテリ系なので油分を少し減らしてます)
9、にらがしんなり軟らかくなったら、(5、)の卵に入れ、混ぜておきます。
10、卵を焼きます。

(先に”フライ返し”と”盛り付ける”皿”を準備)

フライパンをコンロに戻し強火で熱し、胡麻油を入れます。

30秒後に(9、)の卵をダァ~っと全部入れすぐに混ぜます。

外側の固まった玉子を中央に寄せます。

”固まったら→中央に寄せる”を繰り返すことで、卵全体の固まるスピードを早めることができます。

(できるだけ素早く)
11、1/4ほど生の卵が残っている状態で弱火にします。

菜箸や木ヘラを使って外側を丸く綺麗に整形します。

(生の卵が残っていることでフワフワ食感にできます)
12、フライ返しを玉子の底に挿し、くるっと回転させ裏返して反対面も焼きます。

焦げないようフライパンを軽くゆすりながら、弱火で20秒ほど焼きます。
13、玉子が破けないようにそろ~ッと滑らせて皿に盛ります。

(上手く滑らない場合は、フライ返しをにら玉の底に挿して移してください)
14、「肉そぼろあん」を再度温め、にら玉の上からどろ~とかけます。

最後に細かく刻んだ「にら」を中央にのせて完成です!

スプーンなどで切り取りながら、「肉そぼろあん」をたっぷり玉子に絡めて食べて下さい。

大きいフライパンしか無い場合は、手順の通り焼いて
(11、)のところで半分に折り曲げて半月の形にして下さい。

あとは弱火で両面10秒づつ焼けば、丁度いいフワフワ感の「にら玉」になると思います。

肉そぼろの代わりに、エビのそぼろ、ツナ缶、ソーセージを刻むなどで応用できます。

是非!作ってみて下さい。

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コッテリ!チキンスープで手羽先のにら玉みそ汁

ズボラ!ひじきの五目煮

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