【豚肉でコクと旨味が増し増し!】
今回は、『肉の旨味が滲み込んだ”だし”をかける揚げ出し豆腐』を伝授します。
健幸料理家 佐藤です。
以前、たんぱく質を摂る場合、「動物性より植物性のほうがいいですよ」とお伝えしたことがあります。
この理由は詳しく話すと長くなるので、1つだけすごく簡単に説明しますと…
動物性食品を”多く食べ過ぎる”と消化が不十分になるからです。
正常に消化(分解)されないまま血液に入った場合、激しく血液が汚染される。(「未消化物」という)
血液に異常が起これば、様々な病気のリスクが高まります。
再生不良性貧血、骨髄性白血病、急性リンパ性白血病など、他の臓器に影響することも…
なので、動物性食品より植物性食品から「たんぱく質」を摂ったほうがいいということ。
具体的には肉・魚介、それらの加工品はできるだけ少なくして、「野菜・豆類・それらの加工品」を多く食べて頂きたい。
(と言いつつ、わたしのレシピは肉料理も魚料理も多いので矛盾してますが…、頻度を減らして頂きたいです)
そこで、今回おすすめしたい一品がこれ!
『豚肉だしの揚げ出し豆腐』
定番「揚げ出し豆腐」をちょっとアレンジ!
通常、豆腐は「揚げる」のですが、油分を少なくするためにちょっと多めの胡麻油で「揚げ焼き」に。
揚げ焼きした豆腐に豚肉を加えた「合わせだし」をかけ、大根おろし・生姜おろし・刻みネギの薬味を添えて食べる、酒の肴一品です。
もめん豆腐をメインに豚肉はちょろっとだけ。
「豆腐7:豚肉3」…
こんな割合でたんぱく質を摂れば、消化に大きな負担にはならないかと。
本当は消化負担を限りなく減らすために肉は無しでもいいくらいですが、「合わせだし」に豚肉を少し加えることでコクと旨味が増し、全体の美味しさが増すのですね。
さらに食べ応えも増す。
なので、おかずにもなる。
で、私、試作していて思った事が、合わせだしに肉を入れるとだしが濁ってしまう…
見た目の色が悪くなってしまうと。
そこがちょっとデメリットですね。
でも、味は通常の揚げ出し豆腐より美味しいです。
間違いありません!
レシピ見て下さい。
↓↓
【材料】(1人前) | 分量 | 備考 |
もめん豆腐 | 1/2丁(200g) | |
刻みネギ | 大さじ1杯と半分 | |
大根おろし | 大さじ1杯と半分 | |
生姜おろし | 大さじ1杯と半分 | |
片栗粉 | 大さじ2杯強 | |
胡麻油 | 大さじ2杯 |
【豚肉だし】 | 分量 | 備考 |
豚バラ肉スライス | 30g | |
水 | 大さじ2杯と1/2杯 | |
粉カツオ節 | 小さじ1/2杯 | |
みりん | 大さじ1/2杯 | |
しょう油 | 大さじ1/2杯 |
1、もめん豆腐(1/2丁)は、キッチンペーパーなどでしっかり水分を吸い取ります。
2、6等分に切っておきます。
3、豚バラ肉(40g)は、3cm幅に切ります。
4、【豚肉だし】を作ります。
鍋に水(大2と1/2)、粉カツオ節(小1/2)、みりん・しょう油(各大1/2)を入れて、
強火にかけます。
5、だしが沸いてきたら豚肉を入れて、ほぐします。
再度沸騰したら弱火に。
※あまり長い時間焚くと煮詰まって、しょう油辛くなるので
豚肉をだしに押し込むようにして早く熱を通す。
6、豚肉に熱が通ったら(色が変わったら)出来上がり!
すぐに火を止めます。
※豚肉の赤色が無くなればOK。
8、豆腐を揚げ焼きします。
フライパンに胡麻油(大2)を入れ、強火にかけます。
30秒熱したら弱火に。豆腐を入れます。
※豆腐が崩れないよう、ゴムベラやフライ返しなどを使う。(手だけ、菜箸ダメ)
9、蓋をして2分揚げ焼き。
10、2分後、返して反対面も2分揚げ焼きします。(弱火)
【※注意※】
蓋を開ける時に”蓋に付いた水滴”が中に入ると油が跳ねて火傷の危険性があるので、
蓋に付いた水滴が落ちないようにしてして下さい。
11、仕上げに…
中火にして側面も揚げ焼きし、焼き色を付けます。
12、豆腐全体に焼い色付いたら取り出して、
器(深皿)に並べて盛ります。
薬味とだしを豆腐と豚肉に絡めながら食べて下さい。
豚肉が加わることで全体のボリュームが増し食べ応え抜群!
だしにコクと旨味も加わるで美味しさもボリューム増し増しです。
是非、作ってみて下さい。
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