やわらか食感!ふぐの唐揚げ

【酒の肴】スーパーで手に入るパック詰めの「白サバふぐ」をタレに漬け込み唐揚げに!やわらか食感にしょう油の香ばしさ!鶏の唐揚げより旨い!

「家でも出来る!ふぐの唐揚げがこれです!」

佐藤 周生です。

今回は、「簡単!ふぐの唐揚げ」を伝授します!

冬の魚といえば『ふぐ』もその1つ。

どんな料理にしても旨いです。

でもこれ、高級魚ですよね。

例えば、ふぐ専門店で「ふぐの唐揚げ」を食べれば、1人前1500円以上ぼったくられます。

家庭で食べられる料理ではありません。

が、最近では(前からあったかも?)安い『ふぐ』があります。

特に冬場になるとスーパーの鮮魚コーナーに並ぶ。

1パック、300円くらいです。

これは『サバふぐ』という種類で、皮を剥いてある『剥き身のふぐ』。

手の平サイズくらいで小さく、1Pに大体3~4匹入ってます。

そこそこ大きねスーパーなら売っていると思います。

通常、「ふぐ」と言うと猛毒で有名ですが、このスーパーに並ぶサバふぐは無毒の「白サバふぐ」。

なので、安全です。

しかも、皮をはいである剥き身ですし、小さいのでザクザクっとぶつ切りにするだけですぐに料理できます。

下処置不要…

そして、加熱しても身がパサパサせず、ふわっとやわらかいので天ぷら、唐揚げ、焼物など加熱調理に向いてますね。

そんな使いやすい加熱料理に向いた「白サバふぐ」ですが、デメリットも…

鮮魚コーナーにある「白サバふぐ」は、ほとんどの場合、鮮度を保つために塩水に漬け込んであるのですね。

けっこう塩辛い。

なので、料理する時は味付けに注意が必要です。

で、この「白サバふぐ」を使ったおすすめの料理が、

「ふぐの唐揚げ」

秘伝のしょう油ダレに漬け込んだ後、片栗粉をまぶして170℃の油で揚げるだけ。

「ふぐ唐」はどこの高級ふぐ専門店でも基本的にはこの作り方です。

で、塩分を多く含んでいることを考え、漬け込み時間はたったの『5分』。

これ以上漬け込むと辛くて食べられません。

できれば、薄い塩水を作って2~5時間浸けて(真水に浸けるより早く塩分が抜ける)塩抜きしてから、

タレに漬けたほうがいいです。(この場合のタレ漬けは10分)

先日、わたしが買ってきたサバフグでも、身の一部を切り落として焼いて食べてみるとかなり塩辛かったので、

思っている以上に塩分が高いと思われます。

できれば、塩抜きして下さい。

このように塩抜きの手間はありますが、『ふぐの唐揚げ』は家庭でも簡単に作れるのですね。

フグは「お店で食べる物」「難しい料理」というイメージを持っていませんでしたか?

全くそんなことはなく簡単なので、是非今回挑戦して頂きたい。

鶏の唐揚げを作る感覚で手軽に作れます。

作り方、説明します!
↓↓

【材料】 (1人前)
サバふぐ(むき身)…4~5本(200g)
レモン…適量

サラダ油…約300cc(鍋の大きさで増減)
片栗粉…敵量

【漬けダレ】
酒…大さじ1杯(15cc)
濃口しょうゆ… 大さじ1杯(15cc)
おろしにんにく、おろし生姜…各小さじ1/2杯

1、ふぐは、流水で綺麗に洗い、水気を切ります。

ヒレの部分を切り取ります。

ヒレを指で挟んで持ち上げ、付け根の部分を包丁で切ります。

反対側のヒレも同じように切り取ります。

尾のヒレは、真っ直ぐ切り取って下さい。
2、ふぐの真横を上に向けます。

その部分に、切込みを入れます。

包丁が骨に当たるまで深く切り込みます。

反対側も切り込んで下さい。(熱を早く通すためです)
3、半分~3等分に切ります。(骨ごとぶつ切り)

尾が付いていた方を少し大きくなるように切ると均等になります。

※※切ったあとにできれば塩抜きして下さい(切ってある方が早く抜ける)。ちょっと塩味がする程度の薄い塩水を作り、その中にフグを浸ける。(2~5時間)とりあえず2時間くらいを目安に。

4、キッチンペーパーで、しっかり水気を取ります。
5、【漬けダレ】を合わせます。

ボウルに、酒・濃口しょう油(各大1)、おろしにんにく・おろし生姜(各小1/2)を入れ、よく混ぜます。
6、ふぐを漬け込みます。(5分、塩抜きした場合は10分)

2分半経ったら、裏返してさらに2分半漬けます。

(塩抜きしない場合は、絶対に5分以上漬けないで下さい。辛くなります。)

ここで、揚げ油(油:約300cc)を準備して、弱火をつけておきます。

(すぐに揚げられる状態にします)
7、ザルに空け、水分をきります。
8、さらにキッチンペーパーで水分を拭き取ります。
9、片栗粉をまぶします。

ボウルにふぐを入れ、片栗粉をまぶします。

片栗粉は少量づつ入れます。

ふぐ全体にしっかり付いて、ボウルの底に残らない程度の片栗粉の量を入れて下さい。
10、木の箸を油の底に突っ込んで、細かい泡がすぐに出たら適温です。(170度)

(9、)のふぐを揚げていきます。

中火にします。

2分揚げて下さい。

揚げすぎると真っ黒になります。
11、キッチンペーパーに取り出して油分を取ります。
12、お皿にキッチンペーパーを折って敷き、ふぐ唐を重ねて高く盛ります。

櫛形に切ったレモンを添えて完成です!

スーパーで”サバふぐ”見つけたら絶対作ってください!

最高に旨いです。

シャケの柚香味噌焼き

あさりと長芋とほうれん草のバター蒸し

関連記事

  1. 茗荷の綺麗な千切り方法

    「この千切りの盲点に気付けないと上手く切れません...」佐藤 周生です。今回は、レ…

  2. 柚子胡椒香る!山芋とろろの豆腐鍋

    ひとり鍋で変わり湯豆腐!佐藤です。今回は、山芋とろろの入った斬新な「ひとり鍋」を紹…

  3. 豚バラ肉とたっぷりの蒸し鍋

    【栄養逃がさない低温蒸し鍋とは?】健幸料理家 佐藤周生です。今回は、「栄養素を逃さ…

  4. 料理をおいしそうに見せる包丁テクニック!

    『「板わさ」を高級に見れる方法』佐藤 周生です。今回お伝えする「包丁テクニック」を…

  5. 骨肉の旨味!豚スペアリブ肉のそずり鍋

    「地元にこんな美味しい鍋の郷土料理ありました...」佐藤 周生です。今回は、「私の…

  6. 手羽先入り!濃厚旨だし「おでん」其の2

    出しっぱなしでも腐らない方法佐藤です。「おでん」も”あの方法”で簡単に美味しくでき…

  7. かぶと豚バラ肉のトースター焼き

    「ほったらかし調理で自然な美味しさ」佐藤 周生です。今回は、「カブと豚肉で簡単一品…

  8. ぷりぷり海老と春菊の蒸し春巻き

    【揚げ物はカロリーより「○○」が怖い】健幸料理家 佐藤周生です。今回は「ライスペー…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最新記事

カテゴリー一覧

厳選レシピ&健康情報

2024年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
PAGE TOP