まさかノンオイルドレッシングを使ってませんよね?
佐藤です。
今回は、健康の話。
「体に必要な油(脂)」について
お伝えします。
おそらく多くの方は、
「脂肪は、高カロリーだから病気に
なる」
など”悪者”みたいに思っているの
ではないでしょうか…
確かに現代は、いつでも簡単に
食べたいものが食べられるので、
油(脂)を摂りやすい生活。
海外食が増えた現在の日本は、肉を
使った料理や油を使った料理も多く、
外食が多い食生活の方はもちろん、
家庭でも油断すると知らぬ間に脂肪の
摂取過多になっていることもあります。
ただ、そういった「摂りすぎは駄目」
という情報が強すぎて、過剰に脂肪の
摂取を控える方もいますよね。
何でもバランスが大事だと思います。
摂り過ぎはもちろん良くないですが、
控え過ぎもよくない…
「摂り過ぎ」は…
特に動物性脂肪を摂り過ぎるとメタボ
、高血圧、糖尿病、動脈硬化、心筋
梗塞、脳卒中などなど様々な病気を招く。
また、大腸がん、乳がんなどのガンの
発症率を高める原因になるとも言われて
います。
でも、「控え過ぎ」もよくない…
脂分は、体に必須の栄養素。
そういえる理由はいろいろありますが
、私が知っている知識で特に重要だと
思える1つは、
「細胞は油で出来ているということ」
極端な言い方になりましたが、細胞を
形成するためには脂肪分が必要なんで
すね。
「脂肪」という表現から何となく悪者
みたいな感じですが、「脂肪酸」と
いうと、ちょっとは大事なのかな、と
思ってきませんか?
要は、人間の体にある60兆個の細胞
を作るための「材料」になるもの。
細胞内、細胞膜の中に蓄えられていて
体質、体型で変わりますが、体重の
3kg~5kg分が細胞内の脂肪分だそう
です。
結構な量でしょ?
これ不足するとどうなるか?
何となく想像できますよね。
その脂肪が足りないとこんなデメリット
も出てきます…
ビタミンA,D,E,Kなどの脂溶性
の栄養素は、脂に溶けないと吸収できない。
脂に溶けて始めて体の栄養になって
くれるのです。
例えば、緑黄色野菜にはビタミンA
なんか多いのですが、脂肪分がないと
小腸で吸収できないのです。
サラダを食べるときに「油は駄目」
とかいってノンオイルドレッシング
をバシャバシャかけて食べる方が
いますが、
ビタミンAは栄養にならずに最終の
大腸へいってしまうということ。
勿体無いですよね。
「緑黄色野菜一日120~160g摂らないと!」
といいながら、
ノンオイルのドレッシングかけてたら
意味ないわけです。
知らないとしょうがないことかもしれ
ませんが、栄養学は専門家の自慢の
ためにあるのではなくて、正しく
「食べる」ための知恵だと思います。
なので、ちょっとは知っておくべき、
ではないでしょうか…
食物せんいとして約には立っている
かもしれませんけど…
で、私、最近気付きました。
サラダって油と塩だけでも十分旨いと。
ズボラな私は、
わざわざドレッシングなんか買わ
なくても、作らなくてもいいじゃん
と思っちゃいます…
もちろん、質のいい油をかけます
けどね。
そう、油はある程度摂らないといけ
ないのですが、油の質が大事。
いい油とは、どんな油か?
これは、またの機会に話したいと
思います。
油(脂)とは何か?についても、
もうちょっと詳しくお伝えしたい
と思います。
今回は、油の全体像として、悪者では
なく必須の栄養素。
摂り過ぎは駄目ですが、控え過ぎも
よくない…
体に「絶対必要な」成分でバランスが
大事なんだということを覚えておいて
頂きたいです。
【追伸】:
「油」は、料理作りでは、フライパン
のくっ付きを防いでくれたり、
食材の加熱を均一にする効果もあります。
もっともすばらしいのは、”コク”となり
美味しくなるという効果。
そう考えると、油さんを
「悪者」扱いするのはかわいそうでは
ありませんか…
上手く付き合っていくためにも
ある程度の知識は必要ですね。
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