1時間を20分にできるズボラ調理法!
佐藤です。
「田楽みそ」で作れる料理シリーズ。
前回までにお伝えしたのは、
「創作焼き魚!鮭の田楽焼き」
「鶏もも肉の土手焼き」
「みそ煮込みうどん」
1つくらいは作って頂けましたか?
「作りました!」という方は、是非、
各レシピ記事のコメント欄に感想を
残して頂けると嬉しいです。
で、
他にも様々な田楽料理ができるのです
が、今回のレシピでとりあえず、締め
括ろうと思います。
そのレシピは「風呂吹き大根」。
田楽みそ使う料理としては定番に入る
かと思います。
が、これ、丁寧に作るとかなり手間が
かかる…
大根を大きく切って、米のとぎ汁で
軟らかくなるまで茹でる。
とぎ汁で茹でると、大根の苦味が
抜けて甘味を強く感じますし、透明感
が出て見た目も美味しそうに仕上がり
ます。
蒸し器で蒸して軟らかくする方法も
あります。
が、どちらにしても軟らかくするだけ
で30分くらいかかります。
で、ここからさらに薄味の煮汁で30分焚く。
大根の下準備だけで1時間です。
これらを手抜きにすると美味しさは
50%に低下します。
土台となる作業。食感を良くして
下味を付ける工程。
下味があるのとないのとで、全体の
味に大きな差がでます。
ですが、これらの面倒な作業は忙しい
あなたには向かない…
休みの日にじっくり作ると言う選択肢
もありますが、簡単にできる方法が
あれば、そっちの方法で作りますよね?
あるんです。
「風呂吹き大根」を簡単に、しかも
美味しさ90%に保って作れる
ズボラ技が…
まず、
簡単にするためには「軟らかくする」
と「焚く」を時短にしなければなりま
せん。
そこで、それらを同時に行なう。
茹でながら焚く。『直焚き』という
和食の調理法ですね。
これだけで1時間が40分くらいになる。
煮汁に直接生の食材を入れて焚く。
この方法で煮物を作る方は多いと思い
ます。
ですが、もっと時短になるほうが
いいですよね?
なります!
大根は、軟らかくなるまでに時間の
かかる面倒な野菜。
定番の風呂吹き大根のように分厚く
切ると『直焚き』でもほど良い食感に
なるまで40分。
そこで、大根を薄切りの輪切りにします。
薄くすることで早く茹で上がり軟らかく
できます。
で、盛り付けで薄輪切りの大根を
重ねて盛る。
ミルフィーユ的な風呂吹き大根…
すると、見た目は分厚い輪切りの風呂
吹き大根と同じです。
あとは田楽みそを温めてかけるだけ。
20分ちょいで美味しい「風呂吹き大根」
が食べられます!
試作中に母親が居たので、食べてもらい
ました。
「うん!うん!美味しい!美味しい!、
寒い時は風呂吹き大根がええね」
「当たり前じゃ…」と思いながらも
好評いただけたので良かったです。
で、『直焚き』の際、煮汁に「だし」
が必要ですが、なんと今回は「だし」
を使いません。
水でOK!
ある身近な食材を使えば「美味しい!」
になる煮汁になって簡単に下味が付けら
れます。
その、ある食材とは?
レシピで公開します!
↓↓↓
【材料】(一人前)
大根(中太)…直径7cmの大根で長さ5cm分
田楽みそ…大さじ1杯強
白胡麻…少々
【煮汁】
水…500cc(+200cc)
とろろ昆布…10g弱
みりん…大さじ1と小さじ1(25cc)
淡口醤油…大さじ1と小さじ1(25cc)
1、大根は、使う分だけ皮を厚く剥きます。
(皮を厚く剥くことで粗い繊維が取れ、食感が良くなります)
2、4~5mm幅で輪切りにします。
3、大きめの鍋、またはフライパンに大根、水(500cc)、とろろ昆布
(軽くひと掴み)を入れて強火にかけます。
(「ある物」とは、『とろろ昆布』。これが速攻性の”だし(旨味)”に
なるので「カツオだし」がなくても美味しくできます)
4、みりん、淡口醤油(各大さじ1+小さじ1)を入れます。
5、沸騰してきたら中火の強にして、2~3回アクをすくい取ります。
6、20分焚いて軟らかくなっているか確認。爪楊枝などで確かめます。
(刺した感覚で、わからない場合は、1つ食べて下さい。これ一番分かる)
7、もし硬い場合は、水を100~200cc足して軟らかくなるまで焚きます。
(煮詰まっているので水を足す。)(半透明になっていれば大体軟らかいです)
軟らかくなったら火を止めます。
8、鍋に”田楽みそ”(大さじ1杯強)と大根の煮汁小さじ1杯を入れ、
混ぜながら”超弱火”で温めます。(すぐに温まるので焦げないように細心の注意を…)
温まったらすぐ火を止めます。
9、深鉢の器に大根を重ねて盛ります、大根が崩れないようにフライ返しなど
使って下さい。
10、とろろ昆布を大根の周りに少し添えます。
11、田楽みそをのせて(スプーンを使うときれいになる)、胡麻をふって
完成です!
※とろろ昆布が残るので、水、またはだしで伸ばして塩で味付けして、
「吸物」として食べて下さい。
水、みりん、淡口を足して煮物の「煮汁」としても使えます。
かぶら、里芋など焚くと美味しいです。
大根買って作ってみて下さい。
その前に!
この料理には「田楽みそ」が必須です。
15分で作れる美味しい「田楽みそ」の
作り方は、この↓無料プレゼントの中
で、レシピを公開しています!
(カテゴリー⇒「定番!合わせ調味料」⇒「風味が豊かな田楽みそ」)
とっても美味しかったです。大根をこのように料理したことは無かったのですが、とっても気に入りました。ただ、カミさんがちょっと辛い!と言うのです。
レシピ通りに正確に計って作ったのですが、使った味噌が恐らく辛めのものだったと思われます。ちなみにメーカーは愛知県岡崎市のマルサン赤だしみそ、
でした。 しかしながらとろろ昆布の味が出たスープはめちゃうまでした。
久野さん、コメントありがとございます。
気に入って頂けてよかったです。
辛く感じたのは、味噌の種類も関係ありますし、
味噌の加熱加減も関係してきます。
また、大根を炊いたときに煮汁が煮詰まって
いることも考えられます。
ですので、焚き上がりで煮汁の味見をして、
塩辛く感じるようなら水を足して再度沸騰
したら、すぐに火を止めて下さい。
で、すばらく時間をおけば、大根に滲み込んだ
煮汁が周りの煮汁に溶け出て辛味が和らぎます。
参考にしてみて下さい。