「肉のそぼろがあれば、魚のそぼろもあります…」
佐藤 周生です。
鶏そぼろ、豚そぼろ、牛そぼろ…
味噌そぼろに、そぼろ餡。最近は「大豆のそぼろ」なんていうのもある。
そぼろは、いろんな料理にできて美味しいですよね。
私は、味噌そぼろの茄子田楽が好きですね。
肉の旨味と味噌の旨味がすごく合う….
で、ここ、お気づきでしょうか?
みんなが知っている「そぼろ」というのは、「大豆そぼろ」を除いて、全部「肉」が原料(玉子のそぼろもありますね…)。
そぼろと言えば「肉」…みたいになっている。
私、これ「魚でもできないか?」と思って、試しに作ってみたのです。
すると予想通りめちゃ美味しく、しかも簡単にできてしまいました…
この発想には確信があったのですが、
その理由は、ちらし寿司や巻き寿司で使う、甘い「海老のおぼろ(そぼろ)」や「白身魚のでんぶ」も肉そぼろとほぼ同じ調理法で作っているから。
調味料を調節して煮詰めれば、美味しくできるわけです。
これ、生の魚から作ろうとすると魚を捌いたり、塩をあてて時間を置くなど下準備がけっこう大変なので、「もっと簡単にできないか?」と思いついたのが「缶詰」。
サバやイワシ、サンマなどの「煮付け」や「味噌煮」にしてある魚の缶詰をほぐして、鍋やフライパンで煮詰めるだけ。
それだけで、簡単に「魚のそぼろ」が出来ちゃう。
何十回も作ってみましたが、缶詰のメーカーによって若干の味の違いはあれど、ほぼ間違いなく美味しくできます。
甘めのそぼろが好きなら、みりんや砂糖を少し加えてもいいと思います。
また、缶詰は下準備無しで調理されている場合が多いので、魚臭さが残っていてそれが気になる場合も…
そんな時は「酒」を少し加えて煮詰めれば、臭みは抑えられます。
調理の際は、肉のそぼろには無い、魚特有の注意点があるので、
レシピで確認してみて下さい。
今回は「さば缶」を使って「鯖そぼろ」です!
↓↓
【材料】
さば缶(煮付けまたは味噌煮)(水煮は駄目)…1缶(130~160g)
”完全に冷めたら”適度な大きさの容器(乾拭きする)へ移し変え、冷蔵庫へ。
保存状態が良ければ、1ヶ月くらい日持ちします。
※注意※
水滴が付いていたり、汚れているスプーンや箸ですくうと腐敗菌が早く繁殖して、日持ちしなくなります。
取り出す時は、乾拭き・消毒したスプーン、箸を使って下さい。
さば缶は、必ず水煮以外の「味付け」「煮付け」「味噌煮」などと書かれている缶詰を選んで下さい。
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