こんなズボラでも美味しくできるのです!
佐藤です。
今回は、
「ズボラで簡単に作れる!炊き込みごはん」
を伝授します。
「炊き込みごはん」と聞いたら、やっぱりめんどくさく感じますか?
でも、今回お伝えする、「炊き込みごはんの炊き方」を知ってしまえば、今後、「炊き込みごはん」に難しさやめんどくささを感じなくなります…
私のオンライン和食料理講座では、「炊き込みごはん」もお伝えしているのですが、確実に美味しくできるように、ちゃんと昆布とカツオ節で取った「出汁」を使って、炊き込みだし(味付け)もしっかり割合で合わせて、そのだしと具材を米に加えて炊く方法を伝授しています。
炊き込みだしを先に作って、それをお米と合わせて炊く、というやり方。
でも、今回の炊き方は、「出汁」を取る必要ありませんし、割合で細かく計って「炊き込みだし」を合わせる必要もありません。
もっと、ズボラで簡単!いつも通り、米を洗って炊飯器に水を入れる…
そして、調味料とカツオ節と具材を加えて、スイッチオン!
あとは炊き上がるのを待つだけ。
これだけで、誰でも美味しい炊き込みごはんが作れます。
”1つだけ”大事なポイントがあります。
米に入れた水と調味料が、だいたい
「水10:酒1;みりん1:濃口醤油1」
という割合になっていること。
炊き込みごはんの合わせだしは、上記の割合で合わせると美味しくなるのですね。
なので、
「水10:酒1;みりん1:濃口醤油1」
さえ、マスターしておけば、簡単に炊き込みごはんが失敗することなく作れる…ということです。
例えば、私がいつも使っている炊飯器の場合、米2合炊くとして、釜の目盛り2合のところまで水を入れると、その水の量だけ計ると約480cc。
炊き込みだしは、
「水10:酒1;みりん1:濃口醤油1」
の割合なので、酒、みりん、醤油は、各48cc加えればいいわけです。
ですが、48ccというのは、計りにくく中途半端なので、計量スプーン使って各調味料、大さじ3杯づつ加える…
これなら、計りやすいですよね。
大さじ1杯15ccなので、3杯なら”各45cc”…
ちょっと割合が崩れてますが、これぐらいなら問題なし。
十分な美味しく炊ける..ただ、これは、私の炊飯器の場合なので、もしかするとあなたがお使いの炊飯器の場合
は、水の量に多少の差があるかもしれません。
なので、始めの時だけ、水の量を計って頂きたい。
要するに通常通り、米を洗って炊飯器に入れ、目盛りまで水を入れたら、ザルで濾して、水の量だけ計ってみる。
この水の量の1/10が各調味料の量になるので、水の1/10の酒・みりん・濃口醤油を計って加えればいいだけです。
「2合の時は、水が480ccだから、調味料は大さじ3杯づつでいけるな…」
という感じで、始めて焚く時だけ、計ってメモしておく。
次回からは、いつも通り目盛りまで水を入れて、その量の調味料加えるだけなので、めちゃ楽チンで簡単です。
それと、本来は、水でなく「出汁」が入るので、出汁を入れない代わりに「粉カツオ節」を加えます。
これで、出汁を加えた状態とほぼ同じ…
あとは、好きな具材を加えればいいだけです。
今回のおすすめは、「牛肉と牛蒡」
これ相性が良くて、美味しくなる。
ゴボウの香りと牛肉の脂のコク、牛肉の風味…
これらが合わさって、最高の「炊き込みごはん」に仕上がります。
作り方としては、米、水を目盛りまで入れ、調味料を1/10の量をづつ入れたところに、ゴボウをピーラー(皮むき)でささがきにしながら、バサバサと加えて、牛肉も手でちぎって入れる。
どちらもまな板、包丁使わずに直接入れるのですね。
かなり、ズボラで手抜き調理ですが、間違いなく”楽チンで美味しく”できる。
ハッキリ言って料理人が教えるような方法ではないですが…
でも極論、やり方なんかどうでもよくて、最終的に美味しくできれば、それでいいでしょ?
とにかく、
「水10:酒1;みりん1:濃口醤油1」
の割合だけ、守って頂ければ美味しくできますので。
実は私、この炊き込みごはん、思い付きで作りました。
「10:1:1:1の割合になってればいいから、これでいけるんじゃね?」
「先に炊き込みだし、合わせるのめんどくせぇし…」
と思い、作ったら上手く炊けて、味もめちゃ美味しかった、という結果になりました…
牛肉と牛蒡の前に、ちりめんジャコとひじきでも作ったのですが、これもかなり美味しかったです。
2回とも上手くできたので、間違いないです。
誰でも美味しくできる「炊き込みごはんの作り方」、マスターしてみて下さい。
詳しいレシピ!
↓↓
【材料】(2~3人前)
米…2合
牛肉(細切れ)…100g
(少し脂身がある方が美味しい)
ごぼう…1/3本(50g)
胡麻(飾り用)…少量
【炊き込みだし】
割合…「だし10:酒1:みりん1:醤油1」
『2合炊きの目安』
水…480cc
酒・みりん・濃口醤油…各大さじ3杯(各45cc)
粉カツオ節…軽くひとつかみ

(20~30分)



(ささがき牛蒡の要領で)




(メニューに「炊き込みごはん」があれば、それを選んで下さい)
あとは、炊き上がるまで待つだけ。

(おこげが全体に混ざるように)

(牛肉が均等になるように盛って下さい)
豚肉ときのこ、鶏肉とひじき、挽肉と油揚げなどなど、組みあわせ次第で、様々な「炊き込みごはん」が作れます
もちろん、魚介類でもできます。
しらすとせり、アサリと若芽、アジと枝豆、鮭と栗、秋刀魚と松茸、ブリと大根、といった組み合わせなら季節感が出ますし、
ツナ缶とゆで大豆など、こういった食材なら切る手間もなく、めちゃ簡単に作れます。
具沢山が好みなら、もっといろんな野菜を増やしてもいいですね。
大事なポイントは「だし(水)10:酒1:みりん1:濃口醤油1」の割合に(大体)なっていること。
これを守れば、大きく失敗することはないと思います。
(水分が多く出る食材の場合は、薄味に仕上がる可能性があります…)
好きな食材を組み合わせて是非、作ってみて下さい。
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