美味しさと栄養も求めるならこの「調理法」…
健幸料理家 佐藤周生です。
今回は、
「栄養を逃がさない調理で作る”枝豆”」
を伝授します。
「枝豆」の定番言えば、”茹で枝豆”ですよね。
塩を加えたお湯で茹でる、という調理法が一般的…
でも、”茹でる”は、栄養素を失う量が多い、というデメリットがあります。
特にビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの内、水溶性成分の多くは湯に溶け出ます。
通常、茹でた後、茹汁って捨てますよね。
要するに「水分で茹でるという作業」は、多くの栄養素を捨てている、失っているということ…
栄養素というのは、加熱の影響でも失われますが、水分による消失のほうが影響が大きいのですね。
これが汁物なら汁ごと食べるので、溶け出た栄養もいっしょに摂ることになるので、問題ないのですが、茹で枝豆の場合そうはいかない…
塩が溶けた塩辛いお湯は飲めないですよね(笑)
繰り返しになりますが、
枝豆は”茹でる(水分で加熱)”と、豊富に含むたんぱく質、カリウム、ビタミンC、βカロテン、食物繊維など、夏バテを助けてくれるせっかくの栄養分が失われる。
ですから、枝豆を単なるビールのつまみとしてだけでなく、
「栄養源」として食べたいなら、”茹でる”以外の調理法ほうが良いわけです…
そこで、おすすめが「蒸す」。
蒸気による加熱なので、失う栄養素が少なく、しっかりと摂取できるのですね。
枝豆の通常の下準した後、ただ「蒸すだけ」なので、すごく簡単。
もし、蒸し器が無くても、蓋付きの鍋などがあれば、それで代用できます。
中に水をはって、ザルを蒸し台にすれば、即席蒸し器になる。
これ、他にも玉子豆腐や茶碗蒸しなども作れますよ。
で、今回、「蒸し枝豆」におすすめの枝豆があるのですが、もしスーパーで売られていたら一度試して頂きたい…
それが、「だだちゃ豆」
山形県鶴岡市の特産の枝豆で、独特の良い香りと甘みがあります。
何とも表現できない独自の良い香りがある。
鶴岡市の白山地区で取れるだだちゃ豆が有名で、マメ科の植物を育てる際に欠かせない”根粒菌”が多く住みつく土地なので、そのような独特の風味の枝豆ができるようです。
「土」1つで、植物って変わるってことですね。
そんな「だだちゃ豆」、8月・9月が旬…
和食でも初秋の食材として、八寸(前菜)や魚料理のあしらいなどに添えたりします。
風味がある食材って季節を感じやすいですからね。
蒸して作る枝豆なら、どんな種類でも美味しく栄養素を逃さず作れますが、「だだちゃ豆」は、特におすすめなので、見つけた時は是非試してみて下さい。
では、蒸し枝豆レシピです。
↓↓
【材料】(1~2人前)
生の枝豆…200g
塩…小さじ1杯+小さじ1杯
「だだちゃ豆」↓独特の香りと甘みがクセになる!
蒸し立ての若干硬めなら歯ごたえも楽しめて美味しいです。
『蒸し枝豆』、是非作ってみて下さい。
★こちらの枝豆料理もおすすめ!
⇒フライパンで簡単!「焼き枝豆」
(これも栄養を逃がさないのでおすすめ)
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