【偶然生まれたアレンジ法】
今回は、「カツオのたたきの簡単アレンジ」を伝授します。
春の旬の食材といえば「初カツオ」もその1つ。
カツオは回遊魚ですから、旬は春と秋の年2回あります。
3月~5月に獲れるのが、身の脂分が少ないあっさり味の「初ガツオ」で、8月~9月に獲れるのが脂ののった濃厚な味が楽しめる「戻りガツオ」です。
そんな「カツオ」といえば、炙って食べる「たたき」が美味しいですよね。
で、「たたき」と言えば、酸味の効いた「ポン酢」で食べるのが一般的。
カツオは血合いが多く、魚臭さが結構強いですから酸味の強いポン酢をかける(付ける)ことで、その臭みを抑えることができ、美味しく食べられるわけです。
たしかに、ぽん酢で食べるカツオたたきは旨い…
でも、こんな味付けで食べるカツオたたきも美味しいのです!
それは、ポン酢の代わりに「ステーキソース」をかけるという方法…
この料理↑で使っている「ステーキソース」、すりおろし玉ねぎたっぷりの和風ステーキソースなのですが、
これがちょっと濃い味でして、カツオの臭みを抑えてくれる効果になる…
そして、玉ねぎとかつおたたきの相性も良く、カツオの旨味を引き立ててくれます。
だから、ステーキソース(玉ねぎソース)はカツオたたき合う!
意外と美味しく食べられるわけですね。
そのステーキソース(玉ねぎソース)は、玉ねぎすりおろして、みりん、しょう油、酢を加えて1分煮詰めるだけ。
簡単に作れます。
これをかつおたたきにかける!
「ポン酢もいいけど、これも美味いな」と納得して頂けるはずです。
実はこの「カツオたたき 玉ねぎソースかけ」、偶然生まれた一品。
私、肉料理用にステーキソース(玉ねぎソース)を作ったのですが、作り過ぎてしまい、
「やっちまったな、どうしよ…」「何か、他に使えんかな」
と思っていた時に、思い付きで「もしかしたら旨いかも…」と、たまたま買い置きしていたカツオのたたきに付けて食べてみたわけです。
すると…
「お!合うやん!」
という感じで、カツオたたきのアレンジが出来上がったというわけです。
料理的ポイントとして、【生臭みの強いものは濃い味付けにする】
これを覚えておくと、他の料理でも様々な美味しいアレンジができるようになります。
(※例外もあるので、100%美味しくなるわけではないです。何より試してみる!挑戦してみることが大事!やってみなければ結果が分かりませんからね)
そして、カツオのたたきは表面は加熱してますが、中はほぼ「生」…
さらにカツオのたたきには、生野菜の玉ねぎスライスや刻み青ねぎなどを薬味として添えます。
これらの共通点…
「生」=「酵素」
もう、お気づきだと思いますが「酵素が摂れる料理」なのですね。
そう、刺身料理全般に言えますが、カツオのたたきは「酵素料理」として消化負担を抑えられる素晴らしい魚料理です。
刺身料理は「酵素料理」
これ、是非憶えておいて下さい。
酵素料理は、消化負担を抑え、体の回復が高まる健康的な食事に繋がります。
そして、今回のカツオたたきのアレンジ…
ぽん酢も良いですが、たまには「玉ねぎソース」で食べてみてはいかがでしょうか?
↓↓
【材料】(1~2人前) | 分量 | 備考 |
カツオたたき切身(刺身用) | 10切(120g) | ブロック(冊)(1/8)を買い、自分で切ってもOK |
新玉ねぎ(中) | 1/2コ(80g) | |
三つ葉 | 1/4束(15g) | |
刻みネギ | 大さじ4杯分 | |
すり胡麻 | 少量 |
【玉ねぎソース】 | 分量 | 備考 |
玉ねぎ | 1/4コ(50g) | 通常の玉ねぎでもOK。 |
にんにく | 1片 | |
濃口しょう油 | 大さじ1杯(15cc) | |
みりん | 大さじ1杯(15cc) | |
酢 | 小さじ1杯 |
1、【玉ねぎソース】を作ります。
玉ねぎ(1/4コ)とニンニク(1片)をすりおろします。
2、フライパン(鍋)にすりおろした玉ねぎとにんにくを入れ、
濃口しょう油とみりん(各大1)、酢(小1)を加えて強火にかけます。
3、沸騰したら中火にして1分煮詰めたら出来上がり。
このまま冷ましておく。
4、新玉ねぎ(1/4コ)は、繊維に沿って極薄の薄切りにします。
5、三つ葉は根元を切り落とし、束ねて1.5cm幅に切ります。
6、新玉ねぎと三つ葉を混ぜて軽くすすぎ洗いし、水気をきっておきます。
7、カツオたたき(120g)は”冊の場合”、6mm幅で切っておきます。
※刺身用の切り身の場合は、そのまま使う。
8、平皿に(6、)を敷き(平らに)、カツオタタキを等間隔で盛ります。
玉ねぎソースをカツオタタキの手前側にかけます。
9、奥側に刻みネギをのせ、すり胡麻(少量)をふって完成です。
野菜と絡めて食べて下さい。
ぽん酢も美味しいですが、「玉ねぎソース」はそれとはまた違う美味しさを楽しんで頂けますよ。
是非、作ってみて下さい。
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