油が多くても、さっぱり味になる方法とは?
佐藤です。
今回は、
「フライパンで簡単に出来て、酒のアテになるさっぱり茄子料理」
を伝授します。
茄子の料理、たくさんありますよね。
私もこれまで、いろんな茄子料理を作ってきましたが、茄子は、食材・調味料の組み合わせ次第で、結構印象が変わる…
特に組み合わせの相性が良いのは、「油」
これ、ご存じの方も多いと思いますが、茄子料理の大事なポイントだと思ってます。
なので、茄子料理には、ちょっと多めに油を加えてあげると美味しくなる…
ですが、油の量が多ければ、それだけコッテリした味になりますよね。
この油っぽさを抑える簡単な方法は、2つ。
1、濃い味付けにする。
他の料理でも共通することですが、油分が多い料理は、味が薄いと油っぽさのせいで頼りない味に感じます。
なので、その油っぽさに負けない程度の濃い味付けが必要なのです。
例えば、スーパーのお惣菜の揚げ物。
鶏の唐揚げが一番分かりやすいと思いますが、外側の衣を剥いで中の鶏肉だけを食べるとけっこう強い塩味がします。
これは、油っぽいさに負けないようにするため、塩味を強くしてバランスをとっているのですね。
2、酸味を利かせた味付けにする。
例えば、ドレッシング。
このメイン材料は、油とお酢ですよね。
手作りでも市販のやつでも同じですが、ほとんどの場合、酢より油の割合が多い。
市販のドレッシングなら、原材料を見て頂ければわかります。
原材料は、量の多い順に記載されてますから、一番に「食用植物油脂」などと書かれているはずです。
(植物油脂は健康的にはちょっとクセモノ…)
でも、「ドレッシングは、油っぽくコッテリで食べにくい!」なんてことないですよね。
サラダにかけて食べれば丁度いい味で、美味しい。
これ、酢の効果。
要は、油のコッテリ感は、お酢などの酸味で抑えることができる。
しかも少量でいい。
だから、油がメインのドレッシングでも油っぽく感じず、美味しいわけです。
この二つの方法を使えば、茄子に少し多めの油を加えても、油っぽくならず、美味しい料理することができます。
で、この二つの方法を使ったおすすめの茄子料理が、
「炒め茄子のさっぱりツナマヨ」
茄子をちょっと多めの油で炒めて、定番のツナマヨをかけるだけ。
で、ポイントは炒めた茄子の仕上げに少量の濃口醤油を絡めます。
他の調味料は加えず、濃口醤油だけ、なので少量でも結構濃い味が付く…
これが、一つ目の「濃い味付けにする」方法ですね。
そして、ツナマヨ。
これ、ツナ缶とマヨネーズを混ぜる合わせるだけですが、ここに、さらにお酢を加える。
すると、少し酸味が強くなって茄子がすごくさっぱりする。
これが、二つ目の方法、「酸味を利かせる」です。
油分が多いのに、コテコテした味に感じないわけです。
二つの方法を活用すれば、バランスの良い、食べやすい味で楽しむことができます。
また、お酢の酢酸は、脂肪分の分解を促進してくれるので、多めの油でも心配無用。
油分は「控えたい…」という方でもおすすめです。
「炒め茄子のさっぱりツナマヨ」は、先日、マンツーマンレッスンに参加中の生徒さんにお伝えした料理。
「これ、簡単で食べやすいですね」
と好評頂いています。
それでは、酒のアテになる「茄子レシピ」を見て下さい。
茄子に油を均等に行き渡らせるためのちょっとしたマル秘技も公開しています!
↓↓
【材料】(2~3人前)
長茄子(中)…2本
油…大さじ3杯
濃口醤油…大さじ1/2杯
一味唐辛子…少々
【ツナマヨ】
ツナ缶(70g)…1/2缶
マヨネーズ…大さじ3杯
酢…大さじ1/2杯
胡椒(黒)…少々

ツナ缶は、蓋を開け、蓋でツナを押さえて油分をきります。


上部のヘタと尻の部分(少し)を切り落とし、3等分に切り分けます。



これをやっておくことで、均等に茄子に油が付きます。
フライパンのほうに先に油を入れてから、茄子を入れると一部の茄子だけに油がたくさん付いてしまうので…





出来上がり!火を止めます。




ツナの代わりに、サバ缶の水煮などで「ツナマヨ」の応用ができます。
コッテリの調理なのに、さっぱりで食べられる茄子料理。
簡単にできる酒の一品として、是非作ってみて下さい。
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