”見栄え”は、味付けと同じ!?
佐藤です。
今回は、
「美味しいオクラとろろの作り方」
を伝授します。
”ネバネバ食材”が健康にいい事は、多くの方がご存知だと思いますので、ここではあまり詳しく説明しませんが、今回の料理で使う「オクラ」もネバネバ食材…
ガラクタン、アラバン、ペクチンといった食物繊維がネバネバの成分になっていて、整腸作用から、大腸がんのリスクを下げる効果が期待できると言われてますね。
オクラは、ビタミンB1も多く、夏バテなどの疲労回復にも有効です。
で、オクラをそのまま天ぷらにしたり、焼いたり、炒めたりしても美味しいのですが、茹でて叩いて「とろろ」にする食べ方もおすすめ!
オクラは青色(緑色)が綺麗なので、メイン食材にのせたり、かけたりすると見た目も美味しそうになり、料理が冴える。
なので、オクラをとろろにしてメイン食材などにかける、のせるというのは、1つの「調理法」として使えるのですね。
・蕎麦、うどん、そうめんにかける…
・調理した肉、魚介類にのせる。
・味噌汁、お吸い物の具材として…
などなど、いろんな場面で活用できますが、これが一番簡単ではないでしょうか…
”豆腐にのせる”
絹ごし、もめん…
玉子豆腐などでも…
オクラとろろをのせるだけで色合いが良くなり、ネバネバ食感も面白く、豆腐なら冷奴のアレンジになります。
なので、「オクラとろろ」は1つの調理法としてマスターして頂きたい。
ということで、今回のおすすめは、
『オクラとろろの旨だし冷奴』
絹ごし豆腐にオクラとろろをのせて淡口醤油ベースのあっさりだしをかけるだけ。
スプーンでだしごと豆腐とオクラをすくって食べるスタイル。
だしごと食べることで、丁度いい味加減で味わって頂けます。
和食では、ごま豆腐や枝豆とうふなど「○○豆腐」という料理を季節に合わせて付き出しや前菜で提供するのですが、それらに”オクラとろろ”をかけるだけで、夏を演出できますし、見栄えもよく綺麗…上品に仕上がる…
ネバネバ食感も楽しんで頂ける。
こういう付き出しをお出しすると、お客さん、必ず残さず食べてくれてました。
味が良いことは、当たり前で、それ以上に「見た目」で「美味しそう!」と思って貰えたから完食して頂けていたと思っています。
「美味しそう!」と思って貰うことは、やっぱり大事だと思います。
家庭でも同じで、ご家族にもそう思わせることで喜んでもらえますし、自分だけで食べる場合でも、
「なんか不味そう…」
より
「うまそ!」
と思えば食欲もアップしますよね。
「美味しそう!」を感じさせること、”見栄え”を良くすることは味付けと同じくらい重要だと思います。
それでは、
『オクラとろろの旨だし冷奴』のレシピみて下さい。
「オクラとろろ」を食べやすくするちょっとしたポイントとは?….
↓↓
【材料】(1人前)
オクラ…大3本(100g弱)
絹ごし豆腐…1/3丁(100g)
カツオ削り節…少量
【旨だし】(多めの量になってます)
割合「出汁8:みりん1:淡口醤油1」
水…大さじ4杯(60cc)
みりん…大さじ1/2杯(8cc)
淡口醤油…大さじ1/2杯(8cc)
粉カツオ節…小さじ1/2杯
『作り方概要』
一、旨だしを作って冷やしておく
二、オクラを茹でて叩いてとろろにする
三、切った豆腐にオクラとろろと旨だしをかける
四、削りカツオ節を飾る

鍋に水(大4杯(60cc))みりん・淡口醤油(各大1/2)、粉カツオ節(小1/2)を合わせて、中火で沸かし、沸騰直前で火を止めます。

完全に冷めたら冷蔵庫で冷やしておきます。
(氷水は後で使うので残しておく)

オクラは、天地(上の硬い部分と下の細くなった部分)を切り落とし、縦半分に切ります。


(水500ccに塩小さじ1杯弱)



(ある程度細かくなっていればOK!
細かくするほど上品な仕上がりで口当たりも滑らかになります)

(※ここが「オクラとろろ」を美味しく仕上げるポイント!
少し下味を付けておくことで、オクラの青臭さが抑えられ食べやすくなります)


オクラととろを前後に垂らすようにかけます。

(横から流し入れる)(上からかけると盛り付けが崩れるため)
最後に削りカツオ節をのせて完成です。
スプーンでだしごとすくって食べて下さい。
めかぶ、モロヘイヤ、なめ茸、長芋などで応用できます。
是非、作ってみて下さい。
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