「ブリのカマを堪能するシンプル調理法」
佐藤です。
これからが美味しい旬の「ブリ」
出世魚ですね。
関西では、ツバス⇒はまち⇒メジロ⇒ブリ。
地域によって様々な呼び名がついてます。
寒ブリと言われる、一番寒い時期に捕れる脂ののった”ブリ”はやはり、『刺身』で食べるのが最高に旨い。
刺身好きの方なら、「そう!そう!」と思って頂けると思います。
が、私が「ブリ」と聞くと刺身より先に頭に浮かべるのは”ブリカマ”。
刺身もうまいのですが、何度も何度も食べた経験から刺身も”カマ”の旨さには及ばないような気がしています。
一番は、「ブリカマの塩焼き」
ただ、塩をふって焼くだけ。
このシンプルな調理法で最高のブリの旨味を味わえます。
私が20代時は、行き付けの居酒屋で「ブリカマの塩焼き」一品だけ頼んでビール7~8杯飲んでました。
それほど、酒の肴になる。
献立のメインの焼き魚として食べればちょっと贅沢なおかずに。
ごはん軽く2杯は食えると思います。
で、今回のおすすめは、「ブリカマの柚子胡椒焼き」
塩焼きにちょっとだけ手を加えて創作焼き物に仕上げた一品です。
ピリッと辛く、柚子の柑橘の香りがたまらない「柚子胡椒」の効果で、ノーマル塩焼きのブリカマで食べるより、臭みを抑えてくれます。
これは「酒の肴」になります。
”創作焼き物”といっても難しいことは一切しません。
塩をふった”ブリ”にさらに柚子胡椒をベタベタ塗ってグリルで焼くだけ。
もちろん、コンロで焼き魚用あみで焼いてもOK!
簡単な料理です。
私の家には、ブリカマのストックが常に”2つ”冷凍庫に保存してあります。
いつでも食べられるように、スーパーで見つけたらすぐ買います。
このブリカマで「ブリ大根」もできます。
最高に旨いですよ。
まずはシンプルな”焼き物”でブリカマを堪能して下さい。
ちょっと特殊な「うろこの取り方」がマスターできる、「ブリカマの柚子胡椒焼き」レシピ見ておいて下さい!
↓↓↓
【材料】
ブリのカマ・・・1コ(片身分)
塩・・・適量
柚子胡椒・・・少々 (チューブで2cm分)
酢だち・・・1/2個

通常は包丁を立てて刃で削るようにうろこをかきますが、今回のうろこを取る方法は、包丁を寝かせ前後に動かしながら、皮の表面部分を”そぎ落とす”やり方です。
うろこの方向に逆らって”そぐ”ように切ると皮は残って、皮の上の”うろこ”だけを取ることができます。うろこと同方向から行なうと取れません)
慣れると通常のうろこの取り方より綺麗に早く取れます。
(※注意点!魚を持つ手(指)が絶対に包丁の刃の前にいかないようにして下さい。必ず刃と反対側にくるように手をブリに添えて下さい。ザックリ切ってしまうこともあるので・・・)。

流水で綺麗に洗った後、水気を拭きとります。

2つの×(バッテン)の形で切り込む。
貫通しない程度にできるだけ深く切り込みます。(浅いと熱が通りにくい)

(指で皮全体に塗って下さい)

天火(上から火が出るタイプ、片面焼き)のグリルをお使いの場合は皮を下にして”裏側”から焼き始めます。
(盛り付けは皮が上にくるのが正解なので、”裏側”⇒”皮”の順で焼けば、皮が上になった状態で焼き上がり、裏返すことなくそのままの状態で盛り付けできます)
(写真は、両面焼きタイプなので皮を上にした状態で焼いてます)

少~し焦げ目が付くくらいまで焼くと香ばしくなり、生臭みも抑えられます。

柚子胡椒を塗るだけの創作ブリカマ塩焼きです。
スーパーで「ブリカマ」を目撃したら、すぐにカゴに入れて下さい。
迷っていると横から、図々しいおばはんに横取りされますからね・・・
「ブリカマの柚子胡椒焼き」是非!作ってみてください。
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