料理にオススメの「塩」
佐藤です。
今回は、
「料理にオススメの調味料」を伝授します。
時々、読者さんから「オススメの調味料を教えて下さい」というコメント頂きます。
ですので、今回はそれにお答えしようと思います。
まず、お伝えするのは「塩」…
私、基本的には「この食品会社のこの塩を使っている」というのはありません。
が、1つ、気をつけている”ポイント”があります。
それは…
【「サラサラ」と「しっとり」を使い分ける】です。
要は、2種類の塩を買うわけですね。
塩は、大まかに分けて”サラサラ”した乾燥タイプと水分を多く含んだ”しっとり”タイプがあると思います。
で、サラサラタイプは食材に塩をふる(かける)時の、【ふり塩に使う】塩です。
これ、しっとりタイプをふり塩に使うと塩が万遍なく、均等に食材にふれない。
”しっとり”だと水分が多くどうしても塩の粒どうしがくっ付いて固まりになり、
「一部分には多くかかって」、
「一部分にはあまりかかってない」
といったことになる…
つまり、塩加減にムラが出やすくなるのですね。
さらに言えば、しっとりタイプは手にも引っ付いて上手く塩がふれない…
例えば…
「ブリの切り身で塩焼きを作ります」という時に一部分には固まりの塩が付いて、一部分には上手くバラバラになった塩がかかる…
この状態で食べるとどうなりますかね?
一部は塩辛くて、一部は丁度いい塩加減、もしくは「塩味が薄い!」なんてことになります。
ですが、サラサラの塩なら塩の粒同士がくっつくことがなく、バラバラなので食材に万遍なくかけることができます。
「塩加減が均等にできる」
なので、食材に塩をふる(かける)という、「ふり塩」の時は「サラサラの塩」を使うようにしています。
(サラサラなら、手に付きにくく作業しやすいというメリットもあります)
で、”しっとり”の塩は何に使うかというと…
【煮物、炒め物などの”味付け”に使う】です。
”サラサラタイプ”の塩の多くは、海水をイオン交換膜透析法で成分を濃縮してミネラル分をほとんど除去してあります。
なので、強い塩味を感じます。
(ミネラル分を含んださらさらタイプでも結晶が小さいので舌で早く溶け塩辛さを強く感じます)
反対に、水分の多い「しっとりタイプの塩」は、海水そのままを加工しているのでミネラル分が多く、まろやかさやコクの塩味がします。
ミネラルの栄養が摂れるという健康的なメリットもあり、味付けにはしっとりタイプが向いていると思います。
こういった理由で、使い分けていますね。
ですが、「2種類も買うと無駄じゃない?」という方もいるかもしれませんので1つオススメの塩があります。
それは、しっとりとサラサラの中間くらいの「塩」
ミネラルも含んだままで味付けに良く、それでいてちょっとサラサラで「ふり塩」にも使えるタイプです。
これなら「ふり塩」「味付け」兼用で使えて良いと思います。
このタイプも様々な種類が販売されてると思うのですが、今私が使っているのは、「食塩」とだけ書かれた”日本海水”さんという会社のさらさらしっとり中間タイプの塩です。
瀬戸内の海水を釜で煮詰めただけのシンプルな塩です。
結構、イケてる塩だと思います。
しいて言うならこれが、一番のオススメということになりますね。
『サラサラとしっとりを使い分ける』
または、
『さらさらとしっとりの中間タイプ』
を使ってみて下さい!
(※めんどうでなければ、しっとりの塩を買ってフライパンで乾煎りすれば、水分が飛んでサラサラの塩になります。
水分が減る分、塩分が高くなるのでご注意を…)
ちょっと長くなったので、「砂糖」は次回お伝えします。
【追伸】
実は私、「健康のためだけに摂る塩」というもの買っています。
これは、朝一で飲むレモン水に入れるための塩ですが、海水ほぼそのままの塩なので、非常にミネラル分が多い。
少量で1000円ほどしますが、通常の天然塩の数十倍のミネラル分を含みます。
ですから、ミネラル分が多い分、塩分量が少ない。
もっと言えば、この塩の場合、ナトリウムが体から排出されやすく、塩分控えたい方にもすごくおすすめです。
現代人が塩分の摂り過ぎになっているのは、そういったミネラルが多く「塩分の低い塩」ではなく、精製されたミネラルが極端に少ない「塩分だけが高い塩」を多く摂るからです…
それで”塩分過多”になっている…という研究もあります。
加工食品を食べること多かったり、外食することが多いと間違いなくそういった「塩分だけが高い塩」を多く摂ることになります…
(原価を抑えるために安い塩を使うからです)
健康のために摂る塩としては、そういった「質の良い塩」を取り入れるのもいいと思います。
私、以前はヒマラヤの岩塩をよく買ってましたが、最近買い続けているのは、以下の「塩」です…
料理で使ったこともあるのですが、自然の旨味が強いので、あまりたくさん入れなくても自然と料理が美味しくなります…
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