冬瓜と肉だんごの濃厚旨だし煮

旬の冬瓜を肉だんごと共に焚くアあっさり味の夏の煮物。肉の旨味とカツオ節の旨味が煮汁に 合わさり、濃厚な旨味出汁が冬瓜・肉だんごに滲みて最高の味で楽しめます!

「〇〇」すれば、下茹でも時短になります…

佐藤です。

今回は、
「冬瓜と挽肉で旨み濃い美味しい煮物」
を伝授します。

夏野菜のひとつ「冬瓜(とうがん)」

これ、スイカや胡瓜やかぼちゃの仲間。

冬瓜など瓜系の野菜には、体を冷まして
くれる効果があることは、ご承知の通り。

体の老廃物を排出する作用もあるので、
むくみや高血圧の改善にも効き目があると
されてます。

ですので、 「冬瓜」は、暑い夏にふさ
わしい旬の野菜なわけですが、

料理の食材としては煮物に最適。

ですが、これ皮を剥く、下茹でなど
ちょっと手間がかかる…

特に「茹でる」作業は20分以上。

ここがネックだったので、あまり
おすすめしなかったのです。

が、「これもっと簡単にできないか?」
と考えた時にふと思いついたのです…

基本、冬瓜を茹でる時は、大きく切った
状態で下茹でして、それから各料理に
合わせたサイズに切って、煮たりします。

でもよくよく考えたら、大きく切った
まま茹でるから、軟らかくなるまでに
20分以上もかかるのではないか?と…

そこで、はじめから一口サイズに切って
下茹で!

やっぱり、ほんの6分程度で軟らかくなりました。

20分から15分に短縮できれば、少し
簡単に感じますよね。

で、そもそも「下茹で」をはぶけないか?
と思ったのですが、直焚きでは軟らかく
仕上がらないし、味のしみ込みも弱い…
(直焚きとは、下茹で無しで煮汁で直に
焚く方法)

冬瓜を適度な軟らかい食感で美味しく
食べるには”下茹で”は、はぶけないのですね…

6分の下茹で時間は、「軟らかくて、
美味しい!」のために頑張って頂きたい。

で、その冬瓜のおすすめ煮物がこれ!

『冬瓜と肉だんごの濃厚旨だし煮』

肉だんごを作って、その濃い旨味の出た
ゆで汁に調味料・カツオ節を加えて煮汁
にし、

やわらかく茹でた冬瓜を加えて焚く…

肉だんごの肉の旨味とカツオ節の旨み
が合わさり、旨味が濃くなった煮汁が
冬瓜に沁みて美味しい!

冬瓜自体は、甘みや旨味がほぼ無いので
旨味の濃い煮汁でしっかりと味をつける
ことで美味しく仕上がるのですね。

私、これ作って一晩寝かせました

一晩おくと完全に冬瓜に味が滲み込む
ので、最高の状態で食べることができ
ました。

旬の食材「冬瓜」を使った煮物で暑さ
をしのぎつつ、美味しさも味わって
みて下さい。

レシピです!
↓↓

【材料】(2~3人前)
冬瓜…1/8コ
人参…少量
生姜…輪切り5枚

【肉だんご】
牛豚合挽き肉…200g
塩..小さじ1/2杯
酒… 大さじ2杯(30cc)
みりん…大さじ1杯(15cc)
淡口醤油… 大さじ1杯(15cc)
おろし生姜…小さじ1杯
卵…1個

【煮汁】
水…600cc
みりん… 大さじ1杯(15cc)
淡口醤油… 大さじ1杯(15cc)
粉カツオ節…小さじ2杯

※冬瓜(1/8)は、皮の色が濃い部分を選んで下さい

1、冬瓜は皮を剥きます。スプーンを使って削り取ります。

※外側の硬い皮だけを剥き、内側の緑色の部分をできるだけ削らないようにします。
(※注※力を入れすぎない)
(この緑色を残すことで仕上がりが綺麗になります)
いちばん外側が濃色の皮とそのすぐ内側の皮、この二層が固いので剥いて下さい。

2、縦半分に切って、端の部分を少し切り落とし、内側のタネと綿の部分を
切り取ります。
(タネの部分と実の部分に境目があるので、そこを目印に切って下さい)

3、8mm幅で切ります。(端は、小さいので1cm~1.5cm幅で切る)

4、人参は、使う分だけ皮を剥き、ピーラーで3cmの長さで削ります。
(軽く一握り分)

5、生姜は使う分だけ皮を剥いて、輪切りにします(5枚)。

6、鍋に冬瓜と冬瓜が完全に浸かるくらいのたっぷりの水を入れ、
塩(小さじ1/2杯〈分量外〉)も入れて強火にかけます。

7、沸騰してきたら、中火にして軟らかくなるまで茹でます。
(約6分)

8、冬瓜を茹でている間に、肉だんご(ベース)を作ります。
ボウルに挽肉を入れ、塩(小1/2)を加えてよく混ぜます(練る)。

9、挽肉に粘りが出てきたら、酒(大2)、みりん・淡口醤油(各大1)、
おろし生姜(小1)を加えてさらに混ぜます。

10、調味料が混ざったら、卵も加えて混ぜます。(卵を先に溶いてから混ぜた
ほうが混ざりやすい)

11、冬瓜が軟らかくなっているか串を刺して確かめます。

12、軟らかくなっていれば、すぐに水にさらして冷まします。
(水の勢いを弱く)
冷めたらザルなどにあけ、水気をきっておきます。

13、肉だんごベースを一口サイズ分の量を楕円型にスプーンに取ります。

14、鍋にだし昆布と水(600cc)を加えて中火にかけ、肉だんごをそろ~っと
入れていきます。

15、肉だんごベースを全部入れたら、アクをすくい取ります。
沸騰してきたら弱火に
アクは、濁ったアクがある程度出なくなるまで(ゆで汁が澄んでくるまで)
取ります。(脂分が多い場合は、脂も取り除きます)

16、淡口醤油・みりん(各大1)を加えます。

17、続けて、粉カツオ節(小2)も入れ、中火にします。

18、冬瓜(崩れないように)、輪切り生姜も加えます。

19、人参も加えて7~8分焚きます。

20、人参が軟らかくなっていれば出来上がり!アクをすくい取っておきます。

21、器に盛ります。(1人前分)
深鉢のような器に冬瓜を奥側に重ねて盛ります。

22、手前に肉だんごを重ねて盛り、上に人参をのせ、煮汁を多めにかけたら
完成!

22、煮汁と共に冬瓜、肉だんごを食べて下さい。(出来立ては味のしみ込みが浅いので)

できれば、一晩寝かせて食べて下さい。(味がよくしみています)

挽肉の旨味とカツオ節の旨味のダブルで濃厚な旨味の冬瓜が味わえます。

是非、作ってみて下さい。

豚スペアリブの和風マヨマスタード焼き

胡麻香る!豆乳だしの冷しそうめん

関連記事

  1. 元気回復!豚しゃぶとゴーヤのサラダ

    「疲労回復には、こんなサラダがおすすめ!」佐藤です。今回は、「豚しゃぶとゴーヤの元…

  2. 栄養どっさり!冬瓜の鶏そぼろあん

    【料理人が作る料理は不健康!?】健幸料理家 佐藤周生です。今回は「栄養素を逃がさな…

  3. カツオ出し煮の冷やしトマト

    リコピンを無駄なく摂りたいなら...佐藤 周生です。これまでお伝えしたビールにピッ…

  4. すずき切り身のグリル焼き しそ香るみょうがソース

    『グリルで焼いてさっぱりソースをかけるだけ...』佐藤 周生です。今回は、「白身魚…

  5. レパートリー無限の「ゴーヤー肉そぼろ」

    「ゴーヤーと牛、豚ひき肉の彩り肉そぼろ」佐藤です。今回のゴーヤー料理は、「…

  6. かつお旨だし!ねばねばモロヘイヤの健康冷やっこ

    「一丁700円の豆腐にこだわると...」佐藤 周生です。冷たい豆腐…”冷奴…

  7. だしの効いた鶏肉と玉ねぎの和風カレースープ

    カレースープは、カレーの原点!?佐藤です。「手作りらしい、うま味と甘みとスパイス感が…

  8. 健康食材4種のネバネバ丼

    なぜ「ネバネバ」=「血液サラサラ」?佐藤 周生です。今回は、「ネバネバ食材のネバネ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最新記事

カテゴリー一覧

厳選レシピ&健康情報

2024年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
PAGE TOP