言葉が出てこない濃厚スープ
佐藤 周生です。
今回は、
「鶏だんごがめんどくさい時のそぼろスープの作り方」
を伝授します。
みそ汁を結構頻繁に作る、という方は多いと思います。
みそは発酵食品ですし、朝食で食べればその日のスタートに必要な塩分が摂れるといった研究もあります。
「日本人=みそ汁」
と言ってもいいくらい食生活の一部になっています。
とはいえ、365日毎日は飽きる…
ちょっと気分を変え、「中華風のスープ」を取り入れるのもありではないでしょうか?
そこで、おすすめしたいのは、
「かぼちゃとそぼろの鶏スープ」
”鶏スープ”というとだんごが入っているスープを思い浮かべますよね。
これからは鍋が美味しい季節ですが、「だんご鍋」なんてのもあります。
ですが、
”だんご”というのは、挽肉に調味料を加えてしっかり練り込んで、形を作って、下ゆでして…
と結構手間がかかる。
手作りは美味しいですが、面倒ですよね。
そこで、挽肉は使いますが、だんごではなく「そぼろ」に仕上げる。
塩と化学調味料たっぷり中華スープの素なんて使わないので、このそぼろがある意味”だしの素”になってくれるわけです。
意外とこれだけで旨味とコクのある「鶏スープ」になり、鶏ガラでとったかのような濃厚なスープに。
鍋に鶏の挽き肉と水を入れて加熱する、あとはしっかり”アク”取りしてみりん、醤油、塩で味付け。
これだけで美味しい手作りスープになるのですね。
挽き肉は「そぼろ」になるので、だんご特有の食感は楽しめないですが、スープは文句なく美味しいといわせることができます。
心に滲みるような美味しいみそ汁を飲むと「美味しい」という言葉は、出ないですよね。
「ズズズ、あぁぁ~~」
「かぼちゃとそぼろの鶏スープ」もそんな自然の味がして心に滲みるスープです。
手作りなのにすごく簡単。
焼くだけのかぼちゃのホクホク感と香ばしさもなかなかいいです。
レシピ公開します。
↓↓
【材料】(1人前)
かぼちゃ…小1/8個(150g)
鶏ももの挽き肉…100g
刻み葱…少量
お酒…大さじ1杯
油…小さじ1杯
【スープ】
水…2カップ(400cc)
みりん…大さじ1杯
淡口醤油…大さじ1杯
塩…2~3つまみ
1、かぼちゃ(1/8個)は、皮を削り取ります。
少し残ってもいいです。
(面倒ならこの作業ははぶいてOK)
2、縦長の形になるように4mm幅で切ります。
最後は小さくなるので、横切りにします。
3、フライパンで焼きます。
フライパンを強火で熱し、油を入れます。
弱火にしてかぼちゃを入れます。
4、両面、約3分づつ焼いて少し焼目をつけます。
焼き目がつかない場合は火を強めて下さい。
焼けたら火を止めます。
5、かぼちゃを焼きながら鶏スープを作ります。鍋に鶏挽き肉を
入れ、酒(大さじ1)を加えてヘラなどでしっかり混ぜます。
6、水(2カップ400cc)を少しづつ入れて混ぜます。
(一度に入れると挽き肉が固まりになり均等に混ざらない)
7、強火にかけます。
挽き肉が沈殿して焦げ付くのでヘラで混ぜながら加熱します。
鍋底を削るように。
(外火で手が熱くなるので少し火を弱める)
8、挽き肉が全部浮いてきたら、混ぜるのをストップ。
弱火にしてアクと脂をしっかりすくい取ります。
9、スープがほぼ透明になったら味付け。
みりん、淡口醤油(各大さじ1)を加えます。
ここで味見をして薄く感じたら塩を2~3つまみ入れて下さい。
(脂分がそこそこ多いので濃い目の味付けのほうが美味しいです)
10、焼いたかぼちゃをのせます。
11、刻みネギをのせて完成です。
鶏ガラで取ったスープのように
鶏の旨味とコクの強い濃厚な
スープが味わえます。
鶏ミンチと野菜を準備して
是非!作ってみて下さい。
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