【これ、こんにゃく料理のレパートリー増加に最適です!】
健幸料理家 佐藤周生です。
今回は、
「脇役食材!?のコンニャクをおかずにする方法」
を伝授します。
「こんにゃく」といえば脇役的なイメージがありませんか?
実際、肉や魚介のように主役にしたコンニャク料理ってほとんど聞いたことが無いですよね。
例えば、串にさして味噌を塗って焼く「コンニャク田楽」なら主役になりそうですが、
おかずにはなりにくく酒の肴という感じ。
でも、このコンニャクをおかずとして食べられる料理があるんです…
それをお伝えするのですが、
その前に「コンニャクはヘルシーではあるが栄養価は低い…」というイメージを少し払拭しておこうと思います。
コンニャクは97%が水分で、野菜などと比べると確かに含む栄養素も全体的に少なく栄養価は低い…
(甲状腺ホルモンの構成原料となる「ヨウ素」や骨の形成に欠かせない「カルシウム」といったミネラルは多く含みます)
ですが、他の食品より優れている点があります。
それがこんにゃくの最大のメリットと言えるでしょう…
それは『グルコマンナン』を多く含む。
グルコマンナンは消化酵素では消化できない「食物繊維」です。
食物繊維に詳しい方はご存知かもしれません。
消化されずに腸まで届くので腸の働きが活発になり、老廃物や毒素を吸収して体外に排出してくれます。
病気を回避する第一歩は、腸に老廃物を溜め込まないことですからね。
ちゃんと体の悪い物が排出できていれば(代謝が正常であれば)、「病気の8割は防ぐことができる」といっている医療の専門家もいます。
また『グルコマンナン』は、コレステロールや血糖値を下げるといった効果もありますから、
コンニャクは健康維持の一つとして重要な食材と言えますね。
なので、たくさん食べて頂きたい…
ですが、最初の話に戻りまして「肉魚と同等のおかずになるコンニャク料理」というのは、数が少ない…
すぐに思いつくのは、「こんにゃくのピリ辛煮」でしょうか。
肉じゃがで使ったり、筑前煮に加えたり、こんにゃくのピリ辛煮も副菜の部類なので、メインのおかずでは無く、脇役ですよね。
そういったイメージも強いので「こんにゃく料理をメインのおかずにする」といっても、思いつかないわけです。
しかし、工夫次第でそれが出来る!
そこで、おすすめしたいのが、
「こんにゃくステーキ 牛肉和風ソース」
こんにゃくを丸ごと使った、こんにゃくがメインの料理。
食べ応えがあり、おかずになるメイン料理としてレパートリーに加えて頂けます。
作り方もすごく簡単。
コトコト数分茹でたコンニャクをフライパンでささっと焼いて焼き目を付け、ステーキっぽくする。
あとは、食べやすい味にするため牛肉を少量加えた、玉ねぎおろしたっぷりの醤油系ソースをかけるだけ。
調理時間15分程度なので、仕事で疲れていても気楽に作れる。
短縮できた時間は、食事タイムに使えてゆっくり食べて頂けます。
「こんにゃくステーキ 牛肉和風ソース」 は、
牛肉の脂から濃厚な旨味とコクが出て、ソースが濃厚になり、無味であっさり過ぎるこんにゃくに抜群の相性!
酒の肴にもなってくれる一品です。
この料理は、以前私が販売していた「健康講座」の特典で付けていた「食物繊維レシピ集」の中の1つ。
今回は特別に公開!
コンニャクメインのおかずは珍しいので、作ってくれた受講生さんが多く、かなり好評でした。
さらに美味しく改善したレシピを公開します!
↓↓
【材料】(1人前)
こんにゃく…一丁(150g)
玉ねぎ…1/2コ(100g)
刻みネギ…少量
油…小さじ2杯(10cc)「玉ねぎ用」
胡麻油…小さじ1杯(5cc)「こんにゃく用」 (胡麻油が無い場合は他の油でもOK)
塩・コショウ…少々
一味唐辛子…少々
【和風牛肉ソース】
牛肉(細切れ)…50g
玉ねぎおろし…1/4コ(50g)
にんにくおろし…大1片
濃口醤油…大さじ1杯と小さじ1杯(20cc)
酒 …大さじ1杯 (15cc)
みりん …大さじ1杯 (15cc)
こんにゃくをタレにしっかり絡めて食べて下さい。
玉ねぎを同時に食べると口の中に甘みが広がってさらに美味しいです。
こんにゃくに味がないので、ソースを濃い味付けにしていますが、下茹での際に醤油を少し入れて茹でると下味が付いてさらに美味しく仕上がると思います。
酒の肴、おかずにもなるヘルシーな一品です。
是非、作ってみて下さい。
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