【「ビタミンCは、加熱で失う」はウソ!?】
ブロッコリーを使った料理はサラダや煮物が多いですが、でもそれだけでは無いのですよ…
健幸料理家 佐藤周生です。
今回は、
「ブロッコリーって、こんな調理法でも美味しく食べられますよ」
という料理をご紹介します…
野菜にはビタミン・ミネラル・ファイトケミカル(例えばポリフェノール)など多くの栄養素を含んでますが、
健康なカラダづくりのためには無駄なく、たくさんの栄養素が摂れほうが良いですよね。
ですが、基本的に「生で食べる」以外の調理では栄養素を失う。
生食以外の調理といえば、ほとんどが加熱調理…炒める、焼く、揚げる、蒸す、煮るです。
そして、これも基本の調理法になりますが、
「茹でる」…
この”茹でる”調理というのは、「水溶性」の栄養素をかなり多く失ないます。
水溶性なので、水に長時間浸けた状態ですと溶け出てしまうわけです…
例えば、ビタミンCなど。
ビタミンCは、「加熱すると失う」とよく言われてますよね。
でも、厳密いうと間違い…
実は、加熱よる損失は、ごく少量なのです。
ビタミンCは、「熱に弱いのではなく」水溶性なので茹でる場合、茹で湯にたくさん溶け出して失っていると。
加熱の影響は少ないのです。
減少量の詳細ついては、ちょっとややこしいので割愛させて頂きますが、私の健講座では、そういったこともかなり詳しく話しています…
そんなビタミンCは、体内で作ることが出来ない栄養素…
抗酸化作用やアレルギー抑制、骨の強化などの効果があり、人間に欠かせない栄養素です。
そのビタミンCが「ブロッコリー」には、かなり多く含まれています。
例えば、ビタミンCが多いと言われているレモンには100g中50mg…
ブロッコリーはそれ以上の100g中55mgのビタミンCが含まれています。
でも、水分を使う「茹でる」で調理してしまえば、せっかくのビタミンCを大量に失ってしまう…
しかし、
フライパンで「焼く調理」なら、水分を使わないので多く失うことなく、ほとんど残すことができるわけです。
また、フライパン調理といえば油を使いますが、ブロッコリーに含むβカロテンは油分と一緒に摂ることで、吸収率が高ります。
βカロテンは、【免疫に深く関連する栄養素】なので、特に感染病が蔓延している時期などは、しっかり摂るべき栄養の一つですね。
ということで、おすすめしたい料理がこれ、
『ブロッコリーのバター醤油』
ブロッコリーをフライパンで蒸し焼き…
あとは、少量のバターと濃口醤油を絡めるだけ。
めちゃ簡単。
そう、ブロッコリーは焼いても美味しいのです。
加熱時間を短くすれば、ちょっと歯応えが残り、食べ応えあるブロッコリーになりますし、長めの加熱にすれば、軟らかい食感で楽しめます。
また、バターの脂分がβカロテンの吸収アップに繋がりますね。
バターを使ってますが「こってり味」というほど濃い味には感じないので、酒の肴やあと一品の副菜にもなります。
私、試作では、あえて”歯応え”を重視して加熱を短めにし、固めに仕上げました。
少しコリコリっとして、酒の肴として楽しめましたね。
何より、茹でずに「焼く」調理なので、”ブロッコリーの栄養素を逃がさない”です!
簡単過ぎるレシピ、公開します!
↓↓
【材料】(1~2人前)
ブロッコリー(大)…1本
有塩バター…5g
酒…大さじ1杯
濃口醤油…小さじ1杯
刻み海苔(飾り用)…少量
ブロッコリーをフライパンで蒸し焼きにし、バターしょう油でからめるだけで、
ビタミン、ミネラル、ファイトケミカルがたっぷり摂れます!
是非、作ってみて下さい。
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