「ビタミンCは、加熱で失う」はウソ!?
ブロッコリーを使った料理はサラダや煮物が多いですが、でもそれだけでは無いのですよ…
佐藤 周生です。
今回は、
「ブロッコリーってこんな調理法でも美味しくできますよ」
という料理をご紹介します。
加熱調理の基本的といえば、焼く、揚げる、蒸す、煮るです。
で、これも基本的な調理になると思いますが、「茹でる」…
この”茹でる”調理というのは、「水溶性」の栄養をかなり失ないます。
例えば、ビタミンCなど。
これ、多くの方がご存じだと思います。
ちなみにビタミンCは、「加熱すると失う」とよく言われますが、あれ実は厳密には間違い…
加熱よる損失は、ごく少量なのです。
ビタミンCは、熱に弱いわけではなく、水溶性なので茹でる場合、水分に溶け出してたくさん失っているだけ。
熱の影響は少ないのです。
減少量の細かいことついてはちょっとややこしいので、詳しい説明は割愛させて頂きます。
私の健康レシピ講座の中では、そういったこともかなり詳しく話しています…
そんなビタミンCは、体内で作ることが出来ない栄養素…
抗酸化作用やアレルギー抑制、骨の強化などの効果があり、人間に欠かせない栄養素で、
そのビタミンCはブロッコリーにかなりの量が含まれています。
これ、茹でて調理してしまえば、せっかくのビタミンCをたくさん失ってしまう…
しかし、「フライパン調理」なら失わずにほとんど残すことができるわけです。
また、フライパン調理といえば、油を使いますが、ブロッコリーに含む、βカロテンは油分と一緒に摂ることで、吸収率がよくなります。
βカロテンは、免疫力に深く関連する栄養素なので感染病が蔓延している時などは、しっかり摂るべき栄養の一つですね。
そこで、おすすめしたい料理がこれ、
『ブロッコリーのバター醤油』
ブロッコリーをフライパンで蒸し焼き。
あとは、バターと濃口醤油を絡めるだけ。
めちゃ簡単。
加熱を短めにすれば、ちょっと歯応えが残せて食べ応えあるブロッコリーにできますし、長めの加熱にすれば、軟らかい食感で楽しめます。
また、バターの脂分がβカロテンの吸収アップに繋がりますね。
この料理、バター使ってますが「こってり味」というほど濃い味には感じないので、酒の肴やあと一品の副菜にも合います。
この料理、私は”歯応え”を重視して加熱を短め、固めに仕上げました。
こうすると酒の肴で楽しめます。
簡単過ぎるレシピ、公開します!
↓↓
【材料】(1~2人前)
ブロッコリー(大)…1本
有塩バター…10g
酒…大さじ1杯
濃口醤油…小さじ1杯
刻み海苔(飾り用)…少量



(茎の部分だけ切って、あとは手で裂くとつぼみが崩れにくいです)




(軟らかく仕上げたい場合は、酒の量を増やして長めに加熱して下さい)




ブロッコリーをフライパンで蒸し焼きにし、バターしょう油でからめるだけ。
是非、作ってみて下さい。
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