「キノコまみれのガッツリ茶碗蒸し」&「豚肉とエリンギ炒め、たっぷり薬味野菜のポン酢かけ」

★冷蔵庫の残り物で作る!ガッツリ2品献立 その1
「ズボラ茶碗蒸しで温まる…」

佐藤です。

先日は、
「冷蔵庫の残り食材教えて下さい!」へ、参加下さった方、ありがとうございました。

たくさんの方にメール頂きました。

先着9名様に間に合わなかった方の分は、せっかく送ってくださったので、また後日公開していきます。

なので、ご了承下さい。

で、さっそくですが、一番初めに頂いた方の食材は、

”しめじ、まいたけ、エリンギ、長葱、玉ねぎ、人参、豚肉、たまご”

です。

今回この食材で私が考案した献立は、

「キノコまみれのガッツリ茶碗蒸し」

「豚肉とエリンギ炒め、たっぷり薬味野菜のポン酢かけ」

です。

キノコ類が多かったので、しめじとエリンギはタップリの具材にして食べ応えのある”茶碗蒸し”に。

普通の茶碗蒸しの量の2倍はあると思います。

かなりガッツリ。

で、豚肉とマイタケは単純に炒めて、ポン酢をかて食べて頂く、簡単な一品。

簡単な一品ですが、豚肉が軟らかいのですね。

普通に炒めれば、パサパサ硬い食感、しかし、この豚肉は炒め過ぎても硬くなりません。

軟らかい…

なぜか?

豚肉の「たんぱく質」が炒める前に分解されているからです。

これマイタケに含む”強力酵素”の効果。

マイタケを水に浸け、そこに豚肉も漬け込むとマイタケから出た”たんぱく質分解酵素”が豚肉のたんぱく質を分解するのです。

マイタケはこの酵素が強烈。

豚肉をフニャフニャ、軟らかにします。

マイタケはこういう使い方もできます。

「豚肉とエリンギ炒め、たっぷり薬味野菜のポン酢かけ」は、
薬味をサラダのようにタップリのせて食べます。

豚しゃぶサラダのような感じですね。

薬味野菜に長ねぎ、玉ねぎ、人参を使ってます。

玉ねぎにも消化酵素があるので、さらに豚肉の消化を促進できますね。

どちらもあっさりでボリュームのある料理なので、白ごはんはお茶椀にちょろッとで十分だと思います。

ちょっとしたダイエット献立にもおすすめです。

で、”茶碗蒸し”というと「何だか大変そう」と思うかもしれませんが、今回のズボラ茶碗蒸しをマスターしておけば、茶碗蒸しもあなたの定番レパートリーの一部になります。

具材代えれば無限にオリジナル茶碗蒸しが作れます。

出し汁作って、卵を入れて混ぜてそれを、具材を入れた器に流し込む。

後は、蒸して待つだけ。

待っている間に他の料理の準備ができます。

「茶碗蒸し」は本格的に作ると、手間な作業があるですが、
その4つ、5つの作業を削除したのが「ズボラ茶碗蒸し」です。

もちろん、手間をはぶいても美味しくできる方法です。

この時期に最高の体の芯から温まる「一品」を
ズボラでマスターしておきましょう!
↓↓

【材料】
★キノコまみれのガッツリ茶碗蒸し
しめじ…1/5株(40g)
エリンギ…小2本(40g)
濃口しょう油…小さじ1杯(5cc)


《玉地》(玉子だし)
出し汁…300cc
(湯350cc、カツオ節…片手一掴み)
みりん…8cc(小さじ2杯弱)
薄口しょう油…8cc(小さじ2杯弱)
卵(L玉)…1コ

★豚肉とエリンギ炒め、たっぷり薬味野菜のポン酢かけ
豚肉(切り落とし肉)…100g
マイタケ…1/3株(50g)
水、酒…各100cc
胡麻油…小さじ2杯(10cc)
白ねぎ…30g
玉ねぎ…40g
人参…15g
白胡麻…少々
ポン酢…適量
(市販のものでOK)

1、マイタケは一口大に裂き、ボウルに入れ酒と水も加えます。
2、(1、)の中に豚肉を浸け込み、ラップします。

ラップは豚肉とマイタケにピタッとくっ付けるようにします。

このまま、炒めるときまで浸けておきます。

(マイタケの強い酵素の効果で豚肉が軟らかくなります)
3、出し汁を作ります。鍋に350cc(蒸発するので少し多めの量)の湯を沸かし、沸騰直前で火を止め、カツオ節を入れます。

(”沸騰”させなくてもカツオ節の旨味、香りは十分出ます、80℃でOK)

菜箸や玉じゃくしなどでカツオ節を湯に押し込みます。

(”カツオ出し汁”が面倒な場合は、ぬるま湯300ccに粉カツオ節(小さじ1杯)を入れて溶かして下さい)
4、ザルもしくは茶漉しでボウルに(3、)を濾します。

(キッチンペーパーの方が”細かいカツオ節”が濾せますが、ズボラしてザルで濾してます)

濾したら、冷水にボウルごと浸けて冷ましておきます。
5、出し汁を冷ましている間に次の作業へ。

鍋に300ccくらいの湯を沸かします。

しめじは、根元を切り落とし1本づつにばらします。
6、エリンギは、しめじと同じくらいの大きさに裂きます。

(大体の大きさでOK)
7、鍋の湯が沸騰したら、しめじ、エリンギを入れて茹でます。

軟らかくなったら(1分半茹でる)ザルに丘上げします。

(丘上げとは、ザルにあけたら”冷水に落とさず”熱いまま自然に冷ますこと)

(しめじ、エリンギにも酵素が含まれていて、生のまま入れると卵が固まらないので、茹でてます…)
8、(7、)の鍋をササっと洗って、”即席蒸し器”を準備します。

(「ふた付きの鍋」に小皿を敷いて(1枚か2枚)小皿の高さまで水を入れる)
9、丘上げして、ある程度冷めたしめじ&エリンギに、濃口しょう油をかけ和えておきます。
10、(4、)の出し汁がある程度冷めたら、みりん、薄口しょう油を加えて混ぜます。
11、別ボウルに、卵1個を割り入れ泡だて器などで混ぜてほぐします。
12、(10、)の出し汁を少量づつ溶いた卵に加えながら混ぜます。
13、しょう油で和えたしめじ&エリンギを器に入れ、(12、)を流し込み”ラップ”をします。

(「玉地」ホントはこの前に濾すのですが・・・)

(ラップすると早く熱が通ります)

(器は大きめがいいです。玉地が多いので。

で、なおかつ即席蒸し器に完全に入る大きさ。

ちなみに写真の器は直径16cn、深さ4cmです)
14、(13、)を沸騰した即席蒸し器に入れ、きっちりフタをします。

(入れる時だけ、火力を弱めると少し熱さが和らぎます。

激熱で火傷の恐れもあるので鍋つかみなどを使って下さい)

強火で3分~4分蒸します。

その後、中火(中火のちょっと弱火)にして15分蒸します。

(火力が弱すぎると熱が卵がなかなか固まらないですし、強過ぎると「ス」が入ります
(表面に小さい穴が空く))

(即席蒸し器の湯の量が少ないので途中、水を足してください)
15、茶碗蒸しを作っている間に、薬味野菜を刻みます。

人参は薄い輪切りにしてそれを細く刻みます。

玉ねぎも極薄のスライスに。

白ネギは縦半分に切り、斜めで薄く刻みます。
16、(15、)を全部ザルに入れて混ぜ、流水で1~2分さらします。
17、茶碗蒸しを受ける敷き皿を準備しておきます。

(キッチンペーパーなど敷けば滑り止めになります、紙でも新聞でもOK)
18、茶碗むしに熱が通っているか、爪楊枝を刺して確認します。

ラップを半分ずらし、中央付近を刺して”透明な出し汁”が出てくればOK

固まってない玉地が出てきたらさらに3分蒸して下さい。

出来上がったら、火を止め再度ラップをかぶせ、フタをしてそのまま保温します。

(ラップを外すと、フタの”水滴”が茶わん蒸しに入るので。)
19、最後、豚肉&マイタケを仕上げます。

(2、)をザルにあけ、水気をきります。
20、フライパンを強火で熱し、胡麻油を入れます。

1分後、豚肉&マイタケを入れて強火で3~4分炒めます。

(よく混ぜながら炒めてください)
21、豚肉&マイタケに熱が通ったら、出来上がり。

水分が出ているので、穴あき玉じゃくしなどを使って器に盛ります。
22、豚肉&マイタケの上に(16、)の薬味野菜をガッツリのせ、白胡麻をふります。

茶碗蒸しを敷き皿に取り出して(激熱なので十分注意して下さい)完成です。

(柚子が残っていたので、茶碗蒸しに入れました)

「豚肉とエリンギ炒め、たっぷり薬味野菜のポン酢かけ」は、お好きなポン酢をかけて下さい!

薬味野菜は、多いので2回に分けて食べてくださいね。

是非!挑戦してみて下さい!

あなたの冷蔵庫の残り物で、 献立考えます!!

「炙り鶏むね肉の濃厚昆布!塩出し鍋」&「胡麻香る!刺身コンニャクとたくあんのキムチ和え」

関連記事

  1. 野菜タップリ!和風チヂミ

    昼飯に作ったはずが酒のアテ!?佐藤 周生です。今回は、「ちょっと和のテイストを加え…

  2. ズボラ!ひじきの五目煮

    ”切る”作業がないお惣菜とは...佐藤です。今回は、「包丁を一切使わない!美味しい…

  3. 旨味濃厚!辛子明太子焼きそば

    「明太子」と「たらこ」の違いは??佐藤です。あなたは、”たらこ”と”明太子(めんた…

  4. たっぷり春野菜のみそ焼きそば

    佐藤です。今回は、「味付けをアレンジした”焼きそば”」を伝授します。焼きそば…

  5. 甘長とうがらしと豚肉のごま味噌炒め

    唐辛子なのに辛くない!?炒め物おかず...佐藤 周生です。今回は、簡単にできる炒め…

  6. めかぶと長芋の旨出しかけ

    旨い出汁の健康一品佐藤です。「健康!一品料理」を伝授します。健康ネバネバ食…

  7. しみ旨!小松菜の炒め煮

    【茹でる基本を省いて栄養素たっぷりの一品】健幸料理家 佐藤周生です。「炒め煮」とい…

  8. 手早く出来る!胡瓜と牛肉のにんにくバターしょう油炒め

    「胡瓜をそんな料理に!?…」佐藤 周生です。「生で食べる定番の夏野菜を”炒めもの”…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最新記事

カテゴリー一覧

厳選レシピ&健康情報

2024年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
PAGE TOP