焼き厚揚げは、”この調理法”がベスト!
佐藤 周生です。
今回は、
「居酒屋料理の定番 焼き厚揚げを簡単に調理する方法」
を伝授します。
炉端焼きで食べる「焼き厚揚げ」、美味しいですよね。
あれ、何で美味しいかというと一番のポイントは、適度な”焦げ目”。
厚揚げは、揚げてあるので油が表面に含まれていて、直火に当たるほど焦げやすいのですが…
その焦げがある方が香ばしくて、美味しく感じるのですね。
なので、厚揚げは、焼いたり炙ったりして食べるのがおすすめなんです。
ですが、厚揚げは”厚み”があります。
例えば、フライパンで焼くと中まで熱が通るまで結構時間がかかる。(冷蔵庫から出してすぐなら、冷たいのでさらに時間がかかる)
そして、
じっくり長く焼く必要があるので、焦げすぎないように”弱火”が鉄則。
強火で焼けば、中まで熱が入る前に表面が真っ黒になりますからね。
だから、弱火…
でも、この焼き方だと今度は、香ばしさを出すための焦げ目がなかなか付かないですし、弱火ですから中まで熱を通す時間もかかる。
網焼きの場合でも、同じだと思います。
何より網焼きは焦げないように常に見ながら調理しなければならず、目を離せない。
他の作業ができないです…(できないことも無いですが、忘れると真っ黒焦げに…)
そこで、焼き厚揚げを作る際におすすめの方法がこれ…
『お湯で茹でて、直火で炙る』
茹でる方法なら、強火で加熱しても焦げることはありません。
お湯で茹でて、中まで熱を通しておいて、
後は網などにのせて、コンロの直火で炙って表目に適度に”焦げ目”を付けるだけ。
茹でている間に他の作業もできます。(焦げ目をつける時は、目を離さないように。)
このやり方のほうが、フライパンで焼くより若干早い。
茹でて中まで加熱しておけば、表面に焦げ目を付けるだけなので、強火で一気に炙れます。
茹でる作業が3~4分、
炙る作業は、たったの1分程度。
調理時間たった4~5分程度で最高に美味しい「焼き厚揚げ」が作れます。
で、茹でる作業には、”油抜き”の効果も!
市販の厚揚げや油揚げというのは、多くの場合、コストを下げるために安い油を使って揚げているので、油の質があまりよろしくない…
私が居酒屋で働いていた時も、原価をできるだけ下げる必要があったので、そのような安い油を使ってました。
一回使うだけで、けっこう酸化してクサイ…
一斗缶で1500円くらいだったと思います。
料理の修行をした天ぷら専門店で使っていた油は、一斗缶で6000円。
この値段の差ですから、油の質の差もかなりあるのではないかと….
私の地元に手作りの豆腐屋さんがあって油揚げも手作りしていますが、外に並べられていた空の一斗缶をみると、当時、私が居酒屋で使っていた油と同じでした….
なので、健康を考えるなら市販の厚揚げや油揚げは、「油抜き」した方がいいと思います。
その点、今回の焼き厚揚げの調理法なら、”茹でる作業”で加熱しながら「油抜き」もできます。
また、余分な油が抜けることで、油臭ささも減って美味しくなります。
で、1つだけこの調理法のデメリットがあります。
それは、表面がカリッとならない。
茹でるので、水分を含んでしまいちょっとベタっと仕上がるのですね。
もし表面をサクっとした食感にしたいなら、弱火で長めに炙って下さい。
時間をかけるほど、サクサクっとした食感になります。
(水分がなくなるので)
時間との相談ですが….
べちゃべちゃで食べにくい、ということは無いので、サクサクにこだわらなければ、美味しく食べて頂くことができます。
私、先日久しぶりに焼き厚揚げを作って食べました。
やっぱり出来たて、熱々は最高に美味しいです。
熱々だからこそ、炙った焦げの香りが引き立って美味しさが増します。
それでは、詳しいレシピを見て下さい。
↓↓
【材料】(1人前)
厚揚げ…1丁
おろし生姜、刻みネギ、花カツオ…各少々
醤油をかけて食べて下さい。
お好きな酒類を準備しておいて、熱々で食べるのが最高に美味しい食べ方です。
厚揚げを買って、作ってみて下さい!
この記事へのコメントはありません。