【プリプリ食感と上品な見た目と味わい】
佐藤 周生です。
今回は夏野菜「万願寺とうがらし」を使った、
『万願寺とうがらしの叩き海老詰め 揚げ出し風』
を伝授します。
「万願寺とうがらし」は京野菜の1つで「とうがらし」といっても、辛くありません。(稀に辛い物が出ることも。現在は品種改良でほぼ辛みは出ないようです)
見た目は細長くでっかいピーマンという感じ。
と言いますか、そもそも万願寺とうがらしは「伏見とうがらし」と「ピーマン」が自然交雑で生まれた野菜。
ですから、ほぼピーマンと言っても良いわけです。
でも、香りはピーマンより良くて、加熱すると何とも言えない独特のいい香りがします。
特に「油で焼いた」時に香りが増幅…
この香りを生かした一品が、今回のおすすめ、
『万願寺とうがらしの叩き海老詰め 揚げ出し風』
万願寺を半分に切って中に海老の叩き身を詰め、フライパンでパパっと焼く。
で、「揚げ出し風」なので、揚げ出し豆腐のようにだしをかけて食べる料理です。
見た目が上品で、海老のプリプリ感を感じながら、焼けて風味が増した万願寺が口に広がり、だしの旨味でさらに上品お味。
「詰める」工程がちょっとだけ手間ですが、その手間の分、
最高の美味しさを楽しんで頂けます。
海老詰め椎茸の天ぷらや串カツみたいな感じで、エビが野菜引き立てるような味わいです。
これは是非試して頂きたい。
レシピの最後にもっと上品に仕上がる「味付け」の応用法も公開しています!
この味付けなら間違いなく「おもてなしの一品」になりますね。
↓↓
【材料】(1~2人前)
万願寺とうがらし…中3本(70g)
むき海老…120g(大5尾または小10尾)
酒…小さじ1杯
片栗粉…大さじ1/2杯(別途 塗し用片栗粉…適量)
塩…小さじ1/3杯
油…大さじ1杯
大根おろし…小さじ2杯分
七味唐辛子…少々
【合わせだし】
割合『出汁4:みりん1:濃口しょう油1』
水…大さじ2杯
みりん…大さじ1/2杯
濃口しょう油 …大さじ1/2杯
粉カツオ節…小さじ1杯
アレンジ法として、水溶き片栗粉でとろみを付けた「薄味の甘酢」(吉野酢)をかけても美味しいです。
さっぱり味で後味もスッキリ!もっと上品な一品に仕上がります。
お好きな味付けで是非、作ってみて下さい。
昔ピーマンが苦手で、肉詰めはピーマン剥がして残してたの思い出しました。万願寺とうがらしに海老の組み合わせ、さすが佐藤先生です。これなら山盛り食べたいです。
また家庭菜園やりたくなりました。