「アレンジ法を知れば魚料理のレパートリー拡大!」
これも1つの調理法として知っておくとレパートリー増加になります…
佐藤です。
今回は、「こんな方法もあるんだ!と思って頂ける創作蒸し物」を伝授します。
スーパ―の鮮魚コーナーに並ぶ魚ってだいたい同じですよね。
切り身の魚ならシャケ、サバ、ブリ、タイなどが定番…
そうすると、例えば焼くなら「焼くだけ」といった調理法しか知らないとやっぱり似たような料理の繰り返しになってきます。
なので、同じ調理法でも1つでも多くアレンジ法を知っておくとレパートリーが増えますし、
「なんだかこれ、飽きたな…」
なんてことも減りますよね。
そんな「アレンジ法」の1つとして蒸し物アレンジ法がある…
それが今回おすすめする、
「わかめ蒸し」
タイやタラなどの白身魚やサワラなど青魚でもクセの少ない切り身の魚なら何でも使えるアレンジ法で、
卵白をしっかり泡立て、そこに切ったわかめを加え、切り身の魚の上にフワっとのせて蒸す…
そうすると卵が固まって、見た目から雪が解けて中から植物が芽を出しているような演出ができるのですね。
これ、和食では冬の終わりを表し、初春を感じさせる料理として演出するのですね。
なので、
梅雨のこの時期だと季節外れの料理になるのですが、単純に「蒸し物のアレンジ法」として知っておくだけでも、いつもと違う料理を楽しむことができると思うのです。
で、一例と「わかめ」を挙げましたが、春菊やほうれん草など菜っ葉類やきのこなどを薄切りして混ぜてもいいです。
そう考えると食材変えるだけでいろんな「○○蒸し」ができますよね。
魚も変えればさらにレパートリーが増える。
で、このアレンジ蒸し物、蒸しただけでは味が無いのであっさりに味付けした「だし」をかけて食べます。
基本として蒸し物はあまり濃い味にしない方が素材の味が楽しめるので、あっさりのだしや餡をかけるとすごく合います。
暑くなってきているこの時期に「蒸し物」自体、暑苦しい感じですが、
魚料理は「焼くだけ」みたいな感じで、ワンパターンになりやすいので、アレンジ法を知っておくといつもと違う料理として役立つと思います。
今回は、「サワラのわかめ蒸し」を伝授!
卵白を泡立てる作業がちょっとだけ面倒に感じるかもしれませんが、下準備が出来たら6分蒸して、だしをかけるだけなのですごく簡単!
難しい料理ではないです。
また、サワラとわかめは、色合い的にも合うので、見た目から美味しさを感じ取って頂けると思います。
私、店でよく作っていたのは春菊を卵白に加えた「菊菜蒸し」。
「菊菜蒸し」に使う魚はその時の仕入れによって変わるので、いろんな魚で作りましたが、やはりサワラは美味かったです。
女性のお客さんへのウケは特によかった記憶があります。
「サワラのわかめ蒸し」
は、あっさり味で食べて頂けるので、ご年配の方にはすごくおすすめしたいです。
では、レシピ公開します!
残った「黄身」はこうすれば無駄なく使えますよ…
↓↓
【材料】(1人前)
サワラ切り身…1切れ(80g)
卵…1コ
塩…1つまみ(魚用)+1つまみ(卵白下味用)
おろし生姜…少量
【旨だし】
水…大さじ8杯(120cc)
みりん…大さじ1杯(15cc)
淡口醤油…大さじ1杯(15cc)
粉カツオ節…小さじ1杯
サワラの他には、ブリ、シャケ、タラ、カレイなどの切り身が合います。
わかめの代用は、きくらげ、青さ、ひじき…
野菜は菜っ葉類全般、椎茸などキノコ類、豆類も合います。
オクラを薄切りして加えれば、夏に合う蒸し物になりますね。
この蒸し物アレンジ法を覚えておくといつもと違う魚料理を楽しめると思います。
是非、一度作ってみて下さい。
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