『胡瓜で痩せる!?』
健康料理家 佐藤周生です。
今回は「生野菜で消化負担を軽減する健康法」を伝授します。
私、時々「生野菜をたくさん食べて下さい」とお伝えしてます。
なぜか?
生野菜を食べると消化負担が軽減するからです。
私たちは、日々知らないうちに「消化」に大きな負担をかけています。
特に肉類や魚介類を食べた場合、その負担は増大…
フルマラソンを走りきるくらいのエネルギー消費だと言われています。
消化に多大なエネルギーを使ってしまうと、他の重要な体内活動のエネルギーが奪われてしまう…
その積み重ねが体調不良や病気を招くのです。
これは、もっと深い話があるので、またの機会に詳しくお伝えします。
で、食べ物を分解するのは体内の「酵素」。
そして「酵素」は食べ物にも含むのですね。
生の野菜・生の果物・発酵食品。
そう、「酵素」は生ものだけ…熱を通した食べ物には”含ま無い”のですね。
だから「生野菜をたくさん食べて下さい」とお伝えしています。
食べ物から酵素を摂ることで、消化の補助になり消化負担が軽減すると。
そこで、今回のおすすめ!
『叩き胡瓜の胡麻みそマヨ』
生の胡瓜を使った簡単な一品。
「胡瓜」には他の野菜にはない酵素を含んでいて、
酵素栄養学の鶴見隆史先生が著書など解説しているのですが、「ホスホリパーゼ」という【脂肪分解酵素】を持っています。
字のごとく脂肪を分解してくれる酵素。
例えば、献立に脂っこい料理がある場合にその消化を助け、負担が減るわけです。
また、鶴見先生は脂肪を分解してくれるということで、ダイエット効果もあると仰ってます。
「キュウリなんて水分ばっかりで栄養なんかないよ!」
という人もいますが、そんなことないわけです。
たしかに水分は多いですが、「ホスホリパーゼ」という特殊酵素を含み、油物を食べた時の消化負担をやわらげ、ダイエット効果にも繋がるのですから、
”胡瓜様”を侮っていけませんよと…
ただ、生で食べる場合、新鮮で水分をしっかり含む胡瓜ほど硬い。
丸かじりすると結構な噛み応えがあり、長く噛んでいると顎も疲れることも…
年配の方は、かなり強い力で噛まないと噛みちぎれないという食べにくさがあるわけです。
そこで、ちょっと一工夫…
「たたく」
居酒屋さんの一品メニューでもよくある「叩き胡瓜」ってやつです。
適度な強さで叩いて潰し、食べやすい大きさに裂く。
硬いのは皮側。
中はやわらかいので、潰れていれば噛みやすい。
「叩く」という一工夫っで、強い力で噛まなくても、すんなり噛めて適度な歯ごたえもあり、良い食感に!
やっぱり、食べやすい方がいいですよね。
で、胡瓜は独特の青臭さもあるので、味付けもちょっと工夫して食べやすくしました。
「ごまみそマヨネーズ」
胡麻、味噌、マヨネーズを混ぜるだけ。
胡麻風味に味噌でコクが加わり、定番マヨネーズで食べやすい味に。
これなら胡瓜の青臭さが苦手な方でも食べやすい。
発酵している味噌を使えば、味噌からも酵素が摂れます…
私、夏場はよく胡瓜を一本丸かじりして何も付けずに食べるのですが、
さすがに飽きたので、叩いて「ごまみそマヨネーズ」を付けて食べたわけです…
食べ出すと「胡麻みそマヨ」がクセになる。
付けすぎにご注意下さい(笑)
それとマヨネーズは油分が多いですが(というか8割が油)、ちょっとの付けすぎならご心配なく…
胡瓜の酵素、「ホスホリパーゼ」が脂肪を分解してくれますから。
こういった「生野菜」のレパートリーを増やしておくと消化の負担を軽減できますよ。
「ごまみそマヨネーズ」のレシピみて下さい!
↓↓
【材料】(1人前)
キュウリ(大)…1本
粒胡麻…少々
塩…3つまみ
【胡麻みそマヨ】
マヨネーズ…大さじ1杯と1/2杯
すり胡麻…大さじ1杯
みそ(麦味噌)…大さじ1杯
濃口醤油…小さじ1/3杯
※塩気の強い味噌を使う場合は、みりんをちょっと入れて下さい。
※一味唐辛子はお好みでかけて下さい。
少しピリッとさせると美味しいですから。
胡瓜の瑞々しいさとシャキシャキ食感と濃厚胡麻みそマヨとの相性が抜群!
ビールの肴になってくれますよ。
是非、作ってみて下さい。
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