【ダブル「食物繊維」効果!】
今回は、「ごはんが進む!まいたけ・こんにゃく・ひき肉で作るちょい辛炒め物」を伝授します。
今回の料理で使う「まいたけ」と「こんにゃく」…
これらには共通点があります。
それは「食物繊維がそこそこ多い」ということ。(キノコ全般、食物繊維が多い)
食物繊維は、近年その重要性から第6の栄養素として加えられたことは、ご存知だと思います。
腸内環境に直結する非常に大事な成分。
その食物繊維に様々な種類がありますが…
ここからちょっとだけうんちくを語りますが、覚えなくても良いです。
何となく「健康にプラスになるんだな」くらいの感覚で聞いて下さい(笑)…
まいたけには「ベータグルカン」、こんにゃくには「グルコマンナン」という食物繊維が含まれてます。
まいたけの「ベータグルカン」は、コレステロールを下げる、免疫細胞のはたらきを活発にする、腸内環境を調整する、コレステロールを下げるといった効果。
で、こんにゃくの「グルコマンナン」は、体内酵素で分解できないので、そのまま腸に流れて腸内をガリガリ掃除しながら排泄されます。
粘度が高く、他の成分と絡み合って排せつ物の量が増し、腸の動き自体も活発になります。
要は便秘に効果的ということ。
血糖値を下げる効果にも関与していたり、腸内のビフィズス菌を増やしたり、ベータグルカンと同じコレステロール低下の効果もあります。
で、腸内菌の中には食物繊維を分解する酵素を出してくれる菌もいるので、「グルコマンナン」の腸を活発にさせる効果はその菌を増やす作用にも役立ってますね。
という感じで「ベータグルカン」も「グルコマンナン」も、
結構、健康に役立つ奴なんです。
これらの成分を含む食材を合わせた料理なら、健康効果も高まるでしょ?ということで、
おすすめ料理がこれ!
『舞茸とコンニャクと挽肉のちょい辛炒め』
まいたけ、こんにゃく、ひき肉を炒め、ちょっと辛みを効かせたタレを絡めるだけ。
パパっとできる簡単な炒め物。
コチュジャンを使った甘辛味なので、ごはんが進みますね。
また、ビールを進ませる酒の肴っぽい味付けにもなってます。
料理のポイントとしては、水溶性の食物繊維は水分に溶け出てしまうので、
まいたけもこんにゃくも必要以上に洗わない事。
そう、「ベータグルカン」も「グルコマンナン」も水溶性の食物繊維なのです。
レシピの工程でも「まいたけ」は洗いませんし、「こんにゃく」は石灰抜きで茹でる以外は洗ったりしません。
特に調理で難しいことはないので、簡単に作って頂けますよ。
で、自画自賛になっちゃいますが…
いつもレシピ作る時は、
「こんな感じの味に仕上がるだろうな」
と予想立てて試作に入るのですが、今回は想像していた以上に美味しく仕上がったのでちょっと驚きました。
「お~!旨いやんこれ!」
試作なのに思わず、ごはん食べちゃいました。(最近、お米食べてないので余計に食べたくなりました…)
とはいえ、想像と違い、美味しくないこともありますけどね。
「あれ?なんかちょっと違うな」
そんな時は1からやり直し…
何でも同じですが、常に上手くいくとは限らないですね。
レシピに関しては今のところ、成功8:失敗2くらい。
(失敗と言っても全く食べられないくらいの失敗は一度も無いです…さすがに。自分で納得いかない失敗です)
これがもし、2:8だと元料理人としては恥ずかしいですから。
そんな料理の一場面からも人生哲学が学べます(笑)
レシピ見て下さい。
↓↓
【材料】(1~2人前) | 分量 | 備考 |
まいたけ | 1P(150g) | |
こんにゃく | 1/2丁(120g) | |
豚挽き肉 | 100g | 鶏もも肉のひき肉でもOK |
胡麻油 | 小さじ2杯 | |
すり胡麻(飾り用) | 少量 |
【ピリ辛タレ】 | 分量 | 備考 |
酒 | 大さじ1杯(15cc) | |
濃口しょう油 | 大さじ1杯(15cc) | |
みりん | 小さじ2杯(10cc) | |
コチュジャン | 小さじ2杯〈12g〉 |
1、こんにゃく(120g)は、長さ3cm・幅5mmで切ります。
※切る前に軽くまな板に叩きつけてやわらかくする。
2、少量の湯で3分茹でます。(沸騰から)
※石灰抜きの作業
3、丘上げにします。
※ザルにあけ、自然に冷ます。
※湯は捨てる。
4、まいたけ(1P)は、一口サイズにばらします。
5、根元の部分は、幅3mmの薄切りに。
6、【ピリ辛タレ】を作ります。
小ボウルに酒・濃口しょう油(各大1)、みりん(小2)、コチュジャン(小2〈12g〉)を入れて、混ぜておきます。
7、炒めます。
フライパンを強火で熱し、胡麻油(小2)を入れ、30秒ほど熱したら、
ひき肉を入れ中火にして炒めます。
8、ひき肉の色が全体に変わったら、まいたけ・こんにゃくを加えます。
9、「まいたけ」がやわらかくなるまで炒めます。
10、まいたけが8割程度やわらかくなったら、【ピリ辛ダレ】を加わて絡めます。
11、タレが絡んだら出来上がり!
12、平皿に小高く盛ります。
13、すり胡麻をかけて、完成です!
タレの程よい辛味と甘辛味、
そして、まいたけ独特の風味が食欲をそそり、ごはんが進みます。
副菜としても役立つと思いますので、
是非、レパートリーに加えてみて下さい。
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