この軟らかさ!真のかぶら食感!
佐藤 周生です。
今回は、「かぶら&大根が最高の食感で食べられる皮の剥き方」を伝授します。
「大根入りの味噌汁」を食べたとき、繊維質のようなものが口に残ったことはないでしょうか?
これ、けっこう嫌な食感。口の中に残る。
おそらくそれは、大根の皮の繊維。
細かく言うと大根の皮の内側の”繊維質”。
多くの方は、何かのレシピをみて「大根の皮を剥きます」と説明があると一番外側の硬い部分だけを剥きます。
実は、その白い皮の内側に嫌な食感となる「粗い繊維」があります。
鮮度の抜群の瑞々しい大根やかぶらで細かったり、小さかったりすれば、
繊維もあまり気にならずに食べられるのですが、鮮度が落ちてくると水分が減って 「粗い繊維」 の存在感が増して口に残ってしまう。
硬い(白い)部分の皮だけ剥いたのでは、ほんとの素材のいい食感を感じれらのです。
ですが、簡単に解決できます。
それは「分厚く剥く」、これだけ。
白い皮だけでなく、その内側の粗い繊維質も合わせて剥いてしまうわけです。
大根やかぶらの大きさで変化しますが、約5mm~7mmの厚みで剥けば嫌な食感の繊維質は取り除けます。
大根やかぶらを輪切りに切った場合断面をよ~くみると分かりますが、白い皮の2、3mm内側に線の模様が見えます。
丸い円を描く”線”。ここが境目です。
線の内側は繊維質が口に残らない実。外側の白い皮とその境界線までが、粗い繊維質。
これを目安に、大胆に分厚く皮を剥けば最高の食感で食べられます。
私、この方法、当たり前の作業として修行時代からやってきました。
なので、大根やかぶらの皮をむく時に薄く剥ける皮むき(ピーラー)を使うことに、ものすごく抵抗を感じていた時期がありました。
今回は、この方法をかぶら料理で説明していきます。
「温まる!かぶらのカニ玉子あんかけ」
あっさり味に焚いたかぶらに「カニかま」と卵を加えた『餡』をかけて食べる、体が温まるホットな料理です。
私、これだけでごはん2杯食べました。
それほどおかずに十分な一品です。
このレシピの中で「皮を分厚くむく方法」詳しく説明します!
↓↓
【材料】 (1人前)
かぶら(中、直径10~12cmくらい) ・・・500g(丸ごと1個)
【かぶらの煮汁】
(出し汁12:みりん1:薄口醤油1)
水・・・360cc(180カップ2杯)
酒(清酒)・・・30cc(大さじ2杯)
みりん・・・30cc(大さじ2杯)
淡口醤油・・・30cc(大さじ2杯)
粉カツオ節・・・小さじ2杯
【カニ玉子あん】
(出し汁10:酒1:みりん1:薄口醤油1の割合)
水・・・150cc
酒(清酒)・・・15cc(大さじ1杯)
みりん・・・15cc(大さじ1杯)
淡口醤油・・・15cc(大さじ1杯)
粉カツオ節・・・小さじ1杯
カニかまぼこ・・・30g
卵・・・1個
水溶き片栗粉・・・10cc
(片栗粉5g+水5cc)
※鰹削り節でとった鰹出し汁を使う場合は水の分量が”鰹出し汁”になります。(360cc)
この場合「粉カツオ節」は、入れません。
かぶらだけたくさん焚いておいて、食べる時に餡だけ作ってかける、
そんな感じで「作り置き副菜」にすることもできます。
是非、作ってみて下さい!
皮さえ分厚く剥けば「かぶら」や「大根」の真の食感と優しい味を楽しめます。
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