「菜っ葉類の”下味”、究極メソッド」
佐藤 周生です。
「失敗なし!確実に美味しく作れるちょこっと上品な野菜料理、その4」
「和え物の下準備の基本がマスターできる!なの花の簡単和え物」を伝授します。
今回の野菜料理からは、”乾物”から離れまして、生の野菜を使った料理です。
「なの花」。
あの苦~い春野菜。
本来の旬は、3月、4月。
でも、2月になるとスーパーの野菜コーナーに並びだします。
料亭さんの需要にあわせ種類によっては、12月下旬から並ぶところもあります。
春が近づく?
かなり寒いですが・・・
で、この「なの花」で簡単な”和え物”。
軟らかく茹でて、よく水にさらし苦味を抜き、「海苔」をクシャっと握りつぶして茹でた「なの花」と和える。
これだけ。
めちゃくちゃ簡単にできる一品料理。
ちょっと変わった方法で「なの花」に下味を付けるので、「海苔」と「胡麻油」と共に和えるだけで美味しくなるのですね。
海苔の磯の風味、胡麻油の風味も加わり、爽やかでコクもあり、あっさり味の酒の肴になってくれます。
あとから感じる「なの花」の程よい苦味は、酒を進めてくれます。
また、海苔の黒色と菜の花の緑色で色のコントラストが美しく、ちょっと高級感も感じます。
で、
今回のレシピを熟読しておけば、菜っ葉系の和え物の下準備の方法がマスターできます。
料理の基本の1つですね。
なので、「ほうれん草」でも「小松菜」でも「水菜」でも、同じように活用できます。
あなたは和え物が片手間で出来るようになるわけです。
基本的には、菜っ葉系の和え物の下味は、お吸い物を濃くしたくらい味の合わせだしに浸け込みます。
これだと時間がかかって結構めんどくさい・・・
が、今回レシピで伝授する【変わった下味のつけ方】は猛烈に簡単!
超!短時間で下味が食材に滲み込みます。
菜っ葉を茹でた後の水っぽい味を抑える「下味」というのは和え物を作る上でかなり重要です。
水っぽい味=後味が悪い。
その重要な「下味」が、片手間で出来るわけです。
これは、筋金入りのめんどくさがりな私ならではのズボラな方法。
でも、店で超忙しい時は仕込みでも使って実証済み。
効果は抜群です。
「水っぽさ」は、消え去ります。
私の中では、究極のメソッド(方法)だと思ってます。
あなたが「それ、どうやるの?」とちょっとでも思った場合は、すぐにレシピ見ておいてください。
↓↓
【材料】
菜の花・・・1束(200g)
海苔(刻み海苔、おにぎり用など)・・・5~6枚(3g)
濃口醤油・・・大さじ1と1/2(20cc)
かつお削り節・・・軽くひとつかみ
胡麻油・・・小さじ1杯
塩・・・小さじ1杯(塩茹で用)
胡麻油が隠し味のような感じで香りとコクを出します。
下味でつける、かつおの風味も濃厚でなの花の苦みを抑え、ほんのりした苦味に感じて酒の味を邪魔しません。
シンプルな調理で作れる「なの花の和え物。
そろそろスーパーでも「なの花」が並ぶ時期なので、見つけたらすかさず買い物カゴに入れましょう。
是非作ってみて下さい!
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