「失敗煮物の作り直し法とは?」
佐藤です。
今回は、野菜料理の伝授は一回お休みしまして、「煮物が辛くなった時の”作り直し法”」を伝授します。
先日、伝授した「軟らか!昆布巻き煮」。
最後におすすめした、乾燥”昆布巻き”の販売サイトの”昆布巻きの素”ですが、初めから味の付いたタイプでした・・・
すいません!確認が甘く見落としていました。
読者さんから、「あのサイトの”昆布巻きの素”で焚いたら辛くなったのですが・・・」
と、ご指摘頂き「味付きタイプの昆布巻き」だと明らかになりました。
買って頂いた方、申し訳ありませんでした・・・
レシピ通りに焚くと辛い味になると思います。
すいません。
サイトで販売しているほとんどの乾燥”昆布巻き”は味付きのようです。
その場合、「軟らか!昆布巻き」のレシピの”9、”の”煮汁が半分の量になるまで・・・”を、”煮汁が2/3になるまで”に変えて作ってみてください。
(煮汁が2/3残る状態で煮詰めるのを止めて下さい。)
今回の場合、完全に私に問題があったのですが・・・
もし、あなたが、何か煮物を作った時に食べたら「辛かった。」「煮詰めすぎて、辛くなってしまった。」
こんな場合に美味しく食べられる味に”手直し”する方法があります・・・
これは、ある程度”煮汁”がある煮物ならほとんどの煮物料理に応用できる方法です。
あなたがマスターしておけばもし、煮物に失敗しても作り直して食べられるように出来ます。
失敗した煮物を我慢して食べる必要が無いわけです。
それは、「作り直し法」。
かっこつけた名前ですが、簡単いうと”薄める”。
焚いた煮物を崩れないように鍋に入れ、煮汁も入れ、「水」を加えます。
沸騰させ煮物の中まで熱が入ったらすぐ火を止める。
で、薄まった煮汁の状態で冷まします。
このまま、おけば、浸透圧で煮物の濃い味が煮汁に出て丁度いい味加減になります。
店の煮物でも稀に焚きすぎることがあるので、そんな時は「作り直し法」を使います。
薄まって、辛い味がちゃんと美味しい味に変ってます。
是非!知っておいて欲しいのでさらに詳しく説明します。
↓↓

まず、焚いた大根と煮汁を鍋に入れます。(大根は崩れないようそろ~っと丁寧に入れます)

(煮詰まり具合によって水の量の加減は若干、変化しますが、今回の場合「かなり、煮詰まって辛い!」を想定して説明します)


(煮物1コ1コが大きめの小芋や分厚い大根の場合、中心まで熱を通すのに時間かかるので1分半~2分焚いて完全に熱を通して下さい、
中心まで熱が入ってないと腐る原因になります)
この↑状態で冷まします。
できるだけ早く冷ました方が煮汁の蒸発を抑え、濃い味になるのを防げます。
寒い時期なら、冷蔵庫より暖房の効いてない部屋や廊下、玄関付近の方が冷却力があると思います。
冬場、私は煮物など早く冷ましたい時は外に出します。
かなり早く冷めますよ。
冷蔵庫より冷蔵庫になります。
(鍋ごと外に出す場合はフタをします、熱が逃げやすいよう、少し隙間をあけて・・・)
一晩寝かせれば、煮物本体の濃い味が抜け、薄めた煮汁の味が浸み込んでいくので、食べごろの味加減になると思います。
「この煮物失敗したな・・・」
と思ったら、「作り直し法」を使ってみてください!
「昆布巻きの素」、確認が甘く申し訳ありませんでした・・・
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