【牛乳でガンのリスク50%増加!】
今回は「素材の味を生かした体にやさしい安心のポタージュ」を伝授します!
健幸料理家 佐藤周生です。
「ポタージュ」というのは、本来、フランス語でスープ全般のことを指します。
日本では「”牛乳”を使ったとろみのあるスープ」で認知されたいますので、今回のおすすめ料理は、そのようなスープだと思って下さい。
ですが、問題は「牛乳」…
健康に詳しい方ならご存じの通り、「牛乳はカラダによくない」という情報も多くあります。
その理由は様々なので、私が一番問題だと思う、牛乳が健康によくない理由を1つ取り挙げます。
これは牛乳を含めた乳製品、さらに肉類全般に当てはまることです。
私たちの体には、インスリン様成長因子(IGF-1)という子供が成長する際に欠かせないホルモンの1つですが、乳製品や肉類などの「動物性たんぱく質」を多く摂っていると体内にIGF-1ホルモンが過剰に発生します。
しかし、成人した大人の体にはIGF-1ホルモンはほとんど不要となるため、逆に体内でIGF-1ホルモンが増え過ぎると【細胞のガン化を促進】してしまうのです。
特に「ホルモン依存性ガン」と言われる、前立腺ガン、肝臓ガン、乳ガン、卵巣及び精巣ガンなどは、体内でIGF-1ホルモンが増加することで発症することが分かっています。
実際、2003年12月、アメリカの国立ガン研究所で行われた研究では、各種チーズを最も多く食べた人が乳ガンのリスクを53%増加させていたことが分かったり、さらに牛乳を最も多く飲んだ一部疾患を持つ人は、乳ガンのリスクが58%増加したということも分かるなど、こういった研究データは数多く出ています。
このように牛乳や肉類に含む動物性たんぱく質の摂り過ぎはガンのリスクを激増させてしまうため、私は牛乳は健康に良くないと思っているのですね。
ですから、できるだけ牛乳を料理で使わないほうがいいと思い、今回おすすめするのが…
「豆乳」と旬の野菜「かぶ」を使った簡単ポタージュ!
そう、牛乳の代わりに植物性たんぱく質の「豆乳」を使います!
で、通常、ポタージュで使う野菜は、じゃが芋と玉ねぎなど、数種の野菜を組み合わせることが多いのですが、
今回はあえて「かぶ」のみ。
かぶは甘味が強く、特に加熱するとさらに甘みが引き立ちます。
今回は、かぶの甘味を生かしたポタージュに仕上げました。
「かぶ」と「豆乳」のあっさり味をカバーするため、少しバターを加えてコクを足し、アクセントを付けています。
あっさりだけどほんのりコクがあり、ベーコンの燻製風味も加わって、一滴残らず飲み干してしまう味になってます。
(※ベーコンは豚肉で動物性たんぱく質ですが、美味しくするためにちょっと加えてます。そしてできれば無添加をご使用下さい)
作り方も簡単!
バターで「かぶ」とベーコンを軽く炒め、水を加えて茹でる…
やわらかくなったら汁ごとミキサーでペースト状に。
(※ミキサーが無くてもOK。詳しくはレシピで)
豆乳を加えて塩・コショウで味付けするだけ…
「かぶ」という素材の味をそのまま楽しめるスープですね。
私、試作で3回作ったのですが、産地が異なるかぶを使うと仕上がりの味に差が出ました。
どんなレシピでも同じですが、素材が変われば味も変わる…
レシピ通りに作っても美味しくならない料理というのは、そういった所にも問題があると思います。
レシピは100%完ぺきではないということですね。
ですから、若干の味の微調整は必要。
とはいえ、今回の「かぶの豆乳ポタージュ」の場合は、塩加減の調節だけでOK。
かなり簡単に美味しくできますので、ご安心を!
お好きな味の濃さに仕上げて下さい。
おすすめは若干薄味。
なぜなら「かぶ」のそのまま味…甘みと風味を味わって欲しいから。
あまり濃い味にするとそれが分かりにくくなります。
味見した時に「ちょっと薄いかも…」と思ったところで、味を足すのをストップしたほうがいいです。
味見で薄いと思っても、食べる頃には丁度いいと感じるものです。
味見の時と実際に食べる時の口に含める量が違えば、感じ方も変わりますから。
「ちょっと薄いかも…」で丁度いい感じになると思います。
何より、”牛乳を使わない”、豆乳で作るポタージュなので、安心して食べて頂けます。
では、レシピを見て下さい!
↓↓
【材料】(1~2人前) | 分量 | 備考 |
かぶ(中) | 1/2コ(350g) | |
ベーコン(厚切り) | 50g | ・無添加のベーコン ・豚バラ肉で代用可 |
豆乳 | 100cc | |
水 | 300cc | |
バター | 5g | |
塩 | 小さじ1/2杯 | |
コショウ | 少々 | できれば黒コショウ |
乾燥パセリ(飾り用)あれば | 少々 |
「かぶ」その物の味…甘みと独特の香りを堪能できるポタージュです。
じゃがいもとはまた違った味で楽しめます。
少し応用としては「玉ねぎ」を加える…(かぶといっしょに茹でる)
甘みが増して、美味しいです。
是非、作ってみて下さい。
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