【野菜の味も調味料!?】
今回は、「簡単!肉だんごのみそ豆乳鍋」を伝授します!
佐藤 周生です。
肉だんごの鍋はこれまでにも、いろいろお伝えしてきましたが、
今までの最高にズボラで簡単に肉だんごが作れます…
通常、鍋用の肉だんごというのは「ひき肉」を使い、下茹でします。
ですが、
今回お伝えする「肉だんご」は、豚肉の小間切れを使い、酒・しょう油・おろし生姜・刻みネギで下味を付けて一口サイズに丸めるだけ。
「下茹で」もしません。
しかも、細切れ肉なので、簡単にまとまって丸めやすい。
かなり短時間で「肉だんご」が作れます。
別の言い方をすれば、すごく「ズボラな肉だんご」。
極論、やり方は何でもよくて、最終的に美味しければいいのです。
ということで、
この「ズボラ肉だんご」を使って作る鍋が今回のおすすめ!
『豚小間だんごのみそ豆乳鍋』
豆乳に味噌と淡口しょう油で味付けして、白菜・玉ねぎ・小松菜・しめじ…
そして、「ズボラ肉だんご」加えて煮込むだけ。
鍋料理には「白ネギ」が定番ですが、あえて「玉ねぎ」にして甘みをプラス!
豆乳の鍋だしには通常「みりん」を入れるのですが、みりんは入れずに、
”甘みを加えない”という鍋だしにしています。
野菜の自然な甘みが強くなって美味しさアップ!
例えば、本格的な洋食のポタージュスープは、基本的に味付けは「塩」と「コショウ」だけ。
それだけでおいしく仕上がるのは、じゃが芋や玉ねぎの甘みや旨味が十分出ているからです。
(ポタージュスープの作り方は、じゃが芋・玉ねぎをブイヨンスープでやわらかく煮込んで、それをミキサーにかけてペースト状にし、そこに牛乳を加えて塩・コショウで味付けします。(やり方はいろいろあります))
素材そのままの味を生かすことで全体の味が美味しくなるわけですね。
「野菜の味を調味料の1つとして考える」ことで全体の調味料の量を少なくできます。
この考え方、是非覚えておいて下さい。
スープや煮物などの味付けにも応用できます。
で、『豚小間だんごのみそ豆乳鍋』
を作る時の大事なポイントが1つ…
それは「混ぜながら煮込む」です。
豆乳は(濃度があるほど)鍋底に焦げ付きやすいです。
なので、具材を入れてから”小まめに混ぜながら煮込む”ことが重要。
ここを抑えておけば、大きな失敗は無いです。
私、1年ぶりに豆乳鍋を食べました。
味噌を加えた豆乳鍋だしは、風味がよくて美味しいです。
今回は肉だんごがメイン具材なので、味噌の風味がピッタリでした。
是非試してみて下さい!
↓↓
【材料】 (1人前) | 分量 | 備考 |
豚小間切れ肉 | 100g | |
白菜 | 大1枚(150g) | |
玉ねぎ(中) | 1/4コ(50g) | |
小松菜 | 1株(1/5束 50g) | |
しめじ(大パック) | 1/6P(30g) | |
油揚げ(大) | 1/6枚(30g) |
【肉だんご】 | 分量 | 備考 |
豚小間切れ肉 | 100g | |
おろし生姜 | 小さじ1杯分 | |
刻みネギ | 大さじ2杯分 | |
酒 | 小さじ1杯 | |
濃口しょう油 | 小さじ2杯 |
【みそ豆乳鍋だし】(1人前) | 分量 | 備考 |
豆乳 | 350cc | |
味噌(麦みそ) | 35g | |
淡口しょう油 | 小さじ1/2杯 |



※葉が大きい場合は縦2等分に切る。


※「油抜き」⇒熱湯をかけて表面の油分を抜く。

豚小間切れ肉(100g)をボウルに入れ(長い場合はちぎる)、
酒(小1)、濃口しょう油(小2)、おろし生姜(小1)、刻みネギ(大2)を加えてよく混ぜます。


鍋(小鍋)に豆乳(350cc)を入れ、弱火にかけます。
豆乳が少し温まったら味噌(35g)、淡口しょう油(小1/2)を加えて混ぜます。

※豆乳は鍋底に焦げ付きやすいので、こまめに混ぜながら煮込む。

白菜の葉、しめじ、肉だんごを加えて煮込みます。
※沸騰し始めたらすぐ火を弱める。(拭きこぼし注意)

※小まめに混ぜる。(焦げ付き防止)

お好みで一味唐がらしを少々加えると、味が引き締まってさらに美味しくなります。
是非、作ってみて下さい。
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